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2022/11/22

P-Navi編集部

飯塚オートG1(準決勝戦)レポート

飯塚オートG1(準決勝戦)レポート

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
飯塚オートG1開設記念レース準決勝戦第11レース
2・別府敬剛がフライング。2本目は3・内山高秀が0mハンデの1・篠崎実をとらえる好スタートを切る。6・加賀谷建明も好位置につけて1周回で篠崎をかわして2番手。8・鈴木圭一郎は序盤8番手からの展開となる。4周回1コーナーで加賀谷は内山を抜いて先頭に立つ。3番手に上がってきた7・松尾啓史は、5周回4コーナーで内山をかわして優出圏内へ。抜け出した加賀谷がリードを広げて1着。2着に松尾。鈴木は追い上げ及ばず、ゴール前で内山をかわすも3着で優出を逃した

加賀谷建明
1着/加賀谷建明(川口27期)
競走タイム3.379
競走車名:ビッグボス
ランク:S16
今節の成績:2着・1着・4着・1着
G1優勝回数:0回

脊髄と脳の腫瘍摘出手術を受けて、今回が3カ月ぶりの復帰戦だったが、いきなりのG1優出。たくさんの仲間から祝福を受けて、「嬉しいというよりも、信じられない気持ち」と心境を語る。スタートもフライングのあった1回目は「浮いてしまった」ものの、2回目は「落ち着いて切れた」と運も味方につけた。優勝戦に向けては「少しセッティングして、タイヤだけ考えます」。年末にはスーパースター王座決定戦のトライアルが控えているだけに、手応えはつかんでおきたいところ。G1初優勝がかかるが、「そこは無心で頑張ります」。

松尾啓史
2着/松尾啓史(山陽26期)
競走タイム3.383
競走車名:ラディカルV
ランク:S14
今節の成績:1着・2着・3着・2着
G1優勝回数:2回(18年浜松:スピード王決定戦)

今節はオール掲示板入りの安定感で、しっかりと優勝戦に駒を進めた。2回目のスタートで、序盤に好ポジションにつけられたのが大きかった。エンジンは「手前が少し足りないけど、いい音は出ている」ものの、SSも見据えて、さらにケース交換をおこなう。「セッティングがズレたか、跳ねないタイヤで跳ねがあった」ため、タイヤも同じものを確認しつつ他も探していく。この整備でどこまで上昇するか。試走から気配は要注目だ。

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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
飯塚オートG1開設記念レース準決勝戦第12レース
2・山田真弘がスタート先制し、2番手には隣枠の3・中村杏亮が続くが、8・青山周平も大外からスタートを決めて1周回で3番手につける。青山は2周回3コーナーで中村を抜くと、3周回1コーナーで山田もとらえて、早くも先頭に躍り出る。抜け出した青山の独走態勢となり、リードを大きく広げて1着。2番手は山田がキープしていたが、中村が5周回3コーナーでインに飛び込み2着に浮上。7・中村雅人が最終周回で山田をかわして3着に入線した。

青山周平
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.386
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:2着・1着・1着・1着
G1優勝回数:20回(22年浜松:プレミアムカップ)

初日こそ2着惜敗に終わったが、2日目からは人気に応える3連勝で、準決勝戦のラストもしっかりと締めた。「1着が取れているので、状態はいい」と評価する一方で、まだ思った動きではなく、「良いところの上積みもあるけど、また考えます」。優勝戦に向けて、天気を見ながら、さらに整備を進めていく。今年はG1を4回優勝、さらに先日は飯塚でSG日本選手権オートレースを制したばかり。再び飯塚で、その強さを見せつけるか。

中村杏亮
2着/中村杏亮(飯塚33期)
競走タイム3.405
競走車名:サボ
ランク:S46
今節の成績:5着・6着・1着・2着
G1優勝回数:0回

審議対象になったがセーフで確定のランプが灯ると、ホッと胸をなでおろした。前を行く山田真弘に苦戦を強いられたが、「自分が下手でした」とレースを振り返る。それでも、逆転に成功し、今年の8月に4連勝で勝ち上がったG1ダイヤモンドレース以来となる2回目のG1優出を再び地元で決めた。準決勝戦は「エンジンもタイヤも良かった」ため、優勝戦には「ヘッド回りの点検と微調整」。2018年にはG2若獅子杯を制覇。持ち味のスピードを発揮して、優勝戦は2枠から初のG1優勝を狙う。

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m 10mオープン戦
1/岩崎亮一(山陽25期)
2/中村杏亮(飯塚33期)
3/浦田信輔(飯塚23期)
4/加賀谷建明(川口27期)
5/鈴木宏和(浜松32期)
6/松尾啓史(山陽26期)
7/木村武之(浜松26期)
8/青山周平(伊勢崎31期)

準決勝戦で優勝候補の鈴木圭一郎、荒尾聡らが敗退する波乱含みのシリーズ。
各地区からファイナリストが出た優勝戦は、10mオープン戦となった。
今年G1を4回優勝、先日は当地でSG日本選手権を制した青山周平が中心となりそうだが、逆転を狙う面々も魅力たっぷり。ここまで無傷の連勝で勝ち進んできた鈴木宏和、復帰戦でG1優出の加賀谷建明、2回目のG1優出を決めた中村杏亮がG1初優勝を狙ってくる。もちろん、木村武之ら実力者の動向も要注目だろう。
気になる天気だが、今夜から小雨が降り出し、明日の午前中には止む予報が出ている。雨が残るのか、優勝戦の時間帯までに走路コンディションがどこまで変化していくのか。細心の注意が必要だ。

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【飯塚G1開設記念レースのプレイバック】
開設65周年(2021年12月)優勝者:岩見貴史
開設64周年(2021年1月)優勝者:高橋貢
開設63周年(2020年2月)優勝者:鈴木圭一郎

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