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2022/11/14

P-Navi編集部

Jプロツアー第13戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

Jプロツアー第13戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

JBCFロードシリーズ内の最高レベルのリーグであるJプロツアー。その第13戦「群馬CSCロードレース9月大会DAY1」が、群馬サイクルスポーツセンターで開催された。9月23日、24日に同会場でロードレースを連戦、さらに最終日の25日には、ヒルクライムレースが予定されており、群馬3連戦という形で構成された。

群馬サイクルスポーツセンターでの開催は4月以来。初戦のDAY1は、6kmサーキットを逆まわりで25周する150kmの設定だ。
雨が時折、強く降りつける厳しいコンディションの中、選手がスタートラインについた。個人総合首位の小林海(マトリックスパワータグ)は欠場し、U23首位の佐藤光(稲城FIETS クラスアクト)のみがリーダーとして先頭に並んだ。


雨の中、逆回りのサーキットに選手がスタート

スタート後、7周目までレースは落ち着かず、飛び出しをかけたアタックの掛け合いが続いた。


アタックと吸収を繰り返しながらレースが進んでいく


ネクストリーダージャージを獲得後、初レースとなる佐藤光(稲城FIETS クラスアクト)

ようやく抜け出した17名が集団を作り先行する。この中には、4日前の経済産業大臣旗ロードレース(南魚沼ロードレース)で優勝した入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)、U23リーダーの佐藤、ベテランの実力者フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)らが入っていた。


17名が集団を作り先行

後続のメイン集団はシマノレーシングが先頭に集まり、コントロールを試みたが、差を詰めることができない。レースの進行と共に差は広がり続けた。1分ほどだったタイム差が、じわじわと広がり、中盤には3分以上まで拡大してしまった。逃げ集団の人数も多く、逃げ切りの可能性が高まっていく。


シマノレーシングが集団に集結し、レースコントロールを試みる

11周目、メイン集団から中井唯晶(シマノレーシング)が単独で追走し、先頭集団に合流。その後は追走の動きも生まれず、集団を引き上げようというチームも現れず、ペースアップは難しくなった。タイム差が広がっていき、事実上、先頭集団の逃げ切りがほぼ確実になった。


レース終盤、先頭集団は10名まで絞られた


ゴール勝負に向け、集団の中の駆け引きが始まる

逃げ切りが見えてきた先頭集団の選手たちの間で、ゴールを見据えた動きが始まった。


マンセボが仕掛け、皆が必死で食らいつく

残り5周に入ると、先頭集団からのアタックが激しくなる。繰り返し選手が飛び出し、ペースが上がる。疲弊した選手は脱落していき、次第に人数が絞られていく。マンセボ、中井、入部らが代わる代わるアタックしたが、決定的な抜け出しは叶わなかった。


最終周回に入ると入部が渾身のアタック

最終周回に入った直後、入部が再度キレのあるアタックを繰り出し、10秒ほどの差をつけて独走した。このまま逃すわけにはいかないと、ゴールを狙えるメンバーが協調して入部を追う。
ラスト1km手前で、入部は集団に吸収され、スプリント勝負で勝敗が決められる流れになった。集団で追いついたメンバーと単独で先行し、力を使ってしまった入部とを比べれば、圧倒的に追いついたメンバーの方が有利である。入部は勝者の予想から外れ、誰もが追走のメンバー間での戦いを予想した。

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