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2023/11/04

P-Navi編集部

SG日本選手権オートレース(準決勝戦)レポート

SG日本選手権オートレース(準決勝戦)レポート

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【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
1/鈴木 宏和 3.33
2/藤岡 一樹 3.34
3/瀧下 隼平 3.30
4/永井 大介 3.28
5/岩見 貴史 3.32
6/岩崎 亮一 3.31
7/青山 周平 3.28
8/吉原 恭佑 3.33

日本選手権オートレース準決勝戦第11レース
4・永井大介、7・青山周平が好スタートを切って、序盤から両者のマッチレースとなる。最内の1・鈴木はスタートで大きく後手を踏んでしまう。2番手の青山が再三、仕掛けを狙うが、永井も抑えきり、永井はそのまま押し切り1着。ゴール前も詰め寄るが、青山が2着。両者とは車間が開いたが、3着は5・岩見が入線した。

永井大介
1着/永井大介(川口25期)
競走タイム:3.366
競走車名:ビンテージ
ランク:S12
今節の成績:1着・3着・7着・1着・1着
SG優勝:15回(18年:SS王座決定戦)
日本選手権優勝:4回

8月のオートレースグランプリで落車。欠場を余儀なくされ、2カ月後に戦列復帰すると、復帰3節目となる今回のSGで優出を決める離れ業を演じた。準決勝戦では、試走も28で青山と並ぶトップタイム。「エンジンは自信をもっていけたが、まさか28が出るとは」。道中は青山とのマッチレースになり、「ずっと音が聞こえていたし、あけたら滑るので、コースを守った」と8周回を押し切った。日本選手権は過去4度制しており、10年~12年には初の3連覇も達成。3枠から5年ぶりのSG優勝を決められるか。SS王座決定戦トライアル戦にも「まだ1点しかない」状況だが、「選手権優勝だけを目指します」。

青山周平
2着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.366
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・2着・1着・1着・2着
SG優勝:13回(23年:グランプリ)
日本選手権優勝:3回

準決勝戦は永井の前に2着に終わり、「先輩の背中が大きかった」。それでも、今開催、唯一オール2連対で優出を果たした。さらに24レース連続で連対中、11開催連続優出中と安定感は群を抜く。エンジン評価は「連日、安定して悪くないが、もう少し、抜いていける脚があれば」。枠番選択では、5番目の順番ながら、1枠があいているサプライズも。日本選手権2回目の連覇、グランプリから連続SG優勝がかかる一戦に、「10周回を楽しみたい」。

※11レース結果

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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
1/丸山 智史 3.33
2/松尾 啓史 3.28
3/佐藤 摩弥 3.30
4/鈴木圭一郎 3.28
5/掛川 和人 3.30
6/新井 恵匠 3.31
7/篠原  睦 3.30
8/佐藤 貴也 3.28

日本選手権オートレース準決勝戦第12レース
3・佐藤摩がスタート制して逃げ態勢に持ち込み、2番手に4・鈴木、3番手に8・佐藤貴がつづく。鈴木は4周回3コーナーで佐藤摩をさばいて先頭に立つ。かわされたものの佐藤摩は鈴木に食い下がり、佐藤貴も3番手からチャンスを狙うが、そのまま態勢は変わらず。抜け出した鈴木が1着でゴール、2着に佐藤摩、3着に佐藤貴が入線した。

鈴木圭一郎
1着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.356
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・5着・1着
SG優勝:14回(23年:オールスター)
日本選手権優勝:3回

準決勝戦は試走3.28で、競走タイム3.356の一番時計で勝利。スタートで佐藤摩弥の2番手に付けたが「隙が無かったので、一杯いっぱいで突っ込んでいきました」。優出メンバーただひとり4勝目をマークするも、前日から「上積みが全くない」と表情は冴えない。今年ここまで全日本選抜、オールスターと2つのSGを制覇。年間3個目のSGタイトル獲得に向けて、大整備を施し、態勢を整えていく。枠番選択も、1番目ながら、5枠を選んだことが、どう功を奏するか。

佐藤摩弥
2着/佐藤摩弥(川口31期)
競走タイム:3.359
競走車名:Pタン3
ランク:S6
今節の成績:1着・1着・3着・7着・2着
SG優勝:0回
SG優出:8回目(23年:オールスター以来)

好スタートを決めると、鈴木圭一郎には捌かれたものの、2着に粘って自身8回目のSGファイナル進出を決めた。「ミスをしないように。抜かれた後も、直線が良かったので、(鈴木に)付いていって後ろから割られないようにしました」。日本選手権の優出は2018年以来2回目、今年のSG戦線は3回目の優出となった。今年はキューポラ杯でG1初制覇、オールスターでは準優勝と、着実に、そして大きなステップを踏んできた。優勝戦は7枠になったが「まずはトップスタートを切れるように」。その先に、大偉業が待っている。

※12レース結果
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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回5,100m 0mオープン戦
1/青山周平(伊勢崎31期)5番目
2/伊藤信夫(浜松22期)2番目
3/永井大介(川口25期)3番目
4/長田稚也(飯塚34期)4番目
5/鈴木圭一郎(浜松32期)1番目
6/有吉辰也(飯塚25期)6番目
7/佐藤摩弥(川口31期)7番目
8/高橋貢(伊勢崎22期)8番目
※右数字は枠番選択の順番。

枠番選択は、準決勝戦1着選手の4日間競走得点上位(同点の場合は優先順位)から順に希望枠番を選択し、準決勝2着選手も同様の順番で選択を行う。
まず、1番目の鈴木が5枠を選択。次に伊藤が2枠、永井が3枠、そして長田が4枠を選んだことで、5番目選択の青山の番まで1枠があいている事態に。青山は1枠を選び、有吉、佐藤、高橋は6枠から順に埋まっていった。

伊勢崎のSGオートレースグランプリ優勝戦と同じく、青山は1枠、鈴木が5枠の対戦図式となった。グランプリは青山が1枠から10周回を押し切っており、日本選手権連覇がかかる青山が、今回も再現をもくろむ。もちろん今年3回目のSGの期待が高まる鈴木のリベンジ、ベテラン勢の躍動、長田、佐藤摩のSG初優勝も注目を集めるところ。
もうひとつ重要なのが、スーパースター王座決定戦トライアル戦の出場争いだろう。
今回の優出メンバーで、すでに確定しているのは、青山と鈴木、有吉の3名。SG・プレミアムカップの優勝戦ポイントで優勢なのは佐藤、伊藤。永井は現在1点のみで、長田、高橋は点数ゼロの状況だ。
もちろん優勝すれば出場権は舞い込むが、永井、長田、高橋にとってはここがラストチャンスになるだけに、点数争いは見逃せない。

最終日の天気は晴れ。開催ポスターに「頂戦」の文字が躍る今回の日本選手権オートレース。最終日も良走路で、頂点をめぐるファイナリスト8名による壮絶なスピードレースが展開されそうだ。

※矢作公一さんによる最終日の展望予想はこちらからご覧ください。

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【SG第38回スーパースター王座決定戦トライアル戦・出場争い】
◆出場資格:16 名
1:2023年SG優勝者
2:各場競走成績第1位選手(2023年1月1日~10月31日)
3:2023年SG優勝者及びSG・プレミアムカップ優勝戦ポイント上位者

【1:2023年SG優勝者】
鈴木圭一郎
第36回全日本選抜オートレース(浜松)
第42回オールスター・オートレース(飯塚)

青山周平
第27回オートレースグランプリ(伊勢崎)

???
第55回日本選手権オートレース(浜松)

【2:各場競走成績第1位選手】
川口地区:中村雅人
伊勢崎地区:青山周平
浜松地区:鈴木圭一郎
飯塚地区:有吉辰也
山陽地区:松尾啓史

※審査期間:2023年1月1日~10月31日

【3:SG・プレミアムカップ優勝戦得点上位選手】
※(上記のSG優勝者、各地区第1位選手を除く)

順位・選手名・得点
1位:金子大輔 30点
2位:佐藤摩弥 22点
3位:黒川京介 20点
4位:荒尾聡  15点
5位:伊藤信夫 10点
6位:鈴木宏和  7点
7位:西原智昭  7点
8位:佐藤貴也  6点
9位:中村杏亮  5点
10位:篠原睦  3点
11位:永井大介 1点
12位:角南一如 1点

ポイントが同点の場合は、以下の順により上位者を決定する。
(イ)SG優勝戦への出場回数が多い選手
(ロ)SG優勝戦における責任事故回数が少ない選手
(ハ)SG優勝戦における着順位の合計が少ない選手(責任外事故は7着とみなす)
(ニ)選考審査期間(2023年1月1日~10月31日)の全国競走成績の上位者

※11月1日現在の状況です。

SG優勝戦の2着:15点、3着:10点、4着:7点、5着:5点、6着:3点、7着:2点、8着:1点、責外:2点、責任:0点が付与されて、最終的なトライアル戦出場メンバーが決定する。

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【過去の日本選手権オートレース・プレイバック】
2022年11月飯塚
優勝者:青山周平
2021年11月浜松
優勝者:鈴木圭一郎
2020年11月川口
優勝者:森且行
2019年11月飯塚
優勝者:青山周平

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