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競輪

2023/07/17

P-Navi編集部

サマーナイトフェスティバルG2(準決勝)レポート

サマーナイトフェスティバルG2(準決勝)レポート

2023年7月16日 函館競輪
「第19回サマーナイトフェスティバル」G2(2日目)

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【サマーナイトフェスティバル(2日目)10R=S級準決勝】
1/守澤太志(SS・秋田96期)
2/平原康多(SS・埼玉87期)
3/清水裕友(S1・山口105期)
4/和田真久留(S1・神奈川99期)
5/眞杉匠(S1・栃木113期)
6/北井佑季(S1・神奈川119期)
7/山田庸平(S1・佐賀94期)
8/神山拓弥(S1・栃木91期)
9/新田祐大(SS・福島90期)

函館競輪第19回サマーナイトフェスティバ2日目10RS級準決勝
赤板で北井が先頭に立つと、打鐘前に眞杉が北井をおさえて、そのまま先行策に出る。清水も仕掛けて両者の先手争いになるが、平原が清水をブロック。最終ホーム8番手から新田が捲りに出ると、逃げる眞杉を最終BSでとらえて先頭奪取。新田はそのまま押し切り1着ゴール。新田の捲りに守澤が続くが、最終2センターで眞杉がけん制。直線で空いた内コースを、平原が抜け出し2着。関東3番手の神山が3着に入線した。

新田祐大
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特2・準1
G2優勝:2回(17年7月サマーナイトF)
サマーナイト優勝歴:1回(17年伊東)

最終2センターぐらいから踏み上げていって、清水(裕友)君が平原(康多)さんとの競りになって、弾かれたところを行ったのですが、コーナーに差し掛かかり、内に入って行ったら、平原さんが近づいてきたので、すごく厳しいレースになったと感じました。1着は、すごく自信になります。コンディションは悪くないと思うし、昨日ラインの連携が乱れてしまった悔しさから、今日は守澤(太志)君と2人でチャンスを逃さない仕掛けをしたい気持ちが、レースに繋がったと思います。

決勝は、単騎。

平原康多
2着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特7・準2
G2優勝:2回(18年9月共同通信社杯)
サマーナイト優勝歴:0回
サマーナイト優出歴:4年ぶり5回目

(ラインが)前中団の位置が取れたので、自分達の動く番が来たらという感じでしたが、さらに早く(清水裕友が)仕掛けて来ましたね。最終2センター付近では、最近までの悪い流れだったら早めに踏み込んで、落車してるパターンでしたが、ワンテンポ待てたのが少し流れが変わったのかなと思います。昨日のレースがすごく苦しいレースになってしまい、それが今日、いい方向に向いたのかなと思います。

決勝は、佐々木悠葵の番手。

神山拓弥
3着/神山拓弥(S1・栃木91期)
今回成績:予2・準3
G2優勝:1回(09年12月ヤンググランプリ)
サマーナイト優勝歴:0回
サマーナイト優出歴:初

いつになく最後まで余裕を持ってやれています。最後は、一度、平原(康多)さんの内に車輪を差して苦しかったのですが、その後伸びて3着に入れているのでいいのかなと思います。仕上がっているのかいないのかわからないですが、着だけ見ればいい状態なのかなと思います。明日は、与えられた位置で頑張ります。

決勝は、平原(康多)さんの後ろ。

10Rレース結果

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【サマーナイトフェスティバル(2日目)11R=S級準決勝】
1/山田英明(S1・佐賀89期)
2/古性優作(SS・大阪100期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/小松崎大地(S1・福島99期)
5/深谷知広(S1・静岡96期)
6/稲毛健太(S1・和歌山97期)
7/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
8/山岸佳太(S1・茨城107期)
9/松浦悠士(SS・広島98期)

函館競輪第19回サマーナイトフェスティバ2日目11RS級準決勝
赤板で佐々木が抑えに行くも、新山が突っ張る。新山はペースを上げ、3番手に佐々木、5番手に松浦、7番手に古性の態勢となる。最終HS前に古性がカマしていき、新山を叩いて主導権を握るが、近畿ラインの仕掛けを追った松浦が最終2コーナー付近から捲り発進。松浦は逃げる古性を最終2センターでとらえて1着ゴール。松浦マークの山田は連携は崩れるも、巧くコースを抜け出して2着。大外を伸びた佐々木が3着に入線した。

松浦悠士
1着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特6・準1
G2優勝:4回(22年7月サマーナイトF)
サマーナイト優勝歴:2回(21年函館、22年玉野)

赤板過ぎは、落ち着いて5番手から脚をためて、タテの勝負をすればチャンスがあると。昨日のレースで状態の確認もできていました。最終HSでは、(古性優作が)すごいダッシュでした。慌てて行って、なんとか3番手にスイッチできた感じでしたが、自分が思っていた以上に自転車が進んでくれましたね。最近には無いくらい状態はいいかなと思います。

決勝は、脇本(雄太)さんの番手。

山田英明
2着/山田英明(S1・佐賀89期)
今回成績:予2・準2
G2優勝:0回
サマーナイト優出歴:2年連続2回目

1番車だったので、僕の仕事はスタートと思い、集中していましたし、しっかり松浦(悠士)君に付いていこうと思っていました。最終HSの古性(優作)君のカマシに、(松浦が)切り替えるスピードが、自分の競輪人生で一番すごくて、車間が空いてしましました。松浦君が1着なら、僕は2着にならないといけないので、内でも外でも、なりふりかまわず行きました。状態は、ちょっとずつ良くなっている中で、精一杯、戦っています。たまたま決勝に乗れた感じなので、このチャンスを活かせたらいいなと思います。一発狙って頑張ります。

決勝も、松浦(悠士)君の後ろ。

佐々木悠葵
3着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:一1・準3
G2優勝:0回
サマーナイト優勝歴:0回
サマーナイト優出歴:初(ビッグレース初優出)

赤板では、しっかり位置を取らないといけなかったです。踏んだので、脚を使いました。(北日本ラインの3番手に入ってから)もっと新山(響平)さんが駆けると思ったのですが、予想外に古性(優作)さんが早めに仕掛けてきたので、よくないパターンになりました。身体の状態も良くなってきて、練習のままをレースでも出せる生活を心がけているので、ビッグの決勝に乗れたのは良かったです。

決勝は、関東ラインの前で頑張ります。

11Rレース結果
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【サマーナイトフェスティバル(2日目)12R=S級準決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/犬伏湧也(S1・徳島119期)
4/吉田拓矢(S1・茨城107期)
5/松井宏佑(S1・神奈川113期)
6/南修二(S1・大阪88期)
7/菊池岳仁(S1・長野117期)
8/山口拳矢(S1・岐阜117期)
9/香川雄介(S1・香川76期)

函館競輪第19回サマーナイトフェスティバ2日目12RS級準決勝
中団で内に脇本、外に犬伏が並走のまま赤板を通過。赤板過ぎに犬伏、松井が仕掛けるも、前受けの菊池も突っ張っていく。先行態勢の菊池を犬伏が最終2コーナーで叩いて主導権を奪う。8番手の脇本は、最終2コーナーから捲りを打つと、一気の加速で最終3コーナー過ぎには前団をまとめて捕えて1着。上がりタイム10秒6は、函館のバンクレコードを更新した。最終BSで捲りを打った山口拳矢が2着。犬伏追走の形になった松井が3着に入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・準1
G2優勝:1回(19年3月ウィナーズカップ)
サマーナイト優勝歴:0回
サマーナイト優出歴:10年ぶり2回目

前からの組み立ては嫌だったので、中団で位置にこだわろうと思っていました。相手の動きを見て、自分が対応する形を取りたかったがです、そんなに上手くいったとは思えないですね。赤板では(犬伏湧也との並走だったが)その位置にしっかりこだわりました。余裕はなかったですね。

決勝は、自力で頑張りたいと思います。

山口拳矢
2着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:予1・準2
G2優勝:1回(21年9月共同通信社杯)
サマーナイト優勝歴:0回
サマーナイト優出歴:2年ぶり2回目

関東ラインが前を取りにいったので、何かあるのかと思い追走しました。最終BSでは、脇本(雄太)さんのスピードが全然違いましたね、自分は松井(宏佑)さんに負けないように踏みました。2着で上がれて、よかったです。タテ脚に自信を持って戦えているので、明日も1人になりますが、隙を突いて狙います。

決勝は、単騎で。

松井宏佑
3着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・準3
G2優勝:1回(20年12月ヤンググランプリ)
サマーナイト優勝歴:0回
サマーナイト優出歴:初

ラインで決められるレースができればよかったのですが、力不足でした。(打鐘手前2コーナーで)叩ければよかったのですが、みんなとタイミングが同じで、踏み合いになってしまいました。犬伏(湧也)の後ろに付けたのはよかったですね。ある程度、無駄な力を使わず、最後まで回せたと思います。身体は少しよくないところがありますが、調子には影響がないかもしれないです。

決勝は、自力で挑みます。大きなレースで結果を出せてきているので、手応えはあります。勝てるようなレースをしたいです。

12Rレース結果

※G2優勝の( )は前回G2優勝開催
※G2決勝の( )は前回のG2優出開催、YGPを除く

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【サマーナイトフェスティバルG2(最終日)12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/新田祐大(SS・福島90期)
4/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
5/山田英明(S1・佐賀89期)
6/神山拓弥(S1・栃木91期)
7/松井宏佑(S1・神奈川113期)
8/山口拳矢(S1・岐阜117期)
9/平原康多(SS・埼玉87期)

注目の並び想定は
1脇本-2松浦-5山田
4佐々木-9平原-6神山
3新田(単騎)
7松井(単騎)
8山口(単騎)

決勝は、脇本雄太の番手に松浦悠士、山田英明が続く3車ライン。
佐々木悠葵の後ろには、平原康多と神山拓弥が付く関東3車ライン。
新田祐大、松井宏佑、山口拳矢は、単騎の戦いとなった。

注目は、脇本に松浦が付くというサプライズのあった即席ラインだろう。強烈な捲りや先行力も他を寄せ付けない脇本。そして以前から、その番手に付いてみたかったと語る松浦の念願が叶った。松浦はサマーナイトフェスティバル3連覇をかけた戦いで、ついに連携が実現する。この強力で、ひと味違った連携が、対戦者を一蹴しそうだ。
また、近況好調な佐々木が関東ラインの先頭で力を発揮すると、番手の平原や神山が隙のない援護で、結束力を見せる可能性もある。さらに、単騎の戦いとなった新田や松井、山口も虎視眈々と一発逆転を狙ってくるに違いない。新田のスピードはもちろんのこと、ビッグレース初優勝へ自信を強める松井、そして山口は戦況を見極めた仕掛けで、今年のダービー王の力を見せてこよう。
函館の夜に大輪の花を咲かせるのはどの選手か__。ファイナリスト9名による熱い走りにご注目ください。

※優出チャリレンジャーインタビューは次ページに掲載中→

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