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2022/04/25

P-Navi編集部

いぃ那珂サイクルグルメツアー

いぃ那珂サイクルグルメツアー

自転車で茨城県那珂市の市内をめぐり、特産グルメを楽しむ「いぃ那珂サイクルグルメツアー」が3月19日に開催された。平坦の34kmほどをゆったりと走るサイクリングで、小学5年生から参加できる。参加費は大人2000円、中学生以下1000円とリーズナブルで、レンタサイクルの対応もあり、サポートライダー付き。参加しやすい条件が揃い、参加定員50名は早々に埋まったという。

当日は雨の予報もあったが、天気は好転して、スタート前には青空が顔をのぞかせるほどに。感染防止プロトコルに従い、参加者たちは手指の消毒などを行い、参加受付を済ませる。開会式が始まり、この日の休憩ポイントで提供されるグルメのラインナップが発表されると、参加費とは全く釣り合わない豪華な中身に、参加者のどよめきが漏れる。さらに、ゴール後には参加記念品も用意されているとか。何と豪華なんだ!


この日のルートマップが配られた。ハート型の那珂市の平坦コースを選んで走る

サイクリストでもある先﨑光市長は、那珂市のジャージで登場。参加者とともに走るという。


スタート前に挨拶をするウェア姿の先﨑光市長

この日は参加者を数名ずつのグループに分け、それぞれにサポートライダーが付き、安全を確保しながらグループごとに走る形式となっていた。サポートライダーは、市役所スタッフや、ラジオ局「茨城放送」の自転車部、近隣のサイクリストなどが務めるそうだ。筆者も市長と同じグループに入れてもらい、走らせていただく。


グループごとにブリーフィング。筆者は市長のグループで走らせてもらうことに

記念撮影をして、いざ、スタート! グループにはお子さんもいて、ゆったりペースで走るとのこと。田園風景の間を縫って走り出した。


参加者全員で記念撮影。みんなで丸のポーズ。今日は楽しむぞ!

桜が咲くにはまだ少し早く、春の気配が漂い始めたというところ。ふくらんだ桜のつぼみを見ながら、開花後の景観を想像しながら走っていく。


最初の休憩ポイントに到着!


太陽の光に輝く干し芋。ただモノではないオーラを放っていた

しばらく走り、9km地点で、清水洞の上公園に到着! 皆が楽しみにしてきた一つ目のエイドは、「芋助」さんの「干し芋」だった。平べったいものと、円柱状の個舗装された二種類の干し芋が全員に渡された。この地域は、水はけがよく、土壌がサツマイモの生育に適していることに加え、ミネラルを含んだ潮風と冬期の長い晴天が乾燥工程に向いているため、全国でも干し芋の生産量は日本一を誇るそうだ。干し芋に使われている品種は、甘みが強く、とてもやわらかい「べにはるか」。
わくわくしながら受け取った干し芋にはしっとりしたツヤがあり、重さもある。これまで見てきた、干し芋とは、風格が明らかに違う。
聞けば、太陽に当て、時間をかけてゆっくりと水分を蒸発させると、甘みが凝縮され、濃厚な干し芋になる。透き通るようなべっ甲色と、強い甘みを出すために、この「芋助」の干し芋は、今でも後半の乾燥は「天日干し」を貫いているのだとか。地元の皆さんに違いを聞くと、あくまで好みは個人の趣向によるけれど、丸タイプの方が平タイプよりお高いそうだ。どっちを食べるか悩んでいた来訪者組は、瞬時に丸タイプを食べる決断を下した。
頬張ると、ねっとりとした未知の食感。この食感と甘さは、もはやスイーツ! お値段は、400gで平干しが1280円、丸干しが1380円(時価)。十分価値がある、と話に花が咲いた。

ここから一部、来たルートを戻る。後発のグループとすれ違うことになり、言葉をかわし、手を振りながら行き交った。


所々で後から出発したグループとすれ違う

春の花に彩られた道を行き、2つ目の休憩ポイントである、那珂市立図書館に到着。テーブルには「ひまわりの丘」のシフォンケーキが並んでいた。平飼い鶏の新鮮な卵「ひまわりっこ」を使ったこだわりのケーキだという。ほおばると、ふんわり、しっとりしているけれど、キメが細かく、独特のコシがある。いったいどうやって作り上げるのかと驚いてしまうほどのクオリティー。むしろ生クリームなどを添えずに、このケーキのみを味わいたくなるシフォンケーキだった。店舗には他のフレーバーもあるらしく、強く興味をそそられた。


那珂市立図書館に到着


ふわふわのシフォンケーキが並べられていた

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