四日市競輪G3(3日目)レポート

2023年4月3日 四日市競輪
大阪・関西万博協賛「ベイサイドナイトドリーム」G3(3日目)
※ナイター開催
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【10R=S級準決勝】
赤板で山田諒が抑えにいくも、前受けの新山響平が突っ張る。新山が先行し、山田、竹内雄作が続く態勢となるが、最終HSで内から諸橋愛が追い上げて、新山の番手をキープ。中団には野田源一が続く。最終2コーナーから鈴木裕が捲りに出るも、中団まで。新山が逃げ切り1着、3番手から中田健太がゴール前伸びて2着、諸橋が3着に入線した。
1着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:4回(20年3月玉野)
二分戦だったので、山田(諒)も止めずに来ると思ったし、そこでどの程度の力を出して残せるかを試しましたが、意外に残せましたね。初日ダメだったところを、昨日修正できて、今日は昨日と変わらない感じ。もう少し何か欲しいですが、自転車もイジりようがないので、このフレームでできることをやります。
決勝も自力で頑張ります。
2着/中田健太(S2・埼玉99期)
今回成績:一2・二5・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(22年10月京王閣以来)
僕が前を回ることはないですけど、諸橋さんのハコで良かったなと思います。諸橋さんなら内でも外でも、もう一度追い上げてくれると分かっていたので、想定外ではありましたが、安心感がありました。余裕もあったので、3人で決めることを最優先。自転車も微調整して良い方向に行きました。
決勝は新山君の番手。
3着/諸橋愛(S1・新潟79期)
今回成績:特5・二2・準3
G3優勝:8回(21年4月四日市)
何も言うことはないです。弱いだけ。感じが良かっただけに、残念。恵まれたけど、前が強くて助かった感じです。明日も頑張ります。
決勝は単騎。
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【11R=S級準決勝】
打鐘で7番手から皿屋豊がスパートするも、前団の金子幸央もペースアップして主導権を譲らない。皿屋、金子幸の主導権争いとなるが、最終HSから皿屋マークの浅井康太が捲りで抜け出す。浅井がそのまま押し切り1着、阿部拓真の仕掛けに乗って直線伸びた成田和也が2着、北日本3番手の庄子信弘が3着に入線。
1着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:30回(21年9月松阪)
スタート負けて、初手は中団。その中で、皿屋(豊)さんに全部任せていました。反省点も特にないかなという感じ。金子(幸央)君も皿屋さんを合わせ切って強かったです。そこで自分は外を踏んで出て、苦しかったけど、皆がいいレースした感じでしたね。自分の判断はできたし、出し切れたレースはできたのかなと。しっかりこのシューズを踏み切れれば、もう少し強くなれる、鍛えられる感覚もありました。
決勝は、西日本で固まって嘉永に。連携はしたことないですが、仲はいいので。
2着/成田和也(S1・福島90期)
今回成績:特1・二2・準2
G3優勝:4回(13年6月函館)
アベタク(阿部拓真)が前々に攻めてくれたので、あとはそれを見極めて。最終BSではどうするかという感じでしたが、(阿部が)まだ前に踏んでいたので。でも、2センターで合わされた感じだったので、外に踏みました。状態は問題ないです。
(決勝は)北の3番手です。
3着/庄子信弘(S2・宮城84期)
今回成績:一5・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(21年2月いわき平以来)
金子(幸央)君も踏んで先行争いになって、(阿部)拓真も前々に行ってくれて、チャンスができて良かったです。成田(和也)も最終BSで余裕ありそうだったし、僕も削られていなくて、この展開ならもしかしたらあるかなと思っていました。
決勝は北の4番手。
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【12R=S級準決勝】
武田亮が赤板過ぎに先頭に立つと、中団は南潤、7番手は嘉永泰斗で打鐘を通過。最終HSで南が仕掛けると、武田を叩いて先手を奪取。武田は南の番手を捌いて2番手に入り、さらにマークの守澤太志が続く。最終1センター付近から嘉永が捲りを打ち、南を捕えて先頭も、守澤が巧く切り替えていく。ゴール前で嘉永をかわした守澤が1着。2着に嘉永、近畿3番手回りだった渡辺十夢が直線伸びて3着に入線した。
1着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:3回(22年11月四日市)
武田(亮)君が行かれてからも、粘ると思わなかったですが、捌いてくれて、自分にチャンスができました。嘉永君が強かったから、久米(良)君も口があいたと思うし、ラッキーでしたね。(感触は)今日が一番良かったですが、まだまだ。
決勝は新山君に。ラインも長いですし、しっかり番手で頑張ります。
2着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:特6・二2・準2
G3優勝:1回(21年10月熊本記念in久留米)
強いですね…。タイミングよいところでいったのに、最後に守澤さんが来ましたね。焦ることもなく、冷静ではいました。感触は日に日によくなっています。
決勝は、浅井さんの前で自力。責任にある位置なので、しっかりと頑張ります。
3着/渡辺十夢(S2・福井85期)
今回成績:一1・二5・準3
G3優勝:0回
G3決勝:11回目(19年12月伊東以来)
前が捌かれて下げてきたときに、もう無いかなと思っていましたが、諦めずに最後まで踏みました。意地でやめなかったのが、良い方に向きましたね。何とか、格好をつけた感じになって良かったです。
僕はもちろん、浅井の後ろ。いつも世話になっているのでね。
※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/浅井康太(S1・三重90期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/中田健太(S2・埼玉99期)
5/成田和也(S1・福島88期)
6/渡辺十夢(S2・福井85期)
7/守澤太志(SS・秋田96期)
8/庄子信弘(S2・宮城84期)
9/諸橋愛(S1・新潟79期)
注目の並び想定は
3新山-7守澤・4中田(競り)-成田-庄子
2嘉永-1浅井-6渡辺
9諸橋(単騎)
決勝は、嘉永泰斗の番手に浅井康太、3番手には渡辺十夢が付く西日本の混成ライン。
新山響平に守澤太志、成田和也、庄司信弘が続く北日本4車ライン。
その北ラインに中田健太が番手で競りを宣言。
諸橋愛は単騎の競走を選択した。
連日主導権を握る戦いの新山が、ラインの長さを活かし先行策に出ると北日本勢が優位にレースを運びそうだが、その番手は守澤と中田で競りとなるだけに、動向は注意したい。
また、初連携となる嘉永と浅井だが、タイトルホルダーであり、地元の浅井を従えた嘉永は、いかなる走りで重責を果たすか。単騎の諸橋も、間隙をつき一発に賭けるはずだ。
激戦必至の一戦にご注目ください。
※同時開催の4日制ガールズケイリンの決勝メンバーは次ページをご覧ください!
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