富士スピードウェイを走る!富士チャレンジ200

2周目からは、ペースを作るサポートライダーを筆頭に、先頭集団は完全なレースペースで進んでいくが、多くの参加者は自分の選んだペースでサーキットを走る。今年は参加人数も抑えられており、1周約5kmのサーキットにうまく分散して、周回を回れる体制ができていた。
時速40km以上をキープする先頭集団
サポートライダーが、集団のコントロールを行い、参加者の安全を守る。集団の通過を知らせる笛を携帯
先頭は時速40km以上で周回していくため、追い抜きが起こるが、サポートライダーが参加者を管理し、追い抜き時には声をかけたり、笛を吹いたりして、接触を回避してくれる。サポートの選手間で役割分担を行い、うまく機能していたようだ。
天気が好転し、富士山が雲の間から徐々に顔をのぞかせてきた
レース中盤からは青空が
当初は、この状況下で約1000名が参加するイベントに懸念もあったようだが、解放されたように、幸せそうに、イキイキとサーキットを走る参加者を見て、改めて、皆が集うイベントの価値に気づかされた。バーチャルのイベントも楽しいものだが、富士山の絶景を見ながら、すばらしいサーキットを走れる経験に加え、人と関わり合ったり、競いあったり、同じ経験を共有できることも大きな価値を持つものだ。
全日本チャンピオンの入部正太朗選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)もサポートライダーに。日本チャンピオンジャージで走る
チーム参加の場合は、常に1名が計測のアンクルバンドを着け、走り、残りのメンバーはピットに待機する。分散して長距離を走れるため、脚力に自信のないひとでも挑戦できる。
チーム参加の場合は、計測チップ入りのアンクルバンドをリレーのバトンのように受け渡しし、バンドを付けたライダーがコースに出ていく。この受け渡しの時間短縮も重要なテクニック!
ピットロードで交代を待つ参加者。大人顔負けの走りを見せるキッズライダーの姿も
順番を待つ間におしゃべりしたり、飲食したりと、わいわい楽しむのが常だったが、今回は大会の要請に全員が応じ、分散してピットを使い、空間をあけ、マスク着用が徹底された。感染対策を取り、来場者全員がルールを守ってくれれば、密集しない屋外イベントは、感染リスクは極めて低いと言えそうだ。
ピットやピットロードも、今年は参加者たちがフィジカルディスタンスを保ち、ゆったりと滞在した
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