函館競輪G3(準決勝)レポート

2024年6月8日 函館競輪場
大阪・関西万博協賛
函館ミリオンナイトカップG3(3日目)
※ナイター開催
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【函館競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
3つのラインが並走状態で迎えた赤板。最内の大川剛が、橋本壮史、野口裕史を出させない構え。打鐘で大川が完全に突っ張り切り北日本ラインが主導権を握ったまま、4番手は橋本、7番手は野口の隊列で最終BSを一本棒で通過。後続は仕掛けられず、大川の番手から抜け出した坂本貴史が1着、2着に櫻井正孝。先行した大川が3着で粘り、北日本ラインの上位独占で決着した。
1着/坂本貴史(S1・青森94期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:1回(22年8月函館)
昨日はちょっと感じ良くなかったですが、しっかり修正しました。ただ経験不足で、踏みすぎたのは反省です。踏みすぎたので、少しでも後ろのラインの邪魔になればと思って。櫻井(正孝)さんがうまく残してくれたと思います。あんなに早い段階からとは思いませんでしたが、(大川が)落ち着いて対応してくれました。(大川は)やる気もあるし、脚もあるのは分かっています。大川君の力で僕と櫻井さんが上がりましたし、大川君が自分の力で3着に残ったのですごく良かったです。
(決勝も)大川君に。G1メンバーがいないのはチャンス。いつも以上に、地元地区のG3でモチベーションも高くなっています。
2着/櫻井正孝(S1・宮城100期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(22年4月武雄以来)
S取りで一杯になりました。キツかったです。(坂本)貴史も車間をあけて、余裕があったからコースもあけてくれました。自分の仕事は3番手で内をしめること。ラスト1周はあけてないし、自分の仕事ができて、ゴール前勝負もできました。もちろん、大川(剛)と貴史のおかげですが、自分の仕事もできたし100点。疲れがあるので、もうちょっとケアします。
(決勝は)酒井君の番手。
3着/大川剛(S2・青森121期)
今回成績:一1・二3・準3
G3決勝:初
(坂本)貴史さんに任せてもらったので。タイミングが3人行きたいところが重なりましたが、たまたま自分が一番内だったの、勝てたと思います。(余裕は)無いです。今まで成績が悪かったし、(記念初優出も)たまたま。後ろの2人のおかげですね。明日も役割が決まっているので、頑張ります。
(決勝は)自力。
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【函館競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
打鐘前に太田竜馬が先頭に立つと、菊池岳仁が打鐘から仕掛けて、最終HSで太田を叩き切る。菊池には、地元の菊地圭尚、竹村勇祐が続いて盤石の態勢を築いていく。4番手を確保した太田竜馬、7番手には大石崇晴の隊列だが、菊池の快ペースの前に一本棒に。菊池岳はそのまま押し切り1着。2着に菊地圭、3着に竹村が入り、ラインでワンツースリーが決まった。
1着/菊池岳仁(S1・長野117期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(24年2月高松以来)
(スタート失敗で)この世の終わりかと思いました。逆にそれで皆、焦ってくれば有利になるかと思って、開き直りました。ラインのおかげです。取れた位置から前々に行こうと思っていたし、(菊地)圭尚さんとは一昨年、失敗していたので、今回は失敗しないで良かったです。ワンツースリー決まったのも良かったですね。
(決勝は)自力。しっかり考えて、集中して頑張ります。
2着/菊地圭尚(S1・北海道89期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:27回目(22年3月大垣以来)
早めに来たら、出していけるところから行く作戦。あとは(菊池に)任せていました。位置取りで動いた分、ちょっと脚を使わされてかなと思いましたが、出てから2コーナーくらいのかかり具合は、最近では味わったことないくらい。叩かせてくれて、ちょっと楽になりました。(最後は)いいところまで迫ったんですけどね。最低限決勝という気持ちだったので、とりあえずは乗れて良かったです。
決勝は(青森の後ろ)3番手。
3着/竹村勇祐(S2・秋田96期)
今回成績:一2・二5・準3
G3決勝:初
スタートは菊池がいないと思ってビックリしました。今日は菊池君に任せていましたし、強かったですね。ずっと上を走っていたので、自分も苦しくなりました。今年の前半がすごく成績が悪かったので、それを考えるとビックリですね。まさか決勝に乗れるとは思っていなかったです。初日、大川(剛)に付いていけているし、そこで気持ちの余裕もできました。
決勝は菊地さんの後ろ(大川-坂本-菊地の後ろで4番手)
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【函館競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板で誘導後位に入った鈴木玄人を阿部将大がおさえると、酒井雄多が仕掛けて打鐘後に阿部を叩いて先手を奪っていく。阿部は引いて4番手で最終HSを通過。7番手から鈴木が捲りを打つと、中団の阿部が合わせて捲り発進。阿部はスピード良く、坂井マークの星野洋輝のけん制もかわして捲り切り1着。最終2センターで6車が絡む落車アクシデントが発生。逃げた酒井が2着、落車を回避した杉本正隆が3着に入った。
1着/阿部将大(S1・大分117期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:2回(24年4月高知)
前を取れれば前からで、でも星野君も早いので、中団だろうなと。取れるならと思いましたが、下りだったので引いて、自分の行けるとこから行こうと思いました。車も伸びて悪くなかったです。周りも見えていました。先行していないので自分の状態が分からないですが、強い捲りは出ていると思うので上々です。
(決勝は)単騎になると思うので、しっかり優勝目指して頑張ります。
2着/酒井雄多(S2・福島109期)
今回成績:一2・二2・準2
G3決勝:初
今日は前から。鈴木玄人も中団を取りに来る選手なので、阿部(将大)君ともつれてくれるかなと。1コーナーくらいまで引っ張れたので、踏んだ距離は長くなかったですが、あと1キロスピードを乗せたいです。そうすれば星野とも決まったレースだったと思います。感触はここ最近ではいいです。G3決勝は初めて。
(決勝は)自力です。
3着/杉本正隆(S2・茨城96期)
今回成績:一1・二2・準3
G3決勝:初
落車に巻き込まれなかったことが。正直、自分でも分からないのですがキツいです。
決勝は菊池(岳仁)君に。連携は何回かあります。
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【函館競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/菊地圭尚(S1・北海道89期)
2/阿部将大(S1・大分117期)
3/酒井雄多(S2・福島109期)
4/大川剛(S2・青森121期)
5/菊池岳仁(S1・長野117期)
6/竹村勇祐(S2・秋田96期)
7/櫻井正孝(S1・宮城100期)
8/杉本正隆(S2・茨城96期)
9/坂本貴史(S1・青森94期)
決勝の並び想定は
4大川-9坂本-1菊地-6竹村
3酒井-7櫻井
5菊池-8杉本
2阿部(単騎)
北日本が6名決勝進出したが、大川に坂本の青森両者に、3番手に純地元の菊地、4番手に竹村が固める4車ラインと、酒井と櫻井の2車ラインに分かれた。
菊池に杉本マークする関東2車。
阿部は単騎となった。
準決勝も積極的なレース運びで見せた大川が、決勝も4車ラインとあって主導権取りに出るだろう。そうなれば、2年前の当開催を優勝している坂本の大会連覇や、3番手からホームの菊地が悲願のG3初優勝を掴むことも。
だが準決勝も逃げ切った菊池は2車でも積極的に仕掛けてくるだろうし、混戦になれば、単騎戦も強い阿部の動向が気になるところ。
ガールズ・S級ともに、要注目の決勝をお見逃しなく。
※同時開催の4日制ガールズケイリンの決勝メンバーは次ページをご覧ください!
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