シマノ鈴鹿ロード2023(後編)

興奮冷めやらぬ中、待機していた最終レースのレーサーたちが、コースイン。最後を飾るのは、2日間のオールラストを飾る未就学児の自転車かけっこ「ミルキー」だ。この日は、0歳児も3名がエントリー。全く別次元の種目に、これまで緊張感を持って見っていた観客も、笑顔で拍手を送っていた。
今年はパパママの激走大会となった0歳児の部
やる気満々のちびっこライダー。ミルキー卒業のきょうだい児のかいがいしいサポートも目立った
「知っとく講座」と題し「ウェイトコントロール(栄養学)」や「疲労対策」など、アクティブに生活を楽しむ層の関心が深いテーマを設定した講座も開講した。シマノレーシングのメンバーも参加し、体験を語るなど、具体的な情報も含まれていて、集まった参加者は、興味深く真剣に話に耳を傾けていた。
いかに速やかに疲労を回復させるか。選手の課題は、働きながらアクティブに活動する層と同じ
今年から成人のレースに、中学生もエントリーが可能となり、多くの13~15歳の若手が参戦した。将来有望なジュニアへの可能性を開くための策だったのだが、その思いを受け、大いに奮闘。上位入賞やスプリント賞の獲得など、大人を驚かせる一幕も。
ジュニア層など若手の健闘が目立った年でもあった
「自転車で遊びたい」「本気で挑戦したい」「観戦したい」など様々な層も、子供もシニアも、皆が文句なしに楽しめた2日間。大会の様子は、フルにyoutubeライブで中継され、視聴数は、両日3万を超える人気だった。これからも、時の流れにつれ、変わりゆく嗜好に合わせながら、大会は進化を続けることだろう。
家族全員でシマノ鈴鹿を楽しむ層も増えた
ショップ単位でバスを借り、にぎやかに参戦
各レースのスターターも、年齢性別、エントリーの有無を問わず、体験できる
シマノレーシング50周年を記念し、歴代のチームのバイク、ウェアを展示
来年の大会の情報が出てくるのは、来年の早春ごろになるだろうか。気になる方は、ぜひチェックを!
夏の思い出が作れること、間違いなしだ。
画像:シマノ鈴鹿ロード
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