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2023/11/07

P-Navi編集部

ツール・ド・九州2023 第1ステージ福岡

ツール・ド・九州2023 第1ステージ福岡

集団は、この日最後の中間スプリントポイントへ向かい、山本元喜(キナンレーシングチーム)が先頭で通過。このあとの隙をつき、ダン・ガードナー(ボルトンエクイティース・ブラックスポーク)とケイン・リチャード(ARAスキップキャピタル)の2名が飛び出し、先行した。


ダン・ガードナー(ボルトンエクイティース・ブラックスポーク)とケイン・リチャード(ARAスキップキャピタル)が飛び出しを図る


2名は協調し、逃げ切りを目指して走る

30秒ほどの差を稼ぎ出し、順調にも見えた2名だったが、逃すわけにはいかない集団は、決死の追い上げを見せ、この日最後の山岳ポイント、2級のオレンジロードの登坂で2名を吸収。


オレンジロードの登坂で前に出るJCLチーム右京

選手は、またもやひとつの集団へとまとまり、最後の下りを駆け下りた。ここからの飛び出しは考えにくく、勝負は集団に残る25名ほどの選手間でのスプリントで決められることになった。
この中にメンバーを残した有力チームがせめぎ合いを見せる中、先頭で現れたのは、前日のクリテリウムの勝者、兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)だった。

兒島はそのまま、衰えることないスピードでロングスプリントを決め、フィニッシュラインに飛び込み、見事、連勝を決めた。この日のコース内には、兒島の出身地であるみやま市が含まれており、故郷に錦を飾る活躍となった。


圧倒的なスプリントで連勝を決めた兒島


個人総合時間賞のリーダージャージを獲得

兒島は、個人総合でも首位となり、今大会最初の個人総合時間賞リーダージャージを獲得。さらに、ポイント賞でも首位となり、ポイント賞ジャージも獲得している。山岳賞はモフド・ザリフが、新人賞はウィリアム・イーブス(ARAスキップキャピタル)が首位となった。

兒島は「レース終盤には、観客の皆さんの応援が力になりました。この4日間で一番、地元であるこのステージを狙っていました。明日、明後日とチーム一丸となって頑張ります」と喜びを語った。

翌日は、第2ステージとなる熊本阿蘇ステージ。どのような展開が待っているだろうか。

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【結果】マイナビ ツール・ド・九州2023 第1ステージ・福岡(145km)
1位/兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)3時間18分48秒
2位/ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム、モンゴル)+0秒
3位/ユーセフ・レグイグイ(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム、アルジェリア)
4位/レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)
5位/ジェームス・オーラム(ボルトンエクイティース・ブラックスポーク、ニュージーランド)

【個人総合順位】
1位/兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)3時間18分35秒
2位/ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム、モンゴル)+7秒
3位/ユーセフ・レグイグイ(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム、アルジェリア)+9秒
4位/フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)+11秒
5位/ウィリアム・イーブス(ARAスキップ・キャピタル、オーストラリア)+12秒

【ポイント賞】
1位/兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)28p

【山岳賞】
1位/モハマド・ヌル・アイマン・モフド・ザリフ(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム、マレーシア)17p

【新人賞】
ウィリアム・イーブス(ARAスキップ・キャピタル、オーストラリア)

【チーム総合順位】
1位/ボルトンエクイティース・ブラックスポーク 9時間56分24秒

※( )内の国名は海外チーム在籍選手の国籍

画像提供:ツール・ド・九州2023実行委員会

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【ツール・ド・九州2023開催レポート】
小倉城クリテリウム

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