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2021/06/17

P-Navi編集部

ツアー・オブ・ジャパン東京ステージ

ツアー・オブ・ジャパン東京ステージ

折り返しを越えた9周目。横塚浩平(チーム右京 相模原)、渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)、岡本隼(愛三⼯業レーシングチーム)、川野碧⼰(弱⾍ペダルサイクリングチーム)、⼩林海(マトリックス パワータグ)が先行、ようやく集団が容認し、逃げ集団が作られることになった。タイム差は30秒あまり。集団は増田を擁する宇都宮ブリッツェンがコントロールする姿勢を示す。
逃げる5人と一定の差をキープし周回を回るメイン集団。最前列にはブリッツェン、その後ろには2位、3位のトマ、山本大喜を擁するキナンサイクリングチーム、さらに後ろには、このステージの勝利を狙うスプリンターチーム、スパークルおおいたの選手たちが並ぶ。


逃げ続ける5名

ブリッツェンにとっては、リスクを冒して今日のステージ優勝も狙いに行くよりは、動きを押さえ込み、このままゴールして増田の個人総合を確実に狙いたい思いもあるだろう。11秒のタイム差を覆す好機を見つけられないキナンもこのまま追随。先頭を捕らえに行くよりは、守る方向になったのか、淡々としたペースで周回をこなしていく。
先頭5名の中には、岡本、川野と2名のスプリンターが入っている。ここに勝機のある選手を送り込んでいないチームからも動きはなく、メインはきれいにまとまった大集団のままレースは進んでいく。


先頭集団から抜け出した川野碧⼰(弱⾍ペダルサイクリングチーム)と⼩林海(マトリックス パワータグ)

ラスト3周、捕まることを嫌った小林、川野の2名が先頭5名から飛び出す。ステージ優勝を狙うチーム、個人総合の順位をひとつでもあげたいチームにとっては、危機的状況のはずだが、リーダーチームのコントロールが盤石なのか、有力チームから新たな動きが出てこない。若手数名の飛び出しがあったが、ほどなく集団に吸収された。


逃げ切りに向け、走り続ける川野と小林


先頭を捕らえたいチームが前に出て決死で追う体制にはならず、横に広がるメイン集団

2名は40秒のタイム差を保ちながら最終周回に突入する。1周の距離はわずか7km。逃げ切りの可能性が極めて濃厚になった。

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