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競輪

2023/04/24

P-Navi編集部

武雄競輪G3(準決勝)レポート

武雄競輪G3(準決勝)レポート

2023年4月24日 武雄競輪
開設73周年記念「大楠賞争奪戦」G3(3日目)

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【武雄競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G33日目10RS級準決勝
赤板前から伊藤颯馬が上昇するも、新山響平が突っ張っていく。伊藤も仕掛けるが、新山も譲らずに、北日本3車がレースの主導権を握っていく。新山の先行で、打鐘、最終HSを通過。伊藤も再度仕掛けるが、新山の快ペースの前に不発。中団では山田英明、東口善朋が争う中、新山が押し切り1着。2着にマークの佐藤慎太郎、3着に内藤宣彦で北日本3車のライン上位独占が決まった。

新山響平
1着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:4回(20年3月玉野)

突っ張りしか考えていなかったですね。(伊藤颯馬の)ダッシュが良かったので、前に出られてしまうかと思いました。道中で、もう一回、もがく力を残して、それが最後の踏み直しに繋がったと思います。走る前は不安がありますが、自分の競走ができて、強い気持ちで臨めていると思います。

決勝は、自力。力一杯、走ります。

佐藤慎太郎
2着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特3・二3・準2
G3優勝:10回(22年4月平塚)

(新山)響平が強かったですね。いいペースで仕掛けて、踏み直しもすごかった。ゴール前は抜けない気がしたし、きっちり2着はキープできるようにと考えました。

決勝は、響平の番手。

内藤宣彦
3着/内藤宣彦(S1・秋田67期)
今回成績:一3・二4・準3
G3優勝:1回(01年6月弥彦・後節)

新山(響平)は、自信を持っているみたいで、相当、調子がいいのでしょうね。味方で良かったです。前の2人は盤石ですが、僕が付いて行けるかでした。何とか(付いていけた)。F1戦では決勝に全然乗れないのですが、記念の決勝に乗れて嬉しいです。

決勝は、北日本の3番手。

10Rレース結果

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【武雄競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G33日目11RS級準決勝
赤板過ぎに松浦悠士が吉田拓矢を抑えて先頭に立つと、松本秀之介が仕掛けて、最終2コーナー過ぎから九州ラインが主導権を握っていく。吉田も踏んで、中団では松浦と吉田が並走。だが打鐘過ぎに、九州3番手の山口敦也と吉田が接触し落車。さらに、松浦、平原康多、木暮安由が乗り上げて、計5車が落車のアクシデントに。先手の松本に伊藤旭が続き、落車を避けた橋本強、湊聖二が九州両者を追う。直線で伊藤が差し脚を伸ばして1着。2着に橋本、3着に湊が入線した。

伊藤旭
1着/伊藤旭(S2・熊本117期)
今回成績:一2・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年11月富山以来)

落車の時点で、残っている人数を把握できていなかったです。もう少し、気持ちに余裕があればと思います。最終BSで、前を走る(松本)秀之介と、追いかけてくる(橋本)強さんとのスピード差があり、残せませんでした。自分の技量不足で、悔しいです。

決勝は、自力。しっかり前で頑張りたいです。

橋本強
2着/橋本強(S1・愛媛89期)
今回成績:一3・二2・準2
G3優勝:1回(21年12月松山)

(落車の後)よく追いつきましたね。ホームストレッチがめっちゃ遠かったです。(湊聖に)付いてもらっているので、本当なら捲らないとダメなのですが、その余裕はなかったです。(長期欠場明けも)初日に、バチっとレースモードに入れたので良かったと思います。記念の決勝は久しぶり。松浦(悠士)君の落車が残念ですが、結果が出て良かったです。

決勝は、九州の3番手。

湊聖二
3着/湊聖二(S2・徳島86期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(20年2月奈良以来)

複雑ですが、決勝に乗れたのは、前の頑張りのおかげですね。落車を避けて、一服したら終わり。(橋本)強の好判断に救われました。脚は、競走得点よりちょっと上ぐらいに仕上がっています。

決勝は、強の後ろ。九州四国の4番手。

11Rレース結果

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【武雄競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G33日目12RS級準決勝
菊池岳仁が後方の仕掛けを警戒しつつ、徐々にペースを上げて先行態勢に入っていく。最終HS7番手から脇本雄太が捲り発進すると、逃げる関東ラインを最終BS過ぎにとらえて先頭。脇本には山田庸平がマークし、関東ラインを追走していた大川龍二が両者を追っていく。脇本はそのまま押し切って1着ゴール。2着に山田で同期ワンツー。3着に大川が入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:13回(23年1月豊橋)

打鐘手前2コーナーの下りを使って仕掛けようと思っていたのですが、その手前で(菊池岳仁が)上手いタイミングで動き、対策をしっかり練ってきていると思いました。雨の中でしたが、しっかりワンツーが決められているので良かったです。体調も順調に推移していると思いますが、あと一走、油断しないように頑張りたいです。

決勝は、自力。

山田庸平
2着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:特7・二1・準2
G3優勝:2回(23年3月松山)

昨年の記念で失敗したので、何とか決勝には、という思いでいました。今日は、3日間の中では余裕もあり、一番良かったと思います。ワッキー(脇本雄太)特有の後半の伸びは、どうしようもできなかったですが、踏み出しには余裕がありました。脚はの状態は、日に日に上がっている感じがあります。

決勝は、伊藤君の後ろに付きます。番手。

大川龍二
3着/大川龍二(S1・広島91期)
今回成績:一4・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年12月伊東以来)

少ないチャンスを集中してやるしかないと思っていました。最終BSでは、後ろから迫ってくる(脇本雄太の)音に集中して、あとは持てる力をフルパワーを出し、どうにか対応してガムシャラに踏みました。やってきたことが、少しずつ身になっていますが、まだまだ上を目指してやりたいと思います。文句のない状態ですね。初めてのダービーに向けて、いいステップアップができています。明日も、しっかり戦いたいです。

決勝は、脇本(雄太)の番手。初めての連携です。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日・12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/山田庸平(S1・佐賀94期)
4/伊藤旭(S2・熊本117期)
5/大川龍二(S1・広島91期)
6/湊聖二(S2・徳島86期)
7/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
8/内藤宣彦(S1・秋田67期)
9/橋本強(S1・愛媛89期)

注目の並び想定は

1脇本-5大川
2新山-7佐藤-8内藤
4伊藤-3山田-9橋本-6湊

決勝は、脇本雄太の後ろに大川龍二が付く2車のライン。
新山響平の番手には、準決勝同様に佐藤慎太郎、内藤宣彦が続く北日本3車。
伊藤旭の番手には山田庸平。その九州の後ろには、橋本強、湊聖二が固める九州四国の混成4車ラインの3分戦となった。

まずは、ここまで唯一、無傷の連勝で勝ち上がってきた脇本雄太が優勝候補筆頭だろう。連日、力の違いを見せつけており、完全優勝で、日本選手権競輪に最高の弾みをつけるか。初連携となる大川は、その仕掛けにしっかりマークとなるか。
脇本と初日特選からの再戦となるのは、新山。2日目、3日目と先行逃げ切りの好走を見せており、再び真っ向勝負を挑むか。また、伊藤の動向も気になるところで、ラインの4車の厚みを活かして主導権を握ると、地元・山田が絶好機となる展開も。力と意地のぶつかり合いで、日本選手権競輪の前哨戦としても注目を集める混戦必至の決勝に、ご注目ください。

※3日目のピックアップレーサーは、次ページをご覧ください!

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