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2019/10/24

Natsu Sakurai

競輪に夢CHU Vol.19

競輪に夢CHU Vol.19

みなさん、こんにちは!グラビア車券師・桜井奈津です!……と、言いたいところなのですが、最近の私は注目選手やレース展開が合っていてもハズレの買い目を選んでしまう『へたっぴ車券師』だなぁと、非常に反省しきりの毎日です。
しかし、そんな『へたっぴ車券師』なりにも車券に対する『美学』があります。選手のみなさんと一緒にいつも心の中では全力でレースを走っているのですが、改めて、その『美学』について考える機会がありました。

私にとって、プライベートの予想や車券は選手のみなさんに例えるなら『練習』。そして、予想会が『レース(本番)』なのです。

レースでは『1着』が正義であるように、予想会では『的中』が正義になるでしょう。はい、当てなければお金は減ってしまう一方ですから。例え1番人気でも、買い目が多くても、それが正義なのだと思います。
ですが、予想会での私は次やその次、もっと先に繋がる仕掛けや立ち回りができたかどうか?ということをより大切にしています。つまり予想の内容なのです。人気薄の選手をいかに説得力のある根拠で注目できたか?何点の買い目で仕留めることができたか?などなど。ただ勝てば良い訳ではないし、勝つなら「おお〜っ!」と、言わせられるようなカッコイイ勝ち方がしたいのです!

競輪のレースを観ていると、印象に残るのは必ずしも1着の選手だけではありません。漢気のある先行、印象的な横の捌きやテクニックのような内容の部分に心を奪われることも多くありますよね。競輪ファンのみなさんが一緒に熱くなり、私の次の予想を見守りたくなるような、あるいは任せたくなるような内容を常に意識していたいと思っています。
お仕事で予想をさせていただく以上は、その意識を常に高く!そして、いつかはギャラリーのいる前で帯をゲット!なんて夢も掲げています。そのために心がけていることは日々のレースをたくさん観ること。さらにはたくさんの競輪ファンのみなさんとお話しをすること。正しいデータとイメージの積み重ねが何より大切なことでしょう。もちろん、それをすぐに完成させるのは難しい……という訳で、初心者でも『ちょい穴』を狙えるコツを私なりに考えてみました。

1:最終日、特に一般戦を狙ってみる!
必ずその一節の走りをシッカリと、チェックします。どうしても勝った選手にばかり目がいってしまいますが、一般戦回りの選手がどんな風に負けてしまったのか?に注目しながら分析します。

2:穴を開ける選手を覚えておく!
ここが一番難しいところではありますが、ベテランでいわゆる『穴を開けるタイプ』の選手を探して、覚えていきます。養成所での成績上位者や過去のグレードレースで活躍した選手を抑えておくと良いと思います。展開が少しでも向いた時にポテンシャルが発揮されることが多いですね。あとは競輪歴の長い先輩たちに聞いてみたりするのも面白いです。

3:ボックスで買ってみる!
・3連複=4車ボックス(4点)
・3連単=3車ボックス(6点)
個人的にはこの二つがオススメです。本線を抑えつつ穴を開けそうな選手を混ぜて、ボックスに入れておくことがポイントです。初心者の方でも選んだ選手で決まれば当たり!というのは分かりやすいのではないでしょうか。

今回、ここで挙げた三つは私、桜井奈津が『へたっぴ車券師』なりに壁にぶつかり、日々、競輪と向き合う中で思いついたもののごく一部です。
恐らく、100人の車券師がいれば100通りの車券道。そして、美学やアプローチが存在しますが、そのどれもが正解ではなく、間違いでもないのです。それぞれの相性もあり、変化し続けるからこそ、面白いのではないかと思います。

さて、このようなコラムを最後まで読んで下さり、ありがとうございます。みなさんと終わりなき熱い車券道談義ができる日を楽しみにしています!そして、その時までには『へたっぴ車券師』から少しでも進化、成長した姿を見せられるようになっていたいです!

【略歴】

桜井奈津(さくらい・なつ)

1988年9月5日生

愛知県出身

青山学院大学経済学部中退

ミス東スポ2016グランプリ

KEIRINグランプリ2018 静岡アンバサダー

旅打ちが好き

全場制覇の旅は現在43場のうち31場制覇(2018年9月20日現在)

帰りの交通費がなくなるとsuicaをみどりの窓口で返却

デポジット500円を手に入れるという特技をよく使っている

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