TOP > 競輪 > LEVELの信念

競輪

2018/01/17

P-Navi編集部

LEVELの信念

LEVELの信念

“フレームビルダー”とは自転車のフレームを作る職人のことだ。
当たり前だが、人間の身体は各個人の特徴があり、まさに千差万別。例えば、身長が同じであっても腕や脚の長さ、筋力も個体差がある訳だからフィーリングも異なってくる。それゆえに、特に競技に関わっている選手にとって身体にマッチしたフレームというのは生命線であり、各個人に合った、効率良く力が伝わる自転車が必要となるのだ。だが、既製品の中からそれを探し出すのは困難を極める。そこで活躍するのが“フレームビルダー”で、世界に1台の「オーダーメイド自転車」を技術と知識を駆使して世に送り出している。
今回は競輪界でもトップ選手が数多く愛用するLEVEL(株式会社マツダ自転車工場)へ足を運んだ。そして、代表取締役であると共に、熟練の“トップビルダー”でもある松田志行にお話しを伺ってきた。
***************

[出走表にメーカー名も載せて欲しい]

スキー、スケート、競輪とかって、道具を使うスポーツなんですよ。
道具の良し悪し……要するに合う、合わないで選手の成績が変わってくるもの。
昔は出走表にもメーカー名が出ていた。
現在、メーカー名は成績に関係しない、スペースがないと、削除されちゃっていますね。
でも、新聞とか予想紙の情報として「●●選手は新しいフレームにした」とか出るじゃないですか。
やっぱり、メーカー名も少しは予想の参考になるんじゃないかなって、個人的には思うんですよね。

オーダーメイドの自転車への関心は高まっていますよ。
昔は時計や宝石という分野が人気だったけど、自転車の専門学校もできて、凄い人気があるらしいです。
学校っていうのは就職の為、自転車関係の仕事に就きたいということですよ。
実際に、まず1/3以上が自転車メーカーに就職。
もう1/3くらいは実家が自転車屋であるとか、これから自転車屋をやりたい。
残りの1/3がビルダーになりたいって。
(フレームビルダーはメーカーに就職する企業内ビルダー、個人で工房やショプを持つ個人ビルダーに分かれる)

ページの先頭へ

メニューを開く