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2023/09/06

P-Navi編集部

走ってみっぺ南会津!2023(後編)

走ってみっぺ南会津!2023(後編)

※走ってみっぺ南会津!2023(前編)はこちらからご覧ください。

ついに、名物の第3エイド「高畑スキー場」に到着した。
近隣には、香ばしい香りが漂っている。ここは、大会名物の「マトン丼」が提供されるエイドなのだ。マトンは、焼いたものが用意されているわけでなく、並べられた鉄板の上で、いい音を立てながら数名のスタッフが焼き上げており、そのライブキッチンばりの演出も華やか。このエイドのために走るという参加者も少なくない。皆、ニコニコ笑顔で列に並んでいた。


山を背負った「高畑スキー場」エイドに到着!

順番が来ると、地元のお米がふっくらと炊き上げられた、つやつやのごはんの上に、ドーンとマトンが乗ったお碗を渡された。「タレはお好みでかけてくださいね」と笑顔のスタッフさん。お碗は、ずっしりと重く、定食レベル! こんなにいただいていいんですか?
参加者はいそいそと戦利品を抱いて、木陰など確保したスペースに移動し、ダイナミックに頬張っていた。ごはんもマトンも絶品で、このエイドは会話も忘れて一心不乱に食べている参加者が多いような気がする。パワーもしっかりチャージして、元気満タンだ!


マトンがダイナミックに焼かれる光景も大会名物のひとつ


香ばしい香りのマトン丼を手に笑顔がはじける

ここから再び伊南川とともに走り、いくつかのスノーシェッドを抜ければ、折り返し地点の屏風岩にたどり着く。岩と澄んだ水が織りなす涼しげな光景を楽しもう。窮屈だったシューズを脱いで、美しい水にひたしてみる参加者も。時には、泳いでしまう方もいるとか。別世界に入り込んだような空気感を、五感で楽しんだ。


屏風岩でくつろぐゲストライダーたち


自然が織りなす不思議な光景を楽しむ

再スタート。分岐点を目指し、折り返す。同じルートではあるが、見る方向によって雰囲気が変わるのが面白い。帰りは下り基調になるため、パワーチャージとリフレッシュを済ませた参加者のペダルは順調に回っているようだ。


笑顔で走る。コース内のどこを取っても美しい


渓流にかかる橋を渡り、エイドへ

美しい渓流の光景を再び楽しみ、あの「包容力エイド」へと戻る。このエイドのすごさは、再来訪時にわかる。「第4エイド」となる今回は、冷たいプチシュークリームを用意し、折り返しの参加者を待ってくれていたのだ! ランチの後で、ちょっと甘いものが欲しくなる気持ちを完全に満たしてくれる。さらに、冷やしきゅうりも登場! トマトもいただける。涼しいとはいえ、暑さを感じ、バテてくる後半の気持ちを汲んで、ドリンクボトルには氷を入れてくれる。なんとありがたい心遣いだろう。

この大会は地元のスタッフの皆さんが、とてもフレンドリーに参加者を受け入れ、歓迎して、もてなしてくれるのが大きな魅力なのだが、再来訪になるこのエイドなどで「ただいま」と言いたくなるくらい、自然と強い親近感を持つ。多くの参加者がリピーターになる由縁(ゆえん)は、ここにあるだろう。


南郷トマトと再会!


きゅうりと、プチシュークリームをゲット!


ボトルに氷を入れてくれるサービスが嬉しい。冷たいドリンクは、確実に夏のライドの助けになる

筆者はここで折り返し、フィニッシュを目指したが、100km組はここから右ウィングパートに向かい、南郷スキー場に立ち寄る20km分のルートを往復する。ここも伊南川とともに走り、美景を楽しめるエリアだ。エイドも2カ所、設定されている。

さて、ここからは最後まで、緩やかな上り基調。ロングライドに慣れたローディーたちは、スイスイと爽快に走り抜けていくが、「そうでもない」面々には、後半の疲れもあり、じわじわ効いてくる。「走り」や「はしゃぎ」のペース配分を間違えてしまうと、終盤がキツいのだ。
ルートは、ほんのりと上り続けるが、上りを「あまり気にしない」作戦で、一定ペースでペダルを回す。顔を上げれば、帰路も変わらぬ絶景。広々とした田園風景を、心ゆくまで楽しもうじゃないか!

※いよいよ、高揚感あふれるフィニッシュへ!

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