TOP > コラム > 『森泉宏一の実況天国』Vol.23

コラム

一覧へ戻る

コラム

2019/12/13

Koichi Moriizumi

『森泉宏一の実況天国』Vol.23

『森泉宏一の実況天国』Vol.23

3人目は長谷川啓(川口12期)選手!
10月30日に地元・川口で優勝。これがオートレース界最年長優勝を更新する大偉業となりました!
白の勝負服でスタートから逃げ切り、自身10年ぶり、20回目となる節目の優勝。
“68歳6ヶ月10日”での優勝は篠崎実選手(川口9期)が2016年5月20日に記録した“67歳2ヶ月24日”を更新する史上最年長優勝となりました。
もちろん、この優勝はインパクトがありましたが、レース後に行われた表彰式でのインタビューも印象的でした。

「20回目の優勝だが、19回目の優勝をした時に辞めるまでにもう1度、優勝したいと思っていたので夢が叶いました」
「最年長優勝も少し意識していました。『記録』というものに私は縁がありませんでしたが、最年長優勝記録という『記録』に名を残せて非常に嬉しいです」
「あと何年、現役でいられるかは分かりませんが、70歳までは絶対に現役で走ります!」
「オートレースが大好きで長くやりたいので、これからも宜しくお願いします」

長谷川選手の人柄。
さらに“オートレース愛”が伝わってくる素敵なインタビューでした。

どの世界でもそうですが、『好き』という気持ちは大事。
やっぱり、最大のエネルギーになるのだなと、改めて感じたものです。

以上、私の印象に残った今年のオートレース界の出来事でした。
こう見ると、川口の選手が多かったですね。

次回のコラムでは2019年のオートレースに関わる個人的な出来事を振り返りたいと、考えております。
伊勢崎での実況卒業、初の予想会、オールスターで初の記念インタビュアー、浜松G1優勝戦で半年ぶりのオートレース実況。
そして、チャリ・ロトさんの『燃えろ!!オートレース』出演。
前回のコラムで告知していた、番組内での予想の成果(打率の推移)などは、次回、振り返りたいと思います。
是非、読んでいただけると幸いです。

さぁ、年末の公営競技は注目レースが立て続けに開催されます。
レースが連日のように続くこと。
そして、年末という気分の高揚感。
ついつい財布のヒモも緩みがちですけれども、ペース配分には気をつけて!
大晦日の川口SGスーパースター決定戦まで軍資金を残しておきましょう!
はい、自戒も込めまして(笑)。

【オートレース/今年度の記念レース日程】
・12/18~ G1スピード王決定戦(山陽)
・12/27~ SGスーパースター王座決定戦(川口)
・1/9~ G1シルクカップ(伊勢崎)
・2/7~ G1開設記念レース(飯塚)
・2/22~ G2若獅子杯争奪戦(山陽)
・3/4~ G2レジェンドカップ(伊勢崎)
・3/18~ 特別G1プレミアムカップ(飯塚)

【略歴】


森泉宏一(もりいずみ・こういち)
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち

父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」
という慰めの言葉が唯一の救い

12

ページの先頭へ

メニューを開く