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2020/07/14

P-Navi編集部

自転車選び【第3回】

自転車選び【第3回】

必要なメンテナンスは?

メンテナンスについて『サイクルショップ 武蔵小杉店』高田店長に尋ねると、「ともかく、空気を入れること、ですね」。空気が減ってくると、ペダルが重くなるだけでなく、パンクしやすくなってしまうのだが、もう一つ理由があるという。

「空気を入れる時には車体を見るので、異変などにも気づけて、安全に繋がります」
なるほど!
空気入れに際しての注意点はバルブには何種類か形状があることだろう。一般のママチャリなどには英式、クロスバイクやロードバイクに使われているものは仏式、マウンテンバイクは米式のバルブが使われていることが多い。

ロードバイクに多い仏型のバルブ(写真はネジなどを外した状態のもの)

ママチャリ等におなじみの英式

アタッチメントを付け替えることで1本の空気入れで全て対応できることも多いのだが、購入した自転車のバルブも確認しておこう。

最も一般的なフロアポンプ型の自転車の空気入れ。アタッチメントの交換で3種のバルブに対応していることも多い。ポンプの性能差が意外と大きい。空気を入れやすい良質のものを選びたい

他にはないか尋ねると「最低限、月に一度は注油してほしいですね」と。錆びたチェーンはペダルが重くなるだけでなく、チェーン切れのリスクもあり、実は危険に直結するのだ。

チェーンの錆は走行の快適さも安全も損なってしまう。月1度は注油を!

そうなるとママチャリに乗るだけだとしても、最低限フロアポンプ(空気入れ)やチェーンオイルは準備する必要がありそうだ。

ただ、最近は自由に空気を入れさせてくれる販売店も増えており、そういう店舗を利用できるなら、定期的に寄る形でも良いだろう。暑い季節はフロアポンプで空気を入れるだけで汗だくになってしまうし、ワンタッチで空気が入るコンプレッサーなどを使えるならば労力も省けて嬉しいところ。

自由にコンプレッサーを使い空気を入れられる。取材日も何人もの方が立ち寄っていた。サイクルスポット 武蔵小杉店にて

この店舗に一定料金を支払えば3年の盗難補償が付き、同時に永年無料で注油やギア、ブレーキ、チェーンの調整を系列のチェーン店全店で受けられるオプションサービスの掲示があった。

盗難補償ととともに、ブレーキ、チェーン、ギアの調整が永年無料となるサービスを告知するポスター。メカに詳しくない身にはとても心強いサービスだ。サイクルスポット 武蔵小杉店にて

実際のところ、ママチャリユーザーで月1度の注油をしている人は稀だろう。しかし、人間はサービスへの対価を払っているとなれば積極的に利用しようとするし、利用すれば結果的に自分の安全や快適さを守ることに繋がる。店舗に寄る習慣ができれば、不具合が出たり、パーツが劣化したりした際にも相談しやすくなり、安全を確保し、自転車も長持ちさせることにもなる。こういったサービスが全国に広がることを期待したい。

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