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競輪

2023/11/04

P-Navi編集部

防府記念G3in玉野(準決勝)レポート

防府記念G3in玉野(準決勝)レポート

2023年11月4日 玉野競輪
防府競輪開設74周年記念「周防国府杯争奪戦」in玉野(3日目)

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【防府記念in玉野(3日目)10R=S級準決勝】
防府競輪開設74周年記念周防国府杯争奪戦G3in玉野10RS級準決勝
兼本将太が先手を奪い、4番手に野口裕史、7番手に犬伏湧也の態勢から、打鐘で犬伏が仕掛けていく。犬伏は逃げる九州ラインを最終2コーナーで捕えると、最後はマークの清水裕友との争いに。ゴール前で清水が差し切り1着。抜け出した中四国ラインを兼本マークの中本匠栄、野口マークの守澤太志が追い、中本が3着に入線した。

清水裕友
1着/清水裕友(S1・山口105期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:8回(22年11月防府)

僕は、犬伏(湧也)君に付いていくだけでした。周りの選手に警戒される中、力でねじ伏せてくれた。3連勝なので、脚はいいと思いますが、ラインに助けられている感じです。今日は、余裕もありました。

決勝は、取鳥(雄吾)君の後ろ。あと1勝、頑張るだけです。

犬伏湧也
2着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特4・二2・準2
G3優勝:1回(23年3月大垣)

自信を持って仕掛けましたし、周りを見ながら動けました。ゴール前、スピードが垂れた感じがあったのですが、(清水)裕友さんとワンツーが決まったので。ただ、西岡(拓朗)さんが出だしで離れていたので、中国地区で、もう1人決勝に上げたかった気持ちがあります。裕友さんの6連覇がかかっている中で連携し、自分の不甲斐ない競走で決勝にいけなかったら申し訳ないので、しっかり連れて行けてよかったです。この3日間の感触は普通ですね。

決勝は、自力です。精一杯、頑張るだけです。

中本匠栄
3着/中本匠栄(S1・熊本97期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:1回(23年10月熊本記念in久留米)

今日は、犬伏(湧也)の脚力が抜け過ぎているので、早めに(兼本)将太が仕掛ける形になってしまった。最後は、将太もキツそうだったので、前に踏ませてもらいました。体の状態は、問題ないと思います。

決勝は、位置を決めず。単騎。

10Rレース結果

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【防府記念in玉野(3日目)11R=S級準決勝】
防府競輪開設74周年記念周防国府杯争奪戦G3in玉野11RS級準決勝
上杉嘉槻が後続を警戒しながら、ペースを上げて先行態勢に入っていく。4番手に松浦悠士、7番手に新山響平で打鐘を通過。最終HSで新山が捲りを打つが、最終2コーナー前から上杉マークの高久保雄介が番手捲り。そのまま高久保は連携した村上博幸の差しを振り切って1着。2着に村上で京都ワンツー。3番手で内に松浦、外に新山と並走になるが、位置をキープした松浦が3着に入線した。

高久保雄介
1着/高久保雄介(S1・京都100期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(22年8月岸和田以来)

G3で3連勝の勝ち上がりは初めて。少し前まで調子が悪く、上がってきたなと思っての3連勝なので嬉しいです。体調を崩して4、5キロ痩せてしまった。それを戻してきたことが、よかったのかなと思います。(上杉嘉槻が)ずっとかかっていったので、付いていくのに脚力を使い「やばい」と思いましたが、力を振り絞って前に出ました。

決勝は、自力です。

村上博幸
2着/村上博幸(S1・京都86期)
今回成績:特6・二2・準2
G3優勝:8回(19年2月奈良)

9車の流れの中で戦う競輪だと、上杉(嘉槻)には点数的に厳しいところがあるかなと思いますが、いくだけだったら、後方に置かれた選手も凄くかかっていたというくらいの仕掛けができる。凄くしんどかったですね。今日は、ゴールで差せなかったのですが、直線であそこまで詰めよれたので、状態はいいのかなと思います。今回、メンバーのきつい中で、上杉と高久保(雄介)が頑張ってくれて、僕にチャンスができたと思います。

決勝は、高久保(雄介)の後ろ。

松浦悠士
3着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特9・二1・準3
G3優勝:19回(23年7月小松島)

最終HSで仕掛けたかったのですが、(上杉嘉槻の)かかりが凄くて余裕がなかったし、レース内容も納得がいっていない。後ろの2人に申し訳ないです。近畿のラインの強さが光りましたね。体の感触は、昨日よりも良くなかったです。残り1周で、かなり厳しい感覚がありました。

決勝は、清水(裕友)君の後ろ。中国四国の4番手。

11Rレース結果

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【防府記念in玉野(3日目)12R=S級準決勝】
防府競輪開設74周年記念周防国府杯争奪戦G3in玉野12RS級準決勝
取鳥雄吾が打鐘で荻原尚人を抑えて先頭に立ち、先行態勢に入っていく。その3番手に太田龍希が続き、古性優作は7番手から機をうかがう。逃げる取鳥に対して、古性は最終2コーナーから捲りを放つと、最終4コーナーでとらえて先頭奪取。古性が1着、古性マークの稲川翔が続いて大阪ワンツー。逃げた取鳥が3着に粘った。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二1・準1
G3優勝:8回(23年7月福井)

荻原(尚人)さんが前を取ったのが、ビックリしました。仕掛けどころでは、連日より丁寧にペダリングできたと思います。ゴール前も、しっかり踏み直せたのかなと。自分の調子以上にオッズが凄いことになっていたので、その期待に応えられるのか不安を感じながらのレースでした。なんとかラインで決められているので、ホッとしています。状態には不安がありますね。

決勝は、京都勢とは別です。自力自在です。

稲川翔
2着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特7・二2・準2
G3優勝:2回(18年1月松阪)

(古性優作に)付いていて安心感があったし、ゴールまで信頼していました。もっと迫れれば最高でしたが、抜けないですね。3日間、自転車の細かいところを調整しながら走っていますが、今シリーズで一番よかったパターンに戻そうかなと思います。

決勝は、古性(優作)君の後ろ。番手。

取鳥雄吾
3着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:14回目(23年7月名古屋以来)

初手から展開が想定と違ったので、打鐘から1周半きっちり仕掛けて、古性(優作)さんに行かれても、番手の久保田(泰弘)も決勝に乗せると思っていました。思い切りいけてよかったです。状態は、今日が一番軽かったですね。

決勝は、犬伏(湧也)君の番手。頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

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【防府記念G3in玉野(最終日)12R=S級決勝】
1/清水裕友(S1・山口105期)
2/稲川翔(S1・大阪90期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/高久保雄介(S1・京都100期)
5/犬伏湧也(S1・徳島119期)
6/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
7/古性優作(SS・大阪100期)
8/中本匠栄(S1・熊本97期)
9/村上博幸(S1・京都86期)

注目の並び想定は
5犬伏-6取鳥-1清水-3松浦
7古性-2稲川
4高久保-9村上
8中本(単騎)

決勝の並びは、犬伏湧也の番手に取鳥雄吾、清水裕友、松浦悠士が続く中国四国の4車ライン。
京都の2人とは別線となった古性優作の後ろには準決勝同様に稲川翔が付く大阪2車。
その京都、高久保雄介には、こちらも準決勝と同じく村上博幸がまわる2車ライン。
中本匠栄は、位置を決めずの単騎戦となった。

まずは、3連勝で勝ち上がり防府記念6連覇が掛かる清水に注目。中四国4車ラインの先頭を任された犬伏が、主導権を握るとラインで上位独占が叶いそう。しかし、今年G1を3回優勝し、どのような状況でも力を発揮してきた古性が、中四国勢に簡単に展開を譲るとは思えない。また、今シリーズ2人目の3連勝で勝ち上がってきた高久保も、破壊力のある自力は軽視禁物か。単騎の中本の動向も注視したい。激戦必至の一戦に注目です。

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【防府記念の過去レポート・プレイバック】
2022年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2021年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2020年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2019年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2018年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2017年11月防府記念G3
優勝:和田真久留

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