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競輪

2023/12/04

P-Navi編集部

伊東温泉競輪G3(準決勝)レポート

伊東温泉競輪G3(準決勝)レポート

2023年12月4日 伊東温泉競輪
開設73周年記念「椿賞争奪戦」G3(3日目)

※レインボーカップA級ファイナルの前検日レポートはこちら

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【伊東温泉競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
伊東温泉競輪開設73周年記念椿賞争奪戦G3ナイター3日目10RS級準決勝
菊池岳仁が林慶次郎をおさえて先頭に立つと、赤板で小松崎大地が仕掛けるが、菊池は主導権を譲らずに関東ラインが先行。中団は内に林、外に小松崎で並走の態勢になる。打鐘過ぎに小松崎は外並走から再度仕掛けるが、菊池マークの神山拓弥がブロック。後方から大外一気に原田研太朗が捲りで迫ると、原田と神山の間隙をぬって伊藤旭が抜け出し1着。直線伸びた林が2着で、道中で連携こそ崩れたものの、九州ラインのワンツー。3着は小松崎マークの渡部幸訓が入線した。

伊藤旭
1着/伊藤旭(S1・熊本117期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(23年7月名古屋以来)

(林)慶次郎さんのおかげで決勝に乗れた感じです。道中は、番手回りはバックを踏む回数が多くなって、脚にくる感じがありましたね。(記念で3連勝は)なかなか、こんなことはない。自力選手と展開に恵まれているのかなと思います。7月の名古屋記念決勝では、何もできなかったので、その反省を踏まえたいと思います。欲張らずに、しっかり見せ場と作りたいと思います。

決勝は、(林)慶次郎さんの番手。

林慶次郎
2着/林慶次郎(S2・福岡111期)
今回成績:一4・二2・準2
G3決勝:初

(伊藤)旭のおかげです。菊池(岳仁)のペースが上手かったですね。僕も、前を踏んだり、バック踏んだり、残り1周でキツかったです。33バンクに救われたところがありますね。今日は、何もできなかったのですが、決勝に乗れたことは素直に嬉しいです。旭とは、どこかリラックスして走れていますし、道中で脚を使った割には、残り半周で自転車が進んだので調子はいいと思います。

決勝は、自力。なんとかワンツー決めたいです。

渡部幸訓
3着/渡部幸訓(S1・福島89期)
今回成績:特7・二3・準3
G3優勝:1回(21年3月宇都宮)

今日は(小松崎)大地さんが本線のレースで警戒され、難しいレースになりましたね。最終BSでは、行けるところまで行こうと。今開催は、自分の思い描いた走りができていないのですが、その中で、凌げている感じがします。自転車や脚の感じは、さほど悪くないと思います。

決勝は、単騎です。

10Rレース結果

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【伊東温泉競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
伊東温泉競輪開設73周年記念椿賞争奪戦G3ナイター3日目11RS級準決勝
赤板前に大石剣士が山田久徳を抑えると、赤板から大川剛が一気にスパートして大石を叩き、大川-吉澤純平が先手を奪っていく。大川の先行で、大石が3番手、山田が6番手で最終HSを通過。最終2コーナーから大石が捲りを仕掛けるが、吉澤がけん制しつつ、最終BS過ぎでは番手から捲りで抜け出す。抜け出した吉澤が押し切り1着。大石は不発も、大石マークの佐々木龍が2着。直線で南修二も詰め寄るが、南関3番手の五十嵐力が3着に入線した。

吉澤純平
1着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:4回(22年6月取手)

大石(剣士)君が真後ろから勢いよく来て、一度のけん制では止まらなかったので、前に出て行きました。道中では、余裕があったので、もう少し大川(剛)君との車間を取れたかもしれませんし、レースの反省点はありますが、踏み出した感じは、進んでいたので、感触はいいと思います。

決勝は、自力です。

佐々木龍
2着/佐々木龍(S2・神奈川109期)
今回成績:一1・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(23年4月小田原以来)

スタートでいい位置が取れたので、すごくいい展開になったと思います。地元記念で勝たなければいけないところを、(大石)剣士はしっかり勝負をした。そのおかげで、僕の着があります。すごく流れがいい。脚の感じは、今日が一番、軽かったです。いろいろな人に感謝しながら、明日(決勝)も頑張りたいです。

決勝は、松井(宏佑)君の番手。気持ちを入れ直して、頑張ります。

五十嵐力
3着/五十嵐力(S2・神奈川87期)
今回成績:一3・二4・準3
G3優勝:3回(18年12月佐世保)

(最終3コーナー付近で)吉澤(純平)が踏み込んでからのスピードがすごくて、付いて行けなかったのですが、3着に入れて嬉しいです。3走して、脚は競走得点通りですが、展開がいいですね。前を抜けていませんが、付いていける脚はあるので、悪くないです。たぶん来年1年はA級なのですが、最後に決勝に乗れて嬉しいです。

決勝は、南関東の4番手。勝負して頑張ります。

11Rレース結果

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【伊東温泉競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
伊東温泉競輪開設73周年記念椿賞争奪戦G3ナイター3日目12RS級準決勝
赤板で松井宏佑が小林泰正を抑えると、後藤悠-坂本貴史が松井を打鐘で叩いて主導権を握っていく。松井は3番手に入って仕掛けの機を狙う。最終2コーナーで後藤の番手から阪本が番手捲りを打つと、追走する形から松井が最終3コーナーから抜け出して1着。直線で小林マークから武藤龍生も差し脚を伸ばすが、松井マークの和田健太郎が2着。

松井宏佑
1着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:2回(21年8月小田原)

嫌な並びでしたが、落ち着いて仕掛けました。後藤(悠)君がいいスピードでしたが、坂本(貴史)さんが仕掛けてから行こうと思っていました。今日も脚力を使ったし、ここまでの疲労が抜け切れていないので、しっかりケアをして明日(決勝)に挑みたいです。

決勝は、自力です。自分たちの展開に持ち込めるように、精一杯、頑張ります。

和田健太郎
2着/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績:特6・二2・準2
G3優勝:3回(21年12月佐世保)

やる気のある後藤(悠)君の3番手は、脚力を使ってでもと。しっかり(松井)宏佑が仕掛けてくれたし、力を出し切ってくれたので良かったです。それに、なんとか付いていけていると思います。状態は、まずまずですね。

決勝は、南関東でまとまりますが、五十嵐(力)さんが3番手を譲ってくれたこともあり、3番手を回らせていただきます。

武藤龍生
3着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:一3・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(23年7月名古屋以来)

厳しい状況でしたが、(最終BSは)行けるところまで行こうと思い、外を踏んで行きました。状態は、日ごとに上がっているし、自転車のセッティングを調整したら、より良くなったので、着実に良くなっていると思います。

決勝は、(吉澤)純平にお任せします。狙っていきたいです。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

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【伊東温泉競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松井宏佑(S1・神奈川113期)
2/渡部幸訓(S1・福島89期)
3/伊藤旭(S1・熊本117期)
4/吉澤純平(S1・茨城101期)
5/和田健太郎(S1・千葉87期)
6/五十嵐力(S2・神奈川87期)
7/武藤龍生(S1・埼玉98期)
8/林慶次郎(S2・福岡111期)
9/佐々木龍(S2・神奈川109期)

注目の並び想定は、
1松井-9佐々木-5和田-6五十嵐
8林-3伊藤
4吉澤-7武藤
2渡部(単騎)

決勝は、松井宏佑の番手に佐々木龍、和田健太郎、五十嵐力と、南関東でまとまった4車ライン。
二次予選、準決勝と同じく林慶次郎の後ろには、伊藤旭が付く九州2車。
吉澤純平には武藤龍生が付く関東の2人。
渡部幸訓は単騎の競走を選択した。

初日こそ振るわなかったものの、2日目以降は圧倒的な力を見せる松井が主導権を握るか。ラインの長さを活かして松井の押し切り、番手優位に差し脚を伸ばす佐々木や、3番手の和田ら、南関東勢が上位独占を狙ってこよう。
九州ラインは地元ラインの脅威で、とくに番手の伊藤は、3連勝で決勝進出と好調をアピールしている。
また、調子を戻してきた吉澤純平や、単騎の渡部は寬仁親王牌でも決勝に進んだように近況アグレッシブで、その動向は気になるところだ。
次戦、そして来年の戦いに向けて、ここで弾みを付けるのは、はたして誰か__。

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【伊東温泉競輪の直近レースレポート】
伊東温泉記念G3(2023年)優勝者:山口拳矢
伊東温泉記念G3(2022年)優勝者:野原雅也
伊東温泉記念G3(2021年)優勝者:新田祐大
共同通信社杯G2(2020年)優勝者:中本匠栄
競輪ルーキーシリーズF2(2020年)優勝者:山口拳矢
伊東温泉記念G3(2019年)優勝者:三谷竜生
国際自転車競技トラック支援G3(2019年)優勝者:グレーツァー
伊東温泉記念G3(2018年)優勝者:渡邉雄太
伊東温泉記念G3(2017年)優勝者:早坂秀悟

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