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競輪

2023/06/17

P-Navi編集部

高松宮記念杯競輪G1(準決勝)レポート

高松宮記念杯競輪G1(準決勝)レポート

2023年6月17日 岸和田競輪場
第74回高松宮記念杯競輪G1(5日目)

※今開催のレポートはこちら
前検日 初日 2日目 3日目 4日目

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【高松宮記念杯競輪(5日目)9R=西・準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/山田英明(S1・佐賀89期)
3/香川雄介(S1・香川76期)
4/橋本強(S1・愛媛89期)
5/稲川翔(S1・大阪90期)
6/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
7/浅井康太(S1・三重90期)
8/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
9/村上博幸(S1・京都86期)

岸和田競輪第74回高松宮記念杯競輪5日目、9RS級準決勝
赤板から取鳥が抑えると、打鐘前に伊藤がスパート。山田は連携崩れ、伊藤の後位には取鳥が入り、古性は5番手をキープ。最終HSで取鳥が番手から仕掛蹴ると、今度は伊藤が飛びついて番手を奪取。山田が自力に転じて追い上げ、最終BSで伊藤が番手から抜け出しを図るが、中団から捲った古性が山田のけん制も凌いで1着入線。2着に古性マークの稲川で大阪ワンツー。3着は山田が入った。
※9Rレース結果

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予8・予1・二1・準1
G1優勝:4回(23年2月全日本選抜)
高松宮記念杯優勝:1回(22年6月岸和田)

今日は前から行こうかなという感じでした。早めに仕掛けられたら良かったですが、ヒデ(山田英明)さんの動きでタイミングがズレましたね。難しいレースになりましたね。準決勝で(村上)博幸さんまで付いてもらえると、すごく自分に有利にレースを運ぶことはできますが、その分、博幸さんにしっかりチャンスある走りがしたかったですし、それができなかったことは申し訳ないです。(感触は)落車から日に日に悪くなっています。初日は申し訳ないレースをしてしまいましたが、連日1着で決勝まできたので、明日も自分の走りを精一杯、頑張るだけかと思います。

決勝は脇本さんに。

稲川翔
2着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:予2・予2・白3・準2
G1優勝:1回(14年6が高松宮記念杯)
高松宮記念杯優勝:1回(14年6月宇都宮)

すべて(古性)優作を信頼していました。前も後ろも信頼できる選手なので、自分だけミスしないように。優作はプレッシャーを感じていたと思いますが、勝ち上がるレースをしてくれたので、僕にチャンスが向いたと思います。思い切り踏んだだけです。結果が付いてくれたので、それだけが次につながる材料だと思います。ここまで来たらやり切るだけ。自分のできることをすべてやりたいと思います。

決勝は近畿3番手。

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【高松宮記念杯競輪(5日目)10R=東・準決勝】
1/松井宏佑(S1・神奈川113期)
2/和田圭(S1・宮城92期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/北井佑季(S1・神奈川119期)
5/成田和也(S1・福島88期)
6/竹内智彦(S1・宮城84期)
7/守澤太志(SS・秋田96期)
8/菅田壱道(S1・宮城91期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)

岸和田競輪第74回高松宮記念杯競輪5日目、10RS級準決勝
前受けした北井が、赤板過ぎにペースアップして先行態勢に入る。7番手の新山は赤板2コーナーから仕掛けると、逃げる北井を打鐘過ぎ4コーナー付近で叩いて、ライン3車で出切る。北井マークの松井は4番手に切り替えて前を追う。逃げる新山だったが、松井が最終2センター付近から外に持ち出して捲り追い込み1着。新山が2着に粘り、6番手から外伸びた菅田が3着に入線した。
※10Rレース結果

松井宏佑
1着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予5・予1・青3・準1
G1優勝:0回
G1決勝:2回目(20年11月競輪祭以来)
高松宮記念杯決勝:初

新山君が前を取って突っ張られたら勝負権がないので、前を取って、北井さんが全部突っ張る作戦。でも、新山君を合わせるつもりでしたが、メチャクチャ新山君が強かったです。緩んだ一瞬をめがけてきたので、さすがでした。北井さんも踏んでいるところをライン3人で出られたので、北井さんの気持ちを受け取って、切り替えました。外々なら乗り越えられると思ったし、1着に届いてよかったです。脚の状態も悪くないです。前回のG1決勝は発進という形でしたが、今回はもっといい走りができるように頑張りたいです。

決勝は自力。

新山響平
2着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:予7・予4・二1・準2
G1優勝:1回(22年11月競輪祭)
高松宮記念杯決勝:初

赤板を目掛けて行っても、やっぱりレベルが上がっているので持たないですし、あの位置からカマそうと思っていました。北井さんがペースを上げたので、僕もそれを使う形になり、あとは最後まで、あのまま我慢するだけでした。かばってくれたので、何とか乗れました。疲れを取って、明日も自力で優勝を狙って頑張ります。

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【高松宮記念杯競輪(5日目)11R=西・準決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/小倉竜二(S1・徳島77期)
5/東口善朋(S1・和歌山85期)
6/隅田洋介(S1・岡山107期)
7/山田庸平(S1・佐賀94期)
8/南修二(S1・大阪88期)
9/犬伏湧也(S1・徳島119期)

岸和田競輪第74回高松宮記念杯競輪5日目、11RS級準決勝
赤板過ぎに松浦が先頭に立つと、犬伏が上昇して打鐘前に松浦を抑えて先行態勢に入っていく。松浦が3番手、嘉永が5番手、脇本は7番手で打鐘を通過する。最終HS5番手から嘉永が仕掛けていくと、3番手の松浦も合わせて捲りを打つ。最終BSで嘉永が不発と見るや、山田は自力に転じて前に踏む。前団の争いを7番手から脇本が大外一気に捲り追い込んで1着。捲りで抜け出した山田が2着。松浦と、脇本3番手から伸びた東口善朋が3着同着となった。※11Rレース結果

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予1・予1・白1・準1
G1優勝:7回(22年8月オールスター)
高松宮記念杯優勝:1回(20年6月和歌山)

初手の並びで犬伏(湧也)君が後ろになると、僕が不利な位置になる覚悟はしていました。理想は嘉永君よりも後に動きたかったという感じですね。若干、松浦の動きで止まっている感覚もあったので、チャンスかなと思って捲りました。ガチャガチャしていたので、ちょっと避けていたら外に膨れてしまいましたが、届いてよかったです。道中も含めて、昨日以上に余裕がない感じです。前のレースで、古性君、稲川さんが2人で決勝に上がったのを見て、自分も何とかと思っていました。しっかりケアしたいですが、疲れが取れていない感じですね。

(決勝は)近畿の先頭でしっかり頑張りたいです。

山田庸平
2着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:予1・予1・白4・準2
G1優勝:0回
G1決勝:4回目(22年6月高松宮記念杯以来)
高松宮記念杯決勝:2回目(22年6月岸和田)

(嘉永)泰斗を信頼していました。泰斗は後半に踏めるタイプなので、判断が難しかったですが、自分もかぶる前に外に持ち出した感じですね。自分の連日の感じでは、外に踏んで何とかなると思っていました。昨日の試したセッティングは元に戻して、今日が一番いい感覚でしたが、今日が一番きつかたったです。昨年の宮杯が終わってからずっと足りないところを練習してきたので、成長してきた走りを見せたいのと、後輩のおかげなので、しっかり課題を持って臨もうと思います。

決勝は松浦君に。

松浦悠士
3着(同着)/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予2・予3・白2・準3
G1優勝:3回(21年5月日本選手権)
高松宮記念杯決勝:3回目(21年6月岸和田以来)
※東口と3着同着。前日の白虎賞2着が最上位で、松浦が決勝進出となった。

どれだけ脚を使っても、犬伏君の3番手は取るという気持ちでいきました。犬伏君が楽に駆けていたので、もうひとカカリするのかなと思っていたのですが、バックで詰まったので、もしかしたら捲れるのかなと思っていった感じです。(嘉永を)バシッと止めて、脇本さんをけん制する意味でも浮かすイメージでしたが、嘉永君がかなり強かったですね。でも、自分が思った以上に調子が良かったというのもあります。東口さんにかわされたと思ったので、まずは同着で、持っているなと。犬伏君が頑張ってくれたおかげで、今日、決勝に上がれました。中四国は誰も上がれなかったですが、調子は抜群にいいので、ベストパフォーマンス出せるように調整します。

決勝は自力自在に。

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【高松宮記念杯競輪(5日目)12R=東・準決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/眞杉匠(S1・栃木113期)
4/小松崎大地(S1・福島99期)
5/坂井洋(S1・栃木115期)
6/大森慶一(S1・北海道88期)
7/内藤秀久(S1・神奈川89期)
8/渡部幸訓(S1・福島89期)
9/深谷知広(S1・静岡96期)

岸和田競輪第74回高松宮記念杯競輪5日目、12RS級準決勝
赤板前に眞杉が先頭に立つと、赤板から小松崎が仕掛けていく。赤板2コーナー7番手から深谷がスパートして、打鐘過ぎ2センター付近で小松崎を叩いて深谷が先手を奪う。番手は郡司が続き、3番手は小松崎が入る。最終HS過ぎから8番手の眞杉が捲りを打つと、深谷との車間をあけていた郡司が好ブロック。最終2センター付近で郡司は番手から抜け出して1着ゴール。小松崎マークの佐藤が直線迫って2着、北日本ライン3番手の渡部が3着に入線した。
※12Rレース結果

郡司浩平
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予1・予1・青5・準1
G1優勝:2回(21年2月全日本選抜)
高松宮記念杯決勝:2年連続3回目(22年6月岸和田以来)

ちょうど落ち着いたタイミングで北日本が前に踏んで、そのスピードをもらって深谷さんが仕掛けて、僕はそれに付いていくだけ。北日本がうまかったですが、あの感じで飛びついても、すかさず来るのは厳しいかなと思いましたし、あとは眞杉の一発まくりだけ警戒していました。眞杉を止めるまでは良かったですが、外並走で詰まったので、飲まれてしまっては無駄になると思って、ワンテンポ見て、早めに踏ませてもらいました。余裕がないですね。自分の体調は普通で、戦える状態にあります。全部番手はあまりない経験です。ここまで来られたのは、周りに助けられたおかげ。
青龍賞と同様に、松井と一緒ですし、2人で決まるような作戦で今後に活きるレースをしたいですね。

佐藤慎太郎
2着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:予2・予1・青1・準2
G1優勝:1回(03年11月全日本選抜)
高松宮記念杯決勝:4年連続10回目(22年6月岸和田以来)

流れの中で先頭に立って、先行も含めてという感じ。大地が3番手になったので、郡司の動きを見てから仕掛ける必要があり、その1車の分、判断も難しかったと思います。最後は4コーナーから郡司のうちに僕が行けば大地も粘れたかなと思いますが、コース取りは正解かと思いますね。疲れも感じないし、状態は良いままキープできています。

決勝は新山がいますので、任せます。

※成績の「青」は青龍賞、「白」は白虎賞
G1優勝の( )は前回G1優勝開催
G1決勝の( )は前回のG1優出開催

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【高松宮記念杯競輪(最終日)12R=決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/山田庸平(S1・佐賀94期)
5/松浦悠士(SS・広島98期)
6/松井宏佑(S1・神奈川113期)
7/古性優作(SS・大阪100期)
8/稲川翔(S1・大阪90期)
9/新山響平(SS・青森107期)

注目の並び想定は、
1脇本-7古性-8稲川
6松井-2郡司
9新山-3佐藤
5松浦-4山田

決勝は、脇本雄太に古性優作、稲川翔が結束する近畿3車ライン。
松井宏佑の後ろに郡司浩平が付く神奈川2車。新山響平の番手には佐藤慎太郎が付き北日本のライン。
松浦悠士には、山田庸平が続く中国九州の2車となった。

まず注目は、唯一4連勝の脇本と初日に落車したものの強さが際立つ古性、稲川の盤石の近畿勢の結束力だろう。
3名とも過去に当大会の優勝実績があり、脇本は完全優勝、古性は大会連覇、稲川は9年ぶりのタイトル奪取がかかる。
このラインに、他ラインはどう挑むのか。
まず、ダッシュ力を活かした松井が率いる神奈川ラインか。松井は2回目のG1決勝で初タイトルを狙い、番手の郡司は復帰戦でここまで3勝をあげている。青龍賞は不発に終わった両者の再連携で、逆転をもくろむ。
徹底先行で勝機を見出す新山が全開で逃げ切りを図るのか。新山の後位は今節も好調の佐藤がマークで、2003年以来のG1優勝の期待が高まる。
巧みな位置取りと捌きの松浦に山田が続く2車も魅力たっぷり。松浦が今回はいかなる作戦でレースメイクするかは、展開の大きなぽポイントとなるだろう。
6日間の激戦を締めくくる大注目の一戦に注目です!

※高松宮記念杯競輪G1(5日目)注目レースピックアップは次ページをご覧ください!

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