シマノバイカーズフェスティバル2023(前編)

メインとも言えるオフロードのレースは、クロスカントリーとダウンヒルの2種類が同時に展開された。クロスカントリーでは、フラットハンドルのMTBに加え、ドロップハンドルのレースも拡大開催されていた。さらに、リフトを使って繰り返し走行できるアップダウントレイルが設定され、何度も繰り返し走り、タイム計測もできる「Trail Ride+(プラス)」が新登場し、参加者は「走り放題」の自由を楽しんだようだ。
今年初登場の「Trail Ride+(プラス)」。リフトを使い、何度も走行できる
気持ちよくトレイルを走る
クロスカントリー部門の初日は、キッズレースからスタート。この日、日中は富士見らしからぬ暑さに見舞われ、暑さ対策が重要な課題となったが、子どもたちは試走から全開の元気さで、コースを駆けめぐっていた。疲れも見せず、やる気に満ちた子どもたちは、もちろんレースも、スタートから全開。年々、子どもたちのバイクにまたがる姿勢がこなれて、バイクさばきもうまくなってきている感があるが、キッズライダーを指導したり、競い合う大会を開催したり、という熱意ある元選手たちの動きが功を奏しているのだろうか。
元気いっぱいのキッズレース。学年に応じ、コースが切り替えられる
大人顔負けのテクニックとガッツでコースを駆けめぐるキッズライダー。一般レースにエントリーして上位でフィニッシュするキッズも登場
午前の最後は「2時間エンデュランス」。ソロ~4人組のグループで2時間コースを走り、走行距離を競い合うレースだ。参加者たちは、快調にコースを飛ばし、先頭はハイペースの戦いとなった。もちろんリザルトを気にせず、それぞれのペースで周回を刻んでもOK。交代と休憩を挟み、環境を満喫しながら「気持ちいいペースで」走行したチームも少なくなかったようだ。
「交代」もチーム戦の重要な要素。メンバーが明るく元気に送り出す
エンデュランス競技の際には、交代エリア付近に待機用のテントが並ぶ
コースを走る参加者たち
林間もエキサイティングだ
今年は、初日の昼にも未就学児の自転車かけっこ「ミルキー」が設定された。例年、帰路に着く前のお楽しみ的に2日目の最後に開催されており、隠れた人気観戦種目であったが、今年は2日間、両日に拡大開催されることになった。乗り物は保護者が押すベビーカーでも、「車輪的なモノ」が付いていればOK。0歳児から参加できる。時には、大泣きする幼児を親が運ぶ「泣き相撲」的な様相を見せることもあり、見ていて飽きない種目である。今年も小さな精鋭たちが、パパママや、兄弟と一緒に美しい芝生エリアを駆け抜け、皆をなごませていた。
未就学児の自転車かけっこ「ミルキー」が両日開催に拡大!あまりのかわいらしさに、皆、釘付けになってしまう
画像:シマノバイカーズフェスティバル、編集部
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