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競輪

2023/06/27

P-Navi編集部

【久留米競輪G3】成田和也が10年ぶりのG3優勝

【久留米競輪G3】成田和也が10年ぶりのG3優勝

2023年6月27日 久留米競輪
開設74周年「第29回中野カップレース」G3(最終日)

久留米競輪開設74周年記念「第29回中野カップレース」は本日、最終日・決勝が争われた。
今開催もシリーズの中心に目されたのは脇本雄太だったが、初日特選は捲り不発の8着スタート。そこから二次予選、準決勝は持ち前の豪快なレースで連勝して決勝進出を果たすも、対戦相手による「VS脇本」の包囲網をさらに強く感じさせる勝ち上がりとなった。
決勝は、脇本と東口善朋の近畿ライン、初日特選も主導権取りに出た新山響平を先頭に、新田祐大、成田和也、渡部幸訓で結束の北日本4車、そして攻め鋭い坂井洋に地元の坂本健太郎、津村洸次郎が続く3分戦となり、各ラインの思惑が交錯し、激しく火花を散らすスピード戦が予想された。

雨予報も一変、晴天の下で行われた決勝は、前受けした北日本ラインが、脇本雄太を突っ張り主導権取り。脇本は中団から再度仕掛けるも、先行した新山の番手から新田祐大が抜け出し、3番手の成田和也がゴール前差し切って優勝。成田のG3優勝は、2013年6月の函館記念以来、10年ぶりで通算5回目。北日本の頼れるベテランマーカーが念願だった「中野カップレース」を制して、存在感を改めて見せつけた__。

※3日目(準決勝)レポートはこちら
※レインボーカップチャレンジファイナルの結果はこちら

【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/坂井洋(S1・栃木115期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/渡部幸訓(S2・福島89期)
5/東口善朋(S1・和歌山85期)
6/津村洸次郎(S2・福岡101期)
7/新田祐大(SS・福島90期)
8/坂本健太郎(S1・福岡86期)
9/新山響平(SS・青森107期)

【レース展開】
久留米競輪開設74周年記念中野カップレース決勝の周回

久留米競輪開設74周年記念中野カップレース決勝の最終ホーム

久留米競輪開設74周年記念中野カップレース決勝の最終1センター

久留米競輪開設74周年記念中野カップレース決勝の最終2センター

久留米競輪開設74周年記念中野カップレース決勝のゴール

誘導以下、9新山-7新田-3成田-4渡部、2坂井-8坂本-6津村、1脇本-5東口で周回を重ねる。赤板周回の2コーナー手前から脇本が仕掛けると、新山がすかさず突っ張り、そのまま先行態勢に入り、打鐘を通過。新山のダッシュにより、北日本ラインと坂井の間にあいたスペースに東口が入り、脇本を迎え入れてて最終HSへ。最終BS前から、再び脇本が5番手から捲って出るが、新山のペースも速く、前団には届かない。最終4個―コーナー付近で新山の番手から新田が抜け出すと、3番手を固めた成田が強烈に追い込み1着でゴール。2着は新田、3着には渡部が入り、福島勢が上位を独占した。

【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単3-7 790円(4番人気)
3連単3-7-4 1,770円(3番人気)
決まり手:差し-差し

成田和也
優勝/成田和也(S1・福島88期)
今回成績/特4・二1・準2・決1
次走出場予定/小松島G3(7月6日~9日)

本当に嬉しいです。獲れるとは思っていませんでしたし、ラインのおかげ。新山、新田、そして渡部が後ろを固めてくれて、自分にチャンスが生まれました。
今日は4車で結束。初日に失敗もしていたので、このラインなら負けられないと新田とも話していました。(初手は)取れたら、前からという感じです。あとは相手を見てからでしたが、新山が落ち着いて駆けて、すごいかかりでした。新山の打鐘でのダッシュがすごかったので、口があくと思い、(中団に)脇本が入ったのは分かりました。
多少の余裕がありましたし、新田が出れば、あとは自分が脇本や坂井を止めて、ゴール前勝負と思っていたので、良かったです。新田が行けば、自分にもチャンスがある。このチャンスを逃したら、もう無いという感じで力が入りましたね。自分がラインに恵まれました。

自転車競技をしていたので、この中野カップレースは、呼ばれたときは、優勝したいとずっと思っていました。
これからも来たチャンスを逃さないように。精一杯、頑張りますので、応援よろしくお願いします。

健闘を称えあう北日本ライン

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