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2023/09/21

P-Navi編集部

シマノ鈴鹿ロード2023(前編)

シマノ鈴鹿ロード2023(前編)

今年も8月の鈴鹿サーキットで、19日・20日の2日間に渡り、「シマノ鈴鹿ロード2023」が開催された。
ロードバイクを中心としたオンロードの夏の風物詩と呼べる超人気イベントは、今年で38回目を迎える。制限付きで開催された昨年から、参加者が2割強増え、にぎやかなシマノ鈴鹿が帰ってきた。


真夏の鈴鹿サーキットで開催された「第38回シマノ鈴鹿ロード」

シマノ鈴鹿は、レースを主軸として開催されるイベントだ。ただし、その種類は非常に多様で、レベルや年齢などに応じて細かくカテゴリー分けされたレースが、初日は早朝から19時ごろまで、2日目も早朝から夕方まで、分刻みでびっしりと開催される。比較的本気度の高い個人ロードレースやタイムトライアルに加え、敷居の低い耐久レースも用意されている。参加料金も抑えられており、複数種目にエントリーする参加者も少なくない。

会場内には、完成車やサイクル用品、アパレルだけでなく、イベント、コスメ、グルメなど、多くのジャンルの出店ブースが並ぶ。2日目の終盤には、トップレーサーたちがホンモノのレースを展開する「クラシック」も開催。参加、観戦、試乗、ショッピングや食べ歩きなど、この会場内だけでも、さまざまな切り口で楽しめる総合イベントである。


多くの来場者がブースめぐりを楽しんだ


アスリート向けの高性能で使いやすい日焼け止めなど、会場ならではのブースも


スズカグルメも健在!

シマノ鈴鹿の会場オープンは早朝4時。1日を過ごす居心地のよい場所を確保したい参加者は、早朝から会場に集まってくる。
初日の土曜日。最初の種目は、シマノレーシングの選手が講師を務めた子ども向けの自転車教室「ウィーラースクール」。ちびっこから、小学生まで、多くのキッズライダーが参加した。スクールの歴史も長くなり、今では、かつて受講していた子どもの中から、プロ選手になるケースも出てきているという。モチベーションモ高く、講師の選手の模範演技を見つめる子どもたちの目が、とても印象的だった。


「日本一楽しい自転車教室」として人気のウィーラースクール


基本テクニックを楽しく学ぶ。ロードバイクで参加するキッズライダーも多かった

続いて、7時45分からは、一般層向けの中で、もっともレベルが高い「5ステージ・スズカ」の第1レースが始まった。ここには6名のチーム単位でエントリーし、距離の異なる3つのロードレースと、個人、チームのタイムトライアルで構成された5つのステージ(レース)を走るステージレースだ。


ステージレースに臨む「5ステージ・スズカ」。皆が狙うのは、スカイブルーの市松模様のリーダージャージ


レベルの高い戦いが繰り広げられる

プロのレースと同様、ステージごとの優勝と個人総合優勝があり、表彰式はステージごとに開催される華のある種目だ。各ステージ終了時に、首位の選手にはリーダージャージが贈られ、これを最後まで守った選手が、最終的な優勝となる。今年から18歳以下の最高位の選手に、「個人総合時間ジュニア賞」が贈られることとなり、目標がひとつ増えることになった。


リーダーチームはリーダーを守るべく、ステージを戦う。今年はステージ間でリーダーが動き、緊張感のある展開となった

エントリーするメンバーの多くは、フルタイムワーカーだが、この大会に向け、個々のトレーニングと、チームとして機能できるよう連携の準備を重ねて、仕上げて挑んでくる。ホビー層とは思えないレベルの高いステージレースが展開されるのだ。

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