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競輪

2023/04/25

P-Navi編集部

【武雄競輪G3】脇本雄太が豪快捲りで完全優勝!

【武雄競輪G3】脇本雄太が豪快捲りで完全優勝!

2023年4月25日 武雄競輪
開設73周年記念「大楠賞争奪戦」G3(最終日)

平戸つつじが見頃を迎え、園内がにぎわう御船山楽園に隣接する武雄競輪場で、4月22日より4日間の日程で「開設73周年記念・大楠賞争奪戦」G3が開催された。目前に控えた日本選手権競輪の前哨戦ともいえるシリーズは、初日から激戦の連続。脇本雄太が圧倒的なパワーで他を寄せ付けず、初日から唯一3連勝で勝ち上がると、新山響平も準決勝を圧巻の先行逃げ切りで、佐藤慎太郎と内藤宣彦とともにラインで上位独占。また、地元・九州勢からは準決勝で脇本と連携した山田庸平と、伊藤旭の2名が決勝に駒を進めた。一方で、平原康多や松浦悠士といった優勝候補が、準決勝で落車のアクシデントに見舞われ、最終日は欠場となった。決勝は完全優勝に王手をかけた脇本に対して、新山の北日本ライン、そして九州四国の4車ラインがどう挑むかに注目が集まった。

雨の中行われた決勝は、伊藤旭の先行を新山が捲りでとらえて抜け出す中、最終BS8番手から脇本雄太が豪快に捲り追い込んで完全優勝。1月の豊橋記念に続き、通算14回目のG3優勝で幕を閉じた。

※準決勝のレポートはこちら

【武雄競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/山田庸平(S1・佐賀94期)
4/伊藤旭(S2・熊本117期)
5/大川龍二(S1・広島91期)
6/湊聖二(S2・徳島86期)
7/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
8/内藤宣彦(S1・秋田67期)
9/橋本強(S1・愛媛89期)

【レース展開】
武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3S級決勝赤板

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3S級決勝最終HS

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3S級決勝最終2コーナー付近

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3S級決勝ゴール

誘導以下、2新山-7佐藤-8内藤、4伊藤-3山田-9橋本-6湊、1脇本-5大川で周回。伊藤が赤板前に動いて新山を抑えると、そのまま九州四国4車がペースを上げて、先行態勢に入っていく。5番手に新山、脇本は8番手で打鐘を通過。最終HSから新山が捲り発進して前団に迫ると、伊藤マークの山田も捲りで応戦するが、最終BS過ぎに新山が捲り切り、佐藤とともに抜け出す。最終HS8番手の脇本も捲り発進すると、一気に前団に詰め寄る。直線では粘る新山、マークの佐藤も差し脚を伸ばすが、脇本が大外から捲り追い込んで優勝ゴール。2着に新山、3着に佐藤が入線し、S級S班3者の決着となった。

【武雄競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単1-2 730円(4番人気)
3連単1-2-7 1,470円(2番人気)
決まり手:捲り-捲り

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3優勝脇本雄太
優勝/脇本雄太(SS・福井94期)
今回成績/特1・二1・準1・決1
次走出場予定/日本選手権競輪G1(平塚/5月2日~7日)

後ろ受けになったので、一度抑えるか悩んでいましたが、伊藤君が早めに仕掛けて、レース展開が速かったので、自分は冷静に展開を見ようかなと思っていました。でも、思ったよりも雨が強くて、周りが見えなかったのが誤算でした。最終1センターでスピードが上がって、それに乗ろうと思っていましたが、内藤さんが口があいたのが見えてなくて、その分、遅れてしまったのが良くない点でしたね。でも、武雄の直線の長いところを活かせたのかなとは思います。

腰痛から1カ月と少しが経ち、少しは良くなっている感覚があったのですが、(再発の)恐怖心もあり、それに打ち勝ってレースができているのかなと思っています。ダービー前に調子を占う一戦でしたが、上向いた状態で次のダービーに向けて走れそうかなと思います。いい弾みになりました。チャンピオンジャージ(グランプリユニフォーム)を着ての参戦、気持ちを入れてしっかり頑張りたいと思っています。

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3優勝脇本雄太

武雄競輪開設73周年記念大楠賞争奪戦G3優勝脇本雄太

※最終日のピックアップレーサーは、次ページをご覧ください!

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