シマノバイカーズフェスティバル2023(後編)

※レポート前編はこちら
早朝から大盛り上がりだったシマノバイカーズフェスティバル2023だが、初日の午後は、ドロップハンドルアワーからスタート。
近年注目の、ドロップハンドルが付き、オンロードでの高速走行もできるが、オフロードも走れる「グラベルロード」「シクロクロスバイク」のレースも拡大開催となった
オフロード走行ができるドロップハンドル車「グラベルロード」「シクロクロスバイク」のレースが、二つ立て続けに設定された。競技時間は30分と60分の2種類になるが、どちらも人気の「ル・マン」式で実施。バイクをあらかじめ指定の場所に置き、参加者は、スタートラインから自分のバイクまで足で走り、またがってスタートするのだ。昨年は、90分のレースだったが、今年は30分から参戦可能となり、より参加しやすくなったと言えよう。
「ル・マン」方式の 冒頭のランで苦戦する大人を尻目に、キレのいい走りを見せるキッズライダー
バイクまで走り、またがってスタート!
参加者は手ぶらでスタートラインに立ち、号砲を待つ。いつもはバイクにまたがり、かっこよくスタートを待っているのに、手足のやり場に困り、どう構えたらよいのかと落ち着かない様子も。そんな空気に皆が笑ってしまい、にこやかなスタートになっ。
号砲とともに飛び出すものの、サイクルシューズでのランに苦戦する参加者も少なくない。このカテゴリーにもキッズライダーがエントリーしていたが、日常の遊びや体育で鍛えられているキッズはランの強さが際立っていて、ライドは大人びていても、やはり子供なのだ、と改めて実感した。
高速走行も可能なドロップハンドルバイクならではの疾走感が魅力だ
ドロップハンドル競技のレースは、MTBとはまた違う疾走感があり、今年も大いに盛り上がったのだった。
クロスカントリー初日は、もっとも難易度の高いロングコースを舞台に真剣勝負が展開される60分のレース「XC Race」で幕を下ろした。
最難関の「XC Race」の迫力あるスタートシーン。とはいえ、仮装もOKのシングルスピード(ギアなし自転車)のカテゴリーもあり、それぞれの走り方で楽しめる
クロスカントリー種目は、対象層やバイクの種類、キッズの年齢等によって、種目分けされているが、それぞれに合わせ、コース内のポイント切り替えを行い、驚くほど細かくコースの距離や難易度を調整している。安全面を考慮しながら、レースを楽しめるベストなコースを提供しているのだ。最終走者から次のレースの開始までが極めて短いレースもあったのだが、絶妙なチームワークで、ミスなく、確実にその細かい切り替え作業を行うスタッフたちのスゴさも際立っていたように思う。
達成感に満ちた参加者が、次々とフィニッシュしていく
ダウンヒル種目は2~3名で走るチーム戦と、個人戦の2種類が開催された。今年はコース内にたくさんのカメラが設置されており、ライブ映像で降ってくる勇姿を大型ビジョンで見ることができ、これまで観客には見えなかった勇姿に、大きな歓声が沸き起こっていた。
ダウンヒルコースを走る参加者。今年は会場のビッグスクリーンでレースの模様が中継された
チームでダウンヒルコースを駆け下りる
ダウンヒル女子たち。笑顔がまぶしい
※初日のレース終了後には、4年ぶりに開催されたパーティーが! 次ページへ→
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