TOP > 競輪 > 大垣競輪G3(準決勝)レポート

競輪

2023/06/05

P-Navi編集部

大垣競輪G3(準決勝)レポート

大垣競輪G3(準決勝)レポート

2023年6月5日 大垣競輪G3
開設71周年記念「水都大垣杯」(3日目)

※レインボーカップA級ファイナルの前検日レポートはこちら
***************
【大垣競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
大垣競輪開設71周年記念水都大垣杯G33日目10RS級準決勝
まず伊藤旭が動いて、赤板過ぎに抑えに行くが、前受けの山賀雅仁が突っ張る。打鐘前に単騎の田中和磨が仕掛け、さらにその外を橋本壮史が一気に叩いて主導権取りに出る。橋本には佐藤慎太郎がマークし、この両者を3番手で田中が追うも、車間は開いていく。番手の佐藤は車間をあけて後続を警戒。最終2コーナーから4番手の山賀が捲りを打ち、前の2車に迫るが、番手から佐藤が差し脚を伸ばして1着。2着に捲り追い込んだ山賀が入り、逃げた橋本が3着に粘った。

佐藤慎太郎
1着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:10回(22年4月平塚)

橋本(壮史)が強かったですね。そして、落ち着いていました。今日は、後ろから詰めた勢いで、どれくらい来るのか分からなかったので、今日は最終4コーナーからは全開で踏みました。その中で、橋本がしっかり残っているので、力がある選手だと思います。脚の感じは、絶好調です。明日の一走に全集中したいと思います。

決勝も、橋本君の番手。

山賀雅仁
2着/山賀雅仁(S2・千葉87期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:3回(18年10月青森)

誰が抑えに来るか、分かりませんでした。パッと見たら伊藤(旭)君がきていたので、あそこは突っ張らないと厳しくなると思いました。(打鐘過ぎからは)自分のタイミングで仕掛ければいいかなと。ワンテンポ早ければ、岡村(潤)君も上がれたかもしれないですね。なんとか岡村(潤)君と2人で決めたい気持ちで走ったのですが、残念です。今日は、疲れました。

決勝は、松谷の後ろ。

橋本壮史
3着/橋本壮史(S2・茨城119期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:1回(23年4月久留米)

自分のできることをやるしかないと思っていました。精一杯、やりました。最終HSから思い切り踏んだ感じです。かかりは悪くないと思うのですが、後半速度が落ちているので練習ですね。最後はキツかったですね。決勝に来られているので、いい走りができるように頑張ります。

決勝も、自力。

10Rレース結果

***************
【大垣競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
大垣競輪開設71周年記念水都大垣杯G33日目11RS級準決勝
まず松本秀之介が上昇開始すると、山口拳矢も合わせてポジションを上げるが、前受けの渡邉雄太が突っ張る。7番手になった松本は打鐘前から仕掛けると、渡邉もペースを上げて譲らず、両者の主導権争いとなる。渡邉と松本がモガキあう中、最終2コーナー過ぎから松本マークの荒井崇博が捲り発進。抜け出した荒井を追走した園田匠がゴール前で差し切り1着。2着に荒井で九州ワンツー。渡辺マークの松谷秀幸が3着に入線。今年のダービー王・山口拳矢は直線で落車(再入8着)で勝ち上がりを逃した。

園田匠
1着/園田匠(S1・福岡87期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:3回(16年5月宇都宮)

荒井(崇博)さんが、あの長い距離を踏んでくれたし、(松本)秀之介も先頭に出切れるくらい踏んでくれたので、前の2人のおかげです。信頼して付いて行くことができて良かったです。自分の感覚が戻ってきたので、戦えることが分かっただけでも自信になりました。量を増やして、練習をしているだけです。

決勝は、荒井さんの後ろ。

荒井崇博
2着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:16回(21年11月武雄)

(渡邉)雄太が強かったね。最終4コーナーで、脚は終わっていたね。

決勝は、犬伏の番手。

松谷秀幸
3着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:特6・二2・準3
G3優勝:3回(20年3月奈良)

最終2コーナー付近で、荒井(崇博)さんか園田(匠)さんをけん制しようと思ったのですが、荒井さんが外を踏んでいってしまったので、難しい展開になりました。(渡邉)雄太のデキが良かっただけに。脚の感じは悪くないのですが、もっと何かやれることがあると感じます。

決勝は、自力。

11Rレース結果

***************
【大垣競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
大垣競輪開設71周年記念水都大垣杯G33日目12RS級準決勝
竹内雄作が上昇して、赤板後に菅田壱道を抑える。竹内が先行態勢に入り、中部ラインに塚本大樹が続き、4番手に菅田、犬伏は7番手の態勢で打鐘を通過。最終HS前から犬伏が仕掛けると、抜群のスピードで前団に迫るが、マークの松浦悠士は連携が離れてしまう。犬伏は最終BSで竹内をかわして先頭に立ち、そのまま押し切り1着。松浦も犬伏を追うが、竹内マークの浅井康太が最終BSから捲りに転じ、直線で犬伏に詰め寄る2着。塚本と松浦が競り合う中、外伸びた菅田壱道が3着に入った。

犬伏湧也
1着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:1回(23年3月大垣)

打鐘で、すかさず仕掛けたかったのですが、仕掛けられませんでした。そこが組み立てとして、ミスだと思います。松浦(悠士)さんと一緒に決勝に上がりたかったですね。中2日の日程で来ましたが、その疲労も気にならない感じで、競走ができているので、仕掛けるポイントをもっと見極めていかないとと思っています。

決勝は、自力。九州の2人がラインに付いてくれるので、精一杯、頑張ります。

浅井康太
2着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特8・二1・準2
G3優勝:31回(23年4月四日市)

(竹内)雄作がしっかりと仕掛けてくれました。その気持ちに応えられたと思いますが、(山口)拳矢や橋本(優己)と一緒に決勝で走りたいと思ってここにきたので、2人がいないのは残念です。今後、中部勢をしっかり盛り上げていける選手とラインを作りたいし、その一員として、自分も追い付きたい気持ちを持って走りたいと思っています。状態は悪くないのかなと思います。全然違うスピードの犬伏(湧也)をしっかり追いかけられたのは良かったです。

決勝は、単騎で。テクニックやタイミングを考えながら、チャンスを掴めたらと思います。

菅田壱道
3着/菅田壱道(S2・宮城91期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:4回(22年7月福井)

松浦(悠士)の車間が空き気味だったので、その対応でパニクってしまったが、自分の仕掛けるタイミングだけは逃さないようにと思いました。松浦と塚本(大樹)のけん制状態を大袈裟に避けてしまい、後輪がドリフトしてしまいましたね。それでも3着まで踏めていたので。昨日1着まで届いていたら絶好調と言いたいところですが、今日も3着なので、明日はしっかりゴール勝負できたらと思います。

決勝は、(佐藤)慎太郎さんの後ろ。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

***************
【最終日12R=S級決勝】
1/浅井康太(S1・三重90期)
2/犬伏湧也(S1・徳島119期)
3/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
4/菅田壱道(S1・宮城91期)
5/園田匠(S1・福岡87期)
6/山賀雅仁(S2・千葉87期)
7/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
8/橋本壮史(S2・茨城119期)
9/荒井崇博(S1・長崎82期)

注目の並び想定は
2犬伏-9 荒井-5園田
3松谷-6山賀
8橋本-7佐藤-4菅田
1浅井(単騎)

決勝は、犬伏湧也の番手に荒井崇博、園田匠と続く四国九州の3車ライン。
松谷秀幸には山賀雅仁が付く南関2車。
橋本壮史には、二次予選と準決勝で連携した佐藤慎太郎、菅田壱道が並ぶライン。
浅井康太は単騎の競走となった。

注目は、圧倒的な強さの犬伏が当地記念2連覇をかけて、レースの主導権を握ってくるか。そうなれば九州勢が続いて、ラインで上位独占の可能性も高そうだ。
また久留米G3を制覇して上昇中の橋本も、連日連携して結果を出している佐藤を引き連れ、先行策を目論んでいるはずだ。さらに自在に動ける強みを生かして松谷、山賀の南関2車の動向も気になるところ。そして、犬伏を何とか封じてチャンスを掴みたい浅井は単騎でいかなる作戦は練ってくるか。
高松宮記念杯競輪を目前に控えた一戦。好メンバーの決勝にご注目ください。

***************
【大垣競輪の直近レースレポート】
大垣記念G3(23年3月)優勝者:犬伏湧也
大垣記念G3(22年)優勝者:平原康多
大垣記念G3(21年)優勝者:平原康多
大垣記念G3(19年)優勝者:宮本隼輔
ウィナーズカップG2(19年)優勝者:脇本雄太
大垣記念G3(17年)優勝者:村上博幸
トラック競技支援競輪G3(17年)優勝者:パーキンス

ページの先頭へ

メニューを開く