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競輪

2023/09/30

P-Navi編集部

豊橋競輪G3(準決勝)レポート

豊橋競輪G3(準決勝)レポート

2023年9月30日 豊橋競輪
開設74周年記念「ちぎり賞争奪戦」G3(3日目)

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【豊橋競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
豊橋記念3日目10レース
黒沢征治が打鐘で松本貴治を抑えると、藤井侑吾もスパート。黒沢マークの佐藤慎太郎が藤井をけん制するも、藤井は再度仕掛けて、最終HSで黒沢を叩き切り、中部ラインが主導権を奪い返す。7番手から松本が捲りを打つと、逃げる中部勢を直線で捕えて1着。松本マークの荒井崇博は最終BSで佐藤のけん制を受けるも、松本の仕掛けに乗って2着。藤井マークの岡本総が3着に入った。ゴール前で詰めるも佐藤は8分の1輪差の4着で決勝を逃した。

松本貴治
1着/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績:特9・二1・準1
G3優勝:1回(21年1月松山)

初日、2日目に比べたら、調子的には今日が一番よかったです。ずっとキープしている感じ。後ろから行くよりは、しっかり前からの方が、得意な展開になるのかなと。自然と詰まったところでいけたと思います。体調を整えて、決勝も力を発揮したいです。

(決勝は)町田君に。

荒井崇博
2着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特7・二1・準2
G3優勝:16回(21年11月武雄)

(S取りは)タカハル(松本貴治)がわがまま言うからね。(2日目連携の)町田(太我)には町田の強さがあるし、貴治には貴治の強さがある。貴治は一番、格が上だったし、黙って付いていけば、何とかすると思っていました。でも、抜ききらなかったね。飛ばされずに、凌げて、良かったですよ。

(中四国には)世話になっているしね。(決勝は)一人で走ります。

岡本総
3着/岡本総(S1・愛知105期)
今回成績:一5・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(23年3月大垣以来)

きつかったです。黒沢(征治)君が前を取ってくれたら、良かったですけどね。(藤井侑吾が)今日もすぐ行ってくれたから、そのまま付いていきました。ずっとかかっていたので、つきバテ。思うように、動かなかったです。でも、何とか目標の決勝に来られました。明日も精いっぱい、頑張ります。

(決勝は)川口君に。

10Rレース結果

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【豊橋競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
豊橋記念3日目11レース
町田太我は中井俊亮を赤板過ぎに抑えて先頭に立つと、そこから徐々にペースを上げて、レースの主導権を握っていく。4番手に中井、深谷知広は7番手で打鐘・最終HSを通過。町田の快ペースのまま直線に向くと、町田マークの香川雄介が差し脚を伸ばして1着。中井マークの稲川翔が直線伸びて2着。逃げた町田が3着に粘った。最終BSから捲り追い込んだ深谷だったが、5着に終わった。

香川雄介
1着/香川雄介(S1・香川76期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特6・二4・準1
G3優勝:3回(08年10月観音寺)

今日が一番、身体の折り合いがついて軽かったですね。(町田太我を)抜けるとは思っていなかったけど、それなりに走れるかなと思っていました。(作戦は)町田君にお任せ。深谷(知広)が7番手なのも、分かっていなかったです。町田君もかかっていましたね。今日はたまたま、身体の折り合いがつきました。また明日どうなっているのかは分かりませんが、頑張ります。

(決勝は)松本君の後ろ。3番手。

稲川翔
2着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特5・二1・準2
G3優勝:2回(18年1月松阪)

深谷(知広)に出られたら、厳しいと思っていました。(深谷が)後ろにいると、こんなにも怖いのかと。(ラインが)ゴールで現地集合ができたら良かったんですけどね。初日の失敗を、良いふうに捉えたことが、良かったと思います。しっかり集中して走れていますね。

(決勝は)新山君に。

町田太我
3着/町田太我(S1・広島117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:1回(21年6月松山)

しっかり抑えないと、突っ張られてしまう。打鐘からも、カマされるのが怖くて、最終HSでは目一杯の感じで踏んでいました。キツかったですし、バンクも重かったですね。明日も力を出し切るだけです。

決勝は(中四国ラインの)先頭で頑張ります。

11Rレース結果

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【豊橋競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
豊橋記念3日目12レース
赤板から新山響平が抑えに行くも、前受けの橋本優己は突っ張って、岐阜ラインが主導権取りで、新山は8番手に。6番手に付けた山田雄大は打鐘過ぎ2センターで内を突いて、3番手までポジションを上げていく。橋本の番手では川口聖二が後ろを警戒。最終BSから山田が3番手から捲りを打つと、川口も捲りで抜け出しを図る。8番手の新山も最終2コーナーから捲りで追い込むが、川口が押し切って1着ゴール。2着に伊藤、3着に大外迫った新山が入線した。

川口聖二
1着/川口聖二(S1・岐阜103期)
今回成績:一2・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(23年2月伊東温泉以来)

(1着で)お客さんにも褒めてもらえましたね(笑)。今日は(橋本)優己が駆けてくれたおかげ。スタートは(新山)響平がいるので取れないかなと思っていたのに、取れましたね。優己は行く気満々でした。かかっていたし、後ろももつれてくれたし、赤パン(新山)を探したけど、いない。でも、2番(山田雄大)も来ていたので、1着を取るなら出ていくしかないなと。富山から間が空いて、練習で追い込めたのが大きいですし、ここで(結果が)出て良かったです。

(決勝は)自力です。

山田雄大
2着/山田雄大(S2・埼玉117期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(23年5月宇都宮以来)
PH

できるだけ前に行けるところまで行こうと思っていました。9番(伊藤旭)をどかして位置を取れましたが、脚は一杯。捲りも合ってしまいましたが、行けるところまで踏みました。最近の中では、乗れている方ですね。G3決勝は2回目。単騎はA級やチャレンジでは1着多かったですが、S級はスピードが違うので。力を出し切りたいですね。

(決勝は)単騎で自力自在。

新山響平
3着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特3・二1・準3
G3優勝:4回(20年3月玉野)

スタートで失敗して、そのあとの対応が良くなかったですね。僕が前に踏んで、スピード的に合っていたので、いけないと思って引いて立て直そうと思いましたが、引くのも早かったし、変なレースをしてしまいました。外々を走りすぎたので、後ろにも申し訳ないですね。疲れはないです。

(決勝までに)修正して、自力で頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【豊橋競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松本貴治(S1・愛媛111期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/荒井崇博(S1・長崎82期)
4/山田雄大(S2・埼玉117期)
5/稲川翔(S1・大阪90期)
6/岡本総(S1・愛知105期)
7/香川雄介(S1・香川76期)
8/川口聖二(S1・岐阜103期)
9/町田太我(S1・広島117期)

注目の並び想定は
9町田-1松本-7香川
2新山-5稲川
8川口-6岡本
3荒井(単騎)
4山田(単騎)

決勝は、町田を先頭にして、番手に松本、3番手を香川が固める中四国3車ライン。
新山には稲川がマークする即席2車ライン。
川口は自力戦を選択で、番手に岡本が続く中部2車。
荒井と山田はそれぞれ単騎戦となり、決勝は細切れ戦となった。

今開催も積極策で勝ち上がってきた町田が、決勝も3車ラインのアドバンテージも生かして主導権取りに出る公算が高い。そうなれば、番手の松本に2回目のG3優勝の好機が訪れるか。準決勝1着のベテラン・香川も差し脚を伸ばしてくるか。
新山は準決勝で包囲網を敷かれる中、大外追い込んで辛くも3着で優出。追加参戦ではあるが、ここもスピードを繰り出して、2020年以来の記念優勝でS班の意地を見せつけるか。
地元中部両者は6番車・8番車と枠的には外寄りだが、地元地区の記念決勝で一矢を報いたいところ。
もちろんレース巧者の荒井も虎視眈々とV奪取を狙ってこよう。

佐藤慎太郎や深谷知広らが決勝進出を逃して、シリーズは波乱含みの展開に。
激戦を制するのは、果たして誰か……!?
大注目の決勝は明日(10月1日)、16時30分発走予定です。

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