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競輪

2018/01/17

P-Navi編集部

LEVELの信念

LEVELの信念

[選手と綿密なやり取り]

あと、ウチは選手に足を運んで貰う。
それで身長やら股下など全てウチで測って、選手と話しながら設計図を作る、寸法なりパイプの種類なりも決める。
パイプの切り方も剛性を考えて…………(以下、企業秘密)
要するに同じフレームなんてない。
新しいフレームは封から開けて、最初は堅いとかいう話しがよくある。
だから、2〜3ヶ月乗り込んでからレースで使う。
それはプロの道具としてはダメじゃないかなって。
封を開けた時からベストの状態。
その代わり、寿命は少し短くなるかも知れない、たわんで来ますからね。
そういう話しも電話なんかじゃできないです。
このやり方が正しいかどうかは分からない、面倒だと思う選手がいたら仕方ないですよ。
選手によってはもっと上を目指して、他メーカーさんに行くのも構わない。
「どうしてウチの乗んないの?」なんて無理に追いかけたりしない。
そういうスタイルでやっていますね。
中にはこっちが合わないと言うか、要求が高い選手もいる。
そういう時はハッキリ、ウチはここまでしかできないって伝えるようにしています。
さすがに他メーカーさんへ行ってくれとは言えないけれども。
そういう選手は他メーカーさんから「あの選手、大変じゃないかよ。なんで紹介なんかするんだ」って、連絡があることも。
そりゃ、そうでしょ(苦笑)。
それに紹介はしていない、ウチではできないって、断っただけですから。

やっぱり、作る時の考え方が違えば、やり方が違う。
やり方が違えば、出来上がるものも違う。
それぞれがウチの自転車が一番良い、強い選手が乗っているんだからと思っているでしょう。
それはそれで、私は私の思いで作っているだけって、そういう話しなんですけれども。
ウチなんか5〜6番目(競輪界でのシェア)ですから。
でも、クレームは来ない。
そして、ズーッと、乗ってくれる。
どっか(他メーカー)に行っちゃわないかな?なんてことも思わない。
そりゃ、他メーカーに行っちゃう選手もいる。
だけど、戻って来る(笑)。

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