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競輪

2023/03/06

P-Navi編集部

大垣競輪G3(準決勝)レポート

大垣競輪G3(準決勝)レポート

2023年3月6日 大垣競輪G3
開設70周年記念「水都大垣杯」(3日目)

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【大垣競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
大垣記念G3準決勝10レースのゴール
打鐘前に先頭に立った岩本俊介を、打鐘で橋本優己が叩いて、そのまま先行態勢に入っていく。7番手の岩谷拓磨が最終2コーナーから捲りを打つと、橋本マークの山口拳矢のけん制もかわして先頭に立つ。そのまま岩谷が押し切り1着、2着にマークの井上昌己が入り、九州ワンツー。3着に山口が入線した。

岩谷拓磨
1着/岩谷拓磨(S1・福岡115期)
今回成績:一2・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(22年2月高知以来)

前か中団の作戦でしたが、後ろになってしまったので、1回切ってから、あとは自分の感覚で。最終HSで行けましたけど、最終BSは風が吹いていたので、付いていって追い風に乗って仕掛けました。自分でも行ける感じがありましたし、今開催は長い距離も踏んで、不安はもうなくなりましたね。
決勝も自力です。

井上昌己
2着/井上昌己(S1・長崎86期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:10回(15年12月佐世保)

(岩谷が)強かったですね。最終HSでペースが緩かったので、そこで行けばラインで決まると思ったけど、結果的に行き切っているので、何も言えないですね。(感触は)岩谷君に千切れることはなさそうなので、また気合を入れて頑張ります。
(決勝も)岩谷君へ。

山口拳矢
3着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:特1・二1・準3
G3優勝:1回(23年2月伊東)

(橋本)優己君がああいうレースをしたいということで。巻き返しも早く来ない、良いペースだと思っていました。(岩谷が)捲ってきて、1人かと思ったら、井上さんも付いてきていたので。優己君と2人で決勝に行ければと思っていましたけどね。少し疲れはありましたけど、人の後ろで休めたとは思います。しっかりと優勝を狙いたい。
(決勝は)自力です。

10Rレース結果

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【大垣競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
大垣記念G3準決勝11レースのゴール
赤板過ぎに谷口遼平が先頭に立つと、吉田有希も仕掛けるが、谷口も前で突っ張る。先手争いとなり、最終HSで吉田が出切るも、関東は連携が崩れる。中団に降りた平原康多は最終2コーナーから踏んで、吉田の後位に追い上げると、直線で抜け出し1着。2着に平原マークの久木原で埼玉ワンツー。吉田も粘りるものの、ゴール前で岡本総がかわして3着に入線した。

平原康多
1着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

カマすタイミングがスリーテンポくらい遅かったので、あれだと谷口君は突っ張りたくなくても、突っ張りますよね。最後はツケマイで行こうと思って、残しに行ったのですが、(吉田は)脚を使っている分、いつもの粘りがなかったですね。
今日の自転車とのマッチングは、そこそこ良かったです。
(決勝は)自力。

久木原洋
2着/久木原洋(S1・埼玉97期)
今回成績:一3・二1・準2
G3優勝:4回目(23年1月豊橋以来)

切ったところを叩く作戦でしたけど、(吉田は)合わされている感じに見えました。でも、自分は平原さんの後ろで、しっかりと付いていくだけ。平原さんの動きは、凄かったですが、自分も必死。乗っている感じも良いですが、今回は前に助けられていますね。
(決勝も)同県の平原さんに。

岡本総
3着/岡本総(S2・愛知105期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(22年8月岸和田以来)

最終HSは内をすくわれてしまって、ヤバいと思ったのですが、引いてくれたので。今日は谷口(遼平)君のおかげ。それだけですね。状態もいいと思います。
(決勝は)拳矢君の後ろです。

11Rレース結果

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【大垣競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
大垣記念G3準決勝12レースのゴール
赤板過ぎ2コーナーから仕掛けた磯島成介が主導権取り。中団に古性優作が続き、打鐘過ぎに7番手から犬伏湧也も仕掛けを狙うが、外に浮いて、番手の小倉竜二は切り替える。磯島の番手で坂本貴史が車間をあけてけん制する中、最終2コーナーから古性が捲りを仕掛けると、スピード良く抜け出して1着。古性の番手の神田紘輔をさばいて坂本が2着。8番手から大外追い込んだ犬伏が3着に入線した。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:6回(21年7月福井)

前受けはしたくなくて、けん制したけれど、前になったのでヤバいなと思っていました。(磯島成介が)かかってしましたね。でも、坂本(貴史)さんが出る前に力勝負ができましたし、タイムも10秒9と良かったです。ラインで決められなかったのは残念ですが、疲れている割には、自転車も出ていますね。
(決勝は)単騎でもしっかりと頑張ります。

坂本貴史
2着/坂本貴史(S1・青森94期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:1回(22年8月函館)

(磯島成介が)力勝負して、あとは自分次第という感じでした。(磯島は)犬伏君を合わせて、バラバラになっていたし、強かったです。でも古性君の気配がなかったのに、どこから来たの?という加速で横まで来ていたので、合わせて出ましたが、油断していたわけではないけど、甘かったです。(決勝進出は)ラインのおかげ。
(決勝は)単騎でも自力です。

犬伏湧也
3着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特9・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(22年12月広島以来)

中団でフタをされて、それが長くなって、仕掛けるタイミングがなくなりました。上りで発進して届かなかったのですが、もう1回付き直しました。小倉さんは切り替えていましたが、古性さんが捲るのが見えたので、付いていけばゴール前勝負できるかなと。吸い込まれていく感じで、スピードに乗りました。踏み出しは悪くないです。
決勝は、後ろに付いてくれたらありがたかったですけど。単騎で頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/山口拳矢(S1・岐阜117期)
2/古性優作(SS・大阪100期)
3/平原康多(SS・埼玉87期)
4/坂本貴史(S1・青森94期)
5/犬伏湧也(S1・徳島119期)
6/岩谷拓磨(S1・福岡115期)
7/久木原洋(S1・埼玉97期)
8/岡本総(S2・愛知105期)
9/井上昌己(S1・長崎86期)

注目の並び想定は
1山口—8岡本
3平原—7久木原
6岩谷—9井上
2古性(単騎)
4坂本(単騎)
5犬伏(単騎)

決勝は、地元の山口に岡本が付く中部2車ライン。
平原に久木原が続く埼玉勢。
そして、岩谷に井上がマークする九州2車。
古性、坂本、犬伏の3選手はそれぞれ単騎戦を選択した。

まずは、大垣記念を連覇中の平原が注目を集めそう。決勝は自力戦となるが、自転車とのフィーリングも好感触を得ており、当地記念3連覇をつかみ取るか。
昨年のリベンジを目指すのは山口。昨年の決勝は捲り追い込むも、平原は捕えきれずの準優勝だった。先月は伊東でG3初優勝も果たしており、今度こその地元記念Vの期待も高まる。
単騎では、やはり古性優作の動向は見逃せない。準決勝では10秒9の快速捲りを繰り出して1着。2月の全日本選抜でG1を制したばかりだが、21年7月以来の記念優勝を決めて、さらに強さを知らしめるか。
各ラインに魅力あり、単騎3名も一撃を秘めており、楽しみなメンバー構成での決勝となった今年の大垣記念。
激戦を制するのは……!?

大垣競輪場

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