TOP > 競輪 > 熊本記念in久留米G3(準決勝)レポート

競輪

2023/10/08

P-Navi編集部

熊本記念in久留米G3(準決勝)レポート

熊本記念in久留米G3(準決勝)レポート

2023年10月8日 久留米競輪
熊本競輪開設73周年記念「火の国杯争奪戦」in久留米(3日目)

※最終日第6レースの「競輪ルーキーシリーズ2023プラス」の前検日レポートはこちら

***************
【熊本記念in久留米(3日目)10R=S級準決勝】
開設73周年記念熊本競輪「火の国杯争奪戦」G310RS級準決勝

赤板で緒方将樹が新山響平を抑えて、九州ラインが主導権を握っていく。新山は中団4番手、松浦悠士は7番手で最終HSを追加。最終2コーナーから新山が捲りを放ち、逃げる九州勢をとらえて1着。2着に菅田壱道、3着に永澤剛が入り、北日本勢の上位独占が決まった。松浦は4着で、決勝進出には届かなかった。

新山響平
1着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:4回(20年3月玉野)

(赤板で)緒方(将樹)君がダッシュよくきたので、突っ張れませんでしたが、引いてから立て直そうと思ったところで中団が取れたので、そこで仕掛けるタイミングを見ていました。運がよかったですね。最終2コーナーの下で上手く前に出られました。仕掛けたポイントは悪くなかったと思います。ライン皆がそれぞれの役割を果たしたワンツースリーだと思うので、これからの競走に生きると思うし、明日の優勝の確率も高くなったと思います。

決勝は、自力。北日本の先頭。

菅田壱道
2着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:4回(22年7月福井)

スタート、熊本勢と北日本の勝負だと思っていました。なんとか前を取れてよかったです。(打鐘手前で)中団が取れたので、内だけ空けないようにしていました。新山(響平)君が冷静に捲ってくれましたね。余裕がありました。ラインを組んだ各々がしっかり仕事をした結果、ワンツースリーできたと思うので、明日も北日本で決めたいと思います。久留米は優勝を2回しているし、相性のいいバンクです。

決勝は、新山君の番手。

永澤剛
3着/永澤剛(S1・青森91期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(22年11月防府以来)

展開に恵まれました。(新山響平の仕掛けに)千切れる一歩手前でした。疲労は凄く溜まっていってます。明日も恵まれ一本で頑張ります。

決勝は、(菅田)壱道の後ろ。北日本の3番手。

10Rレース結果

***************
【熊本記念in久留米(3日目)11R=S級準決勝】
開設73周年記念熊本競輪「火の国杯争奪戦」G311RS級準決勝
打鐘前に和田真久留が先頭に立つと、伊藤颯馬が叩いて九州ラインが先手を奪う。8番手になった古性優作は最終HS前に仕掛けると、新田康仁のけん制も凌いで、前団に迫る。伊藤マークの松岡辰泰が番手捲りで抜け出すも、古性の仕掛けに乗った山田久徳が直線外伸びて1着。2着に松岡、3着に九州3番手の塚本大樹が入線。古性は4着で決勝進出はならず。

山田久徳
1着/山田久徳(S1・京都97期)
今回成績:一5・二2・準1
G3優勝:4回(22年10月松阪)

全て古性(優作)任せていました。少しキツい展開になりましたね。(古性優作が)あそこまで行ってくれているので、しっかり自分が届くところから踏みました。思ったより、伸びてよかったです。初日の脚の感触が絶望的だったので、ここまで来られたのは古性のおかげですね。最後まで踏み切れたのは、昨日より状態がよかったのかなと。

決勝は、単騎で自力自在です。なんとか一矢を報いたいです。

松岡辰泰
2着/松岡辰泰(S1・熊本117期)
今回成績:一1・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(22年10月久留米以来)

風雨のコンディション、(伊藤)颯馬のおかげです。本当に強かったです。最終HSで古性(優作)さんが来ていたので、出遅れる前にと思い(最終BSで)前に踏ませてもらいました。いっぱいでキツかったです。最終4コーナーで(古性さんが)来てなかったので、(塚本)大樹さんと決まったと思ったら、外から(山田久徳に)行かれました。昨日は、前に千切れたのですが、なんとか修正できたと思います。

決勝は、自力。熊本勢の先頭。熊本から優勝者を出したいです。

塚本大樹
3着/塚本大樹(S1・熊本96期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(23年4月久留米以来)

古性(優作)を後ろに置きたかったので、理想の並びでした。最終BS、少しキツかったのですが、誰も捲れていないので、(伊藤)颯馬のスピードがよかったと思います。最後は、松岡(辰泰)を抜きたかったですね。疲れは溜まっていないです。久留米は、相性がいいですね。

決勝は、中本(匠栄)さんのうしろ。

11Rレース結果

***************
【熊本記念in久留米(3日目)12R=S級準決勝】
開設73周年記念熊本競輪「火の国杯争奪戦」G312RS級準決勝
東矢圭吾が赤板から踏んで、熊本ラインが主導権を握っていく。4番手に付けた郡司浩平は、最終HS前から仕掛けると、東矢の番手の嘉永泰斗が捲りで抜け出していく。嘉永の後位にうまくスイッチした郡司は、ゴール前で差し切り1着。2着に嘉永、3着に熊本ライン3番手だった中本匠栄が入線した。

郡司浩平
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:19回(23年9月松阪)

打鐘で、(東矢圭吾が)一気に踏んでいった感じだったので、そこで車間が空いたのですが、落ち着いたところで仕掛けました。最終HSで嘉永(泰斗)の横に並べたらと思っていましたが。苦し紛れに中本(匠栄)さんのところに行きました。感覚は、今日が一番よく、軽かったですね。レースの道中も余裕が出てきました。状態は、上向きになっています。

決勝は、単騎で自力。目の前の一戦、優勝を目指して走ります。

嘉永泰斗
2着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:特落・二2・準2
G3優勝:2回(23年5月函館)

今日は、東矢(圭吾)のおかげですね。最終HSで後ろを見たら(郡司浩平さんが)来ていた。もう少し落ち着いて圭吾をファローできれば。反応は、よかったと思いますが、後半はフォームがグチャグチャでしたね。(初日落車)膝の痛みは、だいぶいい方向です。擦過傷の部分も、走っていれば問題ないです。渾身の力で頑張ります。

決勝は、松岡(辰泰)さんの後ろ。熊本勢から優勝を出して、いい形で締めくくれたらと思います。

中本匠栄
3着/中本匠栄(S1・熊本97期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:13回目(23年5月函館以来)

(スタートで)前が取れてよかったです。僕の意識が甘く、「まだ仕掛けてこないだろう」と思っていたところで(郡司浩平君が)来た。(嘉永)泰斗が上手く反応してくれたのに、申し訳なかったです。最悪の形になりましたが、泰斗だけは残さないといけないと思い、そこからは必死でした。今年、調子が悪かったなりに、ここに向けて状態と気持ちを上げてこられたと思います。

決勝は、嘉永(泰斗)の後ろ。熊本の3番手。頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

***************
【熊本記念in久留米G3(最終日)12R=S級決勝】

1/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/塚本大樹(S1・熊本96期)
5/山田久徳(S1・京都93期)
6/松岡辰泰(S1・熊本117期)
7/永澤剛(S1・青森91期)
8/中本匠栄(S1・熊本97期)
9/菅田壱道(S1・宮城91期)

注目の並び想定は
6松岡-1嘉永-8中本-塚本
3新山-9菅田-7永澤
2郡司(単騎)
5山田(単騎)

決勝の並びは、松岡辰泰の番手に嘉永泰斗、中本匠栄、塚本大樹が結束する熊本4車ライン。
新山響平には、菅田壱道と永澤剛が続く北日本3車。
郡司浩平と山田久徳は単騎の競走となった。

4車が結束した熊本勢が優位にレースを進めれば、ラインから優勝者が出る可能性は高い。しかし、今開催は先行だけでなく、捲りを出し、戦法の幅を広げている新山が、どう立ち回るかにも注目が集まりそう。
また、単騎でも位置取りが巧みな郡司や山田からも目が離せない。激戦になりそうな決勝に注目です。

***************
【久留米競輪の開催レポート・プレイバック】
23年6月久留米記念G3
優勝:成田和也
22年10月熊本記念in久留米G3
優勝:郡司浩平
22年6月久留米記念G3
優勝:北津留翼
21年10月熊本記念in久留米G3
優勝:嘉永泰斗
21年6月久留米競輪G3
優勝:吉田拓矢
20年10月熊本記念in久留米G3
優勝:郡司浩平
20年6月久留競輪G3
優勝:清水裕友
20年3月国際トラック競技支援競輪G3
優勝:菅田壱道
19年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中川誠一郎
19年6月久留競輪G3
優勝:平原康多
18年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中川誠一郎
18年6月久留競輪G3
優勝:浅井康太
17年10月熊本記念in久留米G3
優勝:古性優作
17年6月久留競輪G3
優勝:長島大介

ページの先頭へ

メニューを開く