【どうも！なしえです。】藤本梨恵コラムVol.22

皆さん、こんにちは！
藤本梨恵です。

2月4日のレースで落車をしてから、ちょうど1カ月ほどが経ちました。
今は、最初に救急車で運ばれた伊勢崎の病院から、少し動けるようになってきたので、リハビリなどもできる病院へ転院をして、入院生活を続けています。

伊勢崎オートレース場、2月4日（日）第7レースにて、前車2台が落車をし、そこに乗り上げる形となり、私も落車を喫してしまいました。落車をした後は、意識などはしっかりしていましたが、股関節が痛く、足を全く動かせず、走路で横たわったまま、動くことができませんでした。
なかなか動けない私を、走路で従事員の方、管理の方、同期の松本康くんや先輩方が、助けに来てくれました。
ヘルメットを外してもらい、会話はすることができましたが、あまりの痛さに、担架に乗せてもらうことがなかなかできず……。時間がかかり、ご迷惑をおかけしました。
医務室に運ばれた後は、斡旋（あっせん）されていた女子選手の後輩の皆が、動けない私の防具を外してくれたりと、助けてくれました。ありがとうございましたm（__）m
医務室でも、そのまま担架から降りることができません。救急隊の到着を待ち、そのままの体勢で、救急車に乗り、病院へ連れて行ってもらいました。

ボクシングをやっていたので、たくさん殴られてきましたが、そんなのとは比にならないほど、40年間を生きてきた中で、一番痛かったです。走路で倒れている時が、とくに痛くて、「誰も触らないで～」という感じでしたが、早く担架に乗らなきゃという思いもあり、痛くて痛くて、あぶら汗が出ました（´д` ;）

病院でレントゲンなどを撮ってもらった結果、「股関節の脱臼」という診断でした。
脱臼の場合、早く整復術で元の位置に戻すことが重要だそうです。

今回、下半身麻酔をして、手術室での整復術となりました。
全身麻酔を希望しましたが、その日、私は、レースへ行く直前に、バナナを食べてレースへ行きました。
そのため、胃に内容物が残っているので、全身麻酔はできないことに。レース場の医務室でも、水分を摂ろうとしましたが、痛くて飲むことができませんでした。下半身麻酔の場合も2～3時間、水分を断っていないとできないそうなので、結果的に飲んでいなくて、正解でした。

今回、いろいろな方の助けがあり、早期に脱臼箇所を整復してもらうことができました。
大腿骨の場合、この戻す時間が遅くなれば遅くなるほど、骨頭壊死といって、戻した部分の骨頭の部分に血流がいかなくなり、骨が壊死しまう。それが、一番怖い症状だそうです。
怖い話ですが、骨頭壊死になった場合は、人工関節にするしか手がないようです。だから、今は本当に無理をせずに、組織の回復を待っているところです。

今回、大ケガをしてしまったことは残念でした。しかし、大腿骨を脱臼したときに、おさまっている骨盤などが骨折しなかったことは、良かったです。股関節など体が柔らかかったおかげかなと思い、毎日ストレッチなどしていて良かったなと思いました（´∀｀）

今は、まだ松葉杖で、ほとんどケガをした左足に体重は乗せられていません。
腫れなどもどんどん引いてきて、少しずつ動かしたりはできるようになってきました。
今後、徐々に負荷をかけていき、無理をせず、リハビリを続けていこうと思います。

4月におこなわれるSGオールスター・オートレースは、今年も皆さんのおかげでエントリーすることができましたが、今年の出場は、難しそうです。せっかく、たくさんの方に投票していただいたのに、申し訳ありません。

今は、とにかく無理せず治すこと。
動かせるようになったら、リハビリをして、少しでも早くレースに復帰できるように頑張ります！

復帰した際は、また応援していただけるとうれしいです（^^）

※文中掲載の写真は選手本人より提供
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【過去のコラムはこちら】
藤本梨恵選手コラム「どうも、なしえです。」
Vol.21「ガールズ王座勝利報告」
Vol.20「年末の楽しみ」
Vol.19「おおまさり」
Vol.18「猛暑の伊勢崎」
Vol.17「新走路で再スタート」
Vol.16「伊勢崎は改修中」
Vol.15「ガールズ王座決定戦」
Vol.14「グレードレース初優出」
Vol.13「夏の思い出、富士登山」
Vol.12「新井日和ちゃんと海釣り」