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2023/02/11

P-Navi編集部

川口オートG1(準決勝戦)レポート

川口オートG1(準決勝戦)レポート

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)

スタート速攻を見せた鈴木宏和が逃げ態勢を築いていく。2番手には早船歩、外から加賀谷建明が3番手で続く。2周回1コーナーで加賀谷は2番手に上がり、さらに若井友和も3番手浮上して詰め寄って行く。抜け出した鈴木はリードを保ったまま1着入線。若井も懸命に追うが、2着は加賀谷が入線した。


1着/鈴木宏和(浜松32期)
競走タイム3.363
競走車名:ナアーモ
ランク:S17
今節の成績:3着・1着・中止・1着
G1優勝回数:0回

準決勝戦も目の覚めるような超抜スタートから、6周回を押し切り。「手応えもあったし、スタートも良かった」と笑顔。優出メンバーの中で、鈴木だけ記念優勝を経験しておらず、公開インタビューでも「グレードレースを獲りたい」とファンにアピール。優勝戦で雨に泣かされることも多かったが、今回は心配なさそう。10mオープンの1枠から、オート界No1とも呼ばれるスタートを決めて、悲願の記念初制覇を達成するか。


2着/加賀谷建明(川口27期)
競走タイム3.370
競走車名:プログレス
ランク:S16
今節の成績:1着・1着・中止・2着
G1優勝回数:1回(22年飯塚:開設記念レース)

今節は初日、2日目と連勝スタート。準決勝戦は試走こそやや劣勢だったが、「展開を作って頑張ろう」とスタートから好位置につけてファイナル進出を決めた。昨年の当大会は小林瑞季の準優勝、7月のキューポラ杯は3連勝で勝ち上がるも5着と惜敗が続いた。だが、手術による欠場を経て、復帰戦の11月飯塚でG1初制覇は達成済み。「リングを変えると上向くので交換」して、次は地元G1初制覇を目指す。2018年の永井大介から、グランプリレースは2枠が5連続優勝中。ラッキーナンバーの追い風も吹くか。

11Rレース結果

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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)

抜群のスタートを切った青山周平が、一気に2番手まで上がると、0mハンデの早津康介をとらえ、1周回で早くも先頭に立つ。小林瑞季も2周回1コーナーで3番手に上がり、前を追う。3周回3コーナーで小林は早津を捲って2番手に上がり、抜け出した青山を追う。小林は差を詰めるも、青山が振り切り1着。2着に小林、3着は上和田拓海が入線した。


1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.354
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・2着・中止・1着
G1優勝回数:21回(23年伊勢崎:シルクカップ)

「いかないと厳しいと思った」というスタートをしっかりと決めて、大外一気に攻め上がった。2日目2着で年始からの連勝こそ6でストップしたが、準決勝戦で今節2勝目をあげて圧倒的人気に応えた。「悪くはない」ものの、それでも内容的に「エンジンが少し合っていない」との判断で、タイヤ選択と共に、さらに上を目指していく。10mオープンの大外という厳しい位置をクリアして、1月のシルクカップに続いてのG1連覇をもくろむ。


2着/小林瑞季(川口32期)
競走タイム3.357
競走車名:ギョウジュウ
ランク:S19
今節の成績:3着・6着・中止・2着
G1優勝回数:2回(22年川口:開設記念グランプリレース)

今開催のポスターモデルを務めたディフェンディングチャンピオンが、最後の優出切符を手にした。昨年のグランプリレースで念願だった地元タイトルを初獲得。連覇のかかる今開催だったが、初日から3着6着と精彩を欠いた。それでも「毎日手伝ってもらい」整備を続けた結果、「最高の状態になった」と笑顔。とくに「昨年優勝した思い出のある」クランクへ交換したことが功を奏した。エンジン状態は納得のデキだけに、あとは「タイヤと心を整える」ことに専念する。強豪がひしめく中、優勝戦は6枠。もちろん、狙うは大会連覇だ。

12Rレース結果

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 10mオープン戦
1/鈴木宏和(浜松32期)
2/加賀谷建明(川口27期)
3/小林瑞季(川口32期)
4/永井大介(川口25期)
5/中村雅人(川口28期)
6/高橋貢(伊勢崎22期)
7/早川清太郎(伊勢崎29期)
8/青山周平(伊勢崎31期)

3日目は降雪により中止になった今シリーズだが、4日目は晴れ渡り、気温も13度まで上がり、良走路のもと準決勝戦が争われた。
激戦を勝ち抜いた8名による優勝戦は、豪華メンバーが名をつらねる10mオープン。地元川口からは4名が優出を決める活躍で、伊勢崎からは6から8枠を占める強豪3名、浜松からは鈴木宏和が優出を果たした。
まずは、今年オール連対で突き進む青山の動向が気になるところだが、好メンバーがそろう10mオープンの大外という厳しい位置をいかに克服してくるか。
また、2枠から5枠までを占めたのが地元川口勢で、昨年後半から勢いある加賀谷、連覇のかかる小林や、実力者の永井、中村の逆転も十分だろう。
そして何といっても、スタート巧者の鈴木宏の存在がレースのカギを握ろう。最内からのスタート攻勢で記念初優勝を目指す。
最終日の天気予報は晴れ。全日本選抜オートレースを間近に控え、グレード戦を制覇してSGへ弾みをつけるのは果たして!?

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【G1開設記念グランプリレース・プレイバック】
G1開設記念グランプリレース(22年2月)
優勝者:小林瑞季
G1開設記念グランプリレース(21年3月)
優勝者:有吉辰也
G1開設記念グランプリレース(19年12月)
優勝者:若井友和

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