TOP > オートレース > 浜松オート特別G1(4日目)レポート

オートレース

一覧へ戻る

オートレース

2022/09/24

P-Navi編集部

浜松オート特別G1(4日目)レポート

浜松オート特別G1(4日目)レポート

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
共同通信社杯プレミアムカップ11レース
スタートではセンターから3・篠原睦、4・青山周平が好ダッシュを決め、青山が捲りで篠原をかわして、2周1コーナーで先頭に立つ。2番手の篠原に対して、2・西原智昭が差を詰め、4周回1コーナーで西原が篠原を捲り切って2番手に浮上。抜け出した青山は大きくリードを取った独走状態で1着快勝。2着に西原、3着は篠原が入線した。

青山周平
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.406
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・2着・1着
G1優勝回数:19回(22年伊勢崎:ムーンライトチャンピオンカップ)

まさに盤石のレースで、今開催も優勝戦にしっかりと名を連ねた。試走タイムは3.31だったが、感触的には「今節で一番良かった」と好評価。3日目は湿走路で2着だったものの、今日も一人旅の圧勝劇で、ただ1人オール連対での優出。優勝戦の枠番選択では、1番最初の選択順で1枠をゲット。前節のムーンライトチャンピオンではスーパーハンデを克服して優勝を飾っており、6月の稲妻賞からグレードレース4節連続の優勝中。昨年に続き、プレミアムカップ3回目の優勝&G1通算20回目のVも手中におさめるか。

西原智昭
2着/西原智昭(伊勢崎28期)
競走タイム3.439
競走車名:ニシエスタ
ランク:S31
今節の成績:2着・2着・4着・2着
G1優勝回数:0回

青山周平のスピードには屈したものの、エンジンは「自分の中では悪くなかった」。好スタートから好ポジションにつけると、「乗りづらそうに見えた」篠原睦を捲って、今節3回目の2着で優出を決めた。直近のグレード戦線では準決勝戦での敗退が続いていたが、今節はしっかりとクリア。G1に限れば今年1月の伊勢崎シルクカップ以来の優出で、プレミアムカップは昨年3月の飯塚でも優出を果たしている。優勝戦にはセッティングで追い、5枠からシャープなスタート一発を決めて、G1初制覇をもくろむ。

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

***************

【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
共同通信社杯プレミアムカップ12レース
3・松本やすしがスタートを決め、2番手に2・若井友和、3番手に4・金子大輔が続き、1枠の鈴木圭一郎は後手を踏んで6番手からレースを進める。松本の逃げで中盤まで上位態勢は変わらず。追い上げる鈴木は5周回1コーナーで金子をとらえて3番手に浮上。5周回3コーナーで若井がが松本のインに入り先頭に立つと、ほぼ同タイミングで金子も鈴木のインを狙って再逆転。若井が1着チェッカーで、金子は最終回3コーナーで松本もかわして2着。鈴木は最後に松本をとらえたものの3着で優出を逃した。

若井友和
1着/若井友和(川口25期)
競走タイム3.419
競走車名:モエルトウコン
ランク:S13
今節の成績:1着・2着・5着・1着
G1優勝回数:6回(19年川口:開設記念グランプリレース)

スタート自体のタイミングは遅れたものの、うまく内枠の利を生かしてリカバリーに成功。2番手から前を行く松本やすしを射程圏に入れると、しっかり捌いて1着ゴール。「勝てると思っていなかった」と謙そんするものの、エンジン自体は「自分なりにすごく良い。何もしない」と、好仕上がりだ。飯塚のダイヤモンドレースに続いて、G1は連続優出。3枠の好枠から、気合満点の諦めない走りを今回も披露する。

金子大輔
2着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム3.429
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S9
今節の成績:6着・5着・1着・2着
G1優勝回数:5回(18年飯塚:開設記念レース)

道中は「タイヤもハネて厳しかった」ものの、鈴木圭一郎の追い上げをしのぎ、最終周回で2番手に上がり、最後の優出切符を掴んだ。今節は6着5着で薄氷を踏む勝ち上がりだったが、準々決勝戦で勝負駆け成功の1着。「ふがいないレースが続いていたから、流れを変えたかった」と、準決勝戦でも意地を見せた。G1優出は今年5月の浜松ゴールデンレース以来で、プレミアムカップは2015年に優勝歴あり。優勝戦は8枠になったものの、気持ちの入った持ち前の攻めで再びレースを沸かせるか。

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

***************

【最終日・12R=優勝戦(枠番選択)】
*8周回 4,100m 0mオープン戦
1/青山周平(伊勢崎31期)
2/木村武之(浜松26期)
3/若井友和(川口25期)
4/伊藤信夫(浜松24期)
5/西原智昭(伊勢崎28期)
6/佐藤摩弥(川口31期)
7/三浦康平(伊勢崎28期)
8/金子大輔(浜松29期)

プレミアムカップ優勝戦の勝負服

優勝戦は、準決勝戦の1着選手4人のうち、予選・準々決勝戦までの3日間の平均競走得点上位選手から順番に枠番を選択。その後、2着選手も同様の順番で選択を行った。競走得点トップの青山周平が1枠を選択すると、次の木村武之が2枠、若井友和が3枠、伊藤信夫が4枠と、選択順に内枠から埋まっていった。

V双璧を思われた鈴木圭一郎の脱落で、がぜん注目を集めるのが、現ランク1位の青山周平。今回も1枠に入り、8周回を完封するレースで、5節連続のグレードレース優勝を手にするのか。もちろん、地元の木村武之をはじめ、どう対抗策を練ってくるのかは、注目したいポイントだ。そして、約1年半ぶりのグレードレース優出で復調急な佐藤摩弥も、レース展開のカギを握りそう。
4日目は晴天の下、1レースから良走路で争われたが、台風一過で日中の気温は30度、走路温度も6レースから8レースは50度にまで達していた。
気になる最終日の天気予報も晴れ。だが、4日目ほどは気温が上がらない予報で、このあたりがどう最終レースに影響するか。

浜松オート

もう一つの注目が、スーパースター王座決定戦トライアル戦への出場権争い。
今回優出した8選手の中で、出場権を獲得しているのは青山周平のみ(SGオートレースグランプリ優勝)。
また、伊藤信夫選手を除く6選手についてはポイントを持っておらず、上位着でのポイント獲得のチャンスは手にしたいところ。
※伊藤選手は7P獲得しているが、昨年の決定戦フライングにより出場権利なし。

現在のポイント獲得状況は
1位:早川清太郎 17P
2位:丹村飛竜 15P
3位:永井大介 13P
3位:加賀谷健明 13P
5位:篠原睦 7P
6位:荒尾聡 5P
6位:有吉辰也 5P
8位:中村雅人 2P
9位 高宗良次 1P
9位 小林瑞季 1P
 
プレミアムカップ優勝戦ポイントは下記の通り。
優勝:10P、準優勝:5P、3着:3P 責任※:0P
責任※:フライング、出残り、後方スタート、故障完走(着順が変化した場合)を含む

***************
特G1共同通信社杯プレミアムカップ・レポート
2021年7月飯塚
優勝者:永井大介
2021年3月飯塚
優勝者:青山周平
2020年9月山陽
優勝者:早川清太郎
2019年9月山陽
優勝者:鈴木圭一郎

12

ページの先頭へ

メニューを開く