ハッカミントエクスプレスで海ライド!

満ち足りた気分でバスに乗り込む。最後に走るのは、オホーツク海エリアだ!
JR釧網本線の「北浜駅」でバスを降車。「流氷に一番近い駅」とも言われるこの駅自体も非常に有名で、さまざまな映画やドラマ、紀行番組に登場しており、国内外の観光客に人気の観光スポットとのこと。風情ある駅舎に入ると、壁や天井にも、びっしりと名刺が貼られていた。この風習は国鉄時代から続いているという。
「北浜駅」駅舎内は名刺でいっぱい!海外のカードも少なくない
オホーツク海を望むホーム。2月は流氷が接岸し、観光列車が走る
ホームに出ると、オホーツク海はすぐそこ! 冬期は流氷を楽しむ観光列車も運行されるという。ここから自転車を走らせる。この日は、まだ暑い時期ながらも斜里岳をも望むことができる好天に恵まれており、遠くの山々のシルエットや広がる青い海を楽しみながら走行した。
ゴールに設定された小清水エリアも豊かな自然で知られており、「小清水原生花園」も有名だ。道中、濤沸湖を訪れる野鳥を観察できる「濤沸湖水鳥・湿地センター」に立ち寄ることにした。センターは無料で利用できるが、双眼鏡など、野鳥を観察できる環境が整備されており、学芸員の方が、フランクにわかりやすく見所や特徴を解説してくれる。実際に目の前の湖にはたくさんの鳥が飛来しており、強く興味をそそられた。一行は説明に聞き入り、観察を楽しんだ。
夢中になって野鳥の観察をする
スタッフの方が楽しみ方、見どころを丁寧に教えてくれた
ここからは、ゴールに向かうのみ。走行パートは残りごくわずかだ。
「見て! 馬がいますよ!」
草原に目をやると、馬たちが草を食んでいた。かなりの数だ。思わず自転車を止め、歩道に上り馬を見に行った。眺める私たちにまったく動じることなく、食事を続ける馬たち。国内で、これほどの馬の大群を見たのは、初めてだったと思う。ごくありふれた日常のようでありながら、とても珍しく、美しい光景に衝撃を受けながら、しばし自転車を止め、見入ってしまった。
大量の馬が草を食んでいた
再スタート。傾いて来た陽を浴びながら、爽快に自転車を走らせる。「小清水道の駅」に到着。あっという間だった。総走行距離は23kmほどと、小学生でも走れる距離ではあるが、旅をした総移動距離は大きく、達成感も大きい。
傾いてきた陽を浴びながら、ゴールを目指す
買い物をして、バスに乗り込み、北見バスステーションを目指す。17時すぎに帰着し、解散。楽しかった!
ゴール!走行距離は短いけれど、達成感は大きい。車内の移動も楽しかった
北見バスステーションに帰着。お土産も積み込めるため買い物もオッケー!1日満喫できた
この夏は家族単位の利用もあったという。もちろんレンタサイクルの利用が可能で、手ぶらで利用できる。今後レンタサイクルにe-bikeやキッズバイクなどのラインナップも増える見込みとのこと。どんな方でも、ダイナミックな北海道のライドを楽しめるこのツアーは、これから人気が出てくることだろう。今年の運行は路面凍結のリスクがない10月末まで。ご興味のある方はお早めに!
詳細はハッカミントサイト
画像:編集部
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