TOP > 自転車ライフ > 北海道・北見実証実験ライドDay2

自転車ライフ

一覧へ戻る

自転車ライフ

2021/04/24

P-Navi編集部

北海道・北見実証実験ライドDay2

北海道・北見実証実験ライドDay2

両脇を田園風景に囲まれ、景観も良く、交通量の少ない農道がこのルートに並行して走る形になる。こちらを選び、「おんねゆ道の駅」を目指そう。開放感のある景観と、トラクターや農作業する方々が働く風景がまた絵になる。
道の駅に到着すると、ちょうど時計の長針が「12」を指し、ハト時計が動き始めるところだった。大急ぎで自転車を置き、時計の前に走る。


「ハト時計」から巨大な鳥が飛び出してきた!迫力にどよめきが起きる

このハト時計は、「時計塔」と呼んだ方がしっくりくる巨大さで、「世界最大級」のサイズだという。オルゴールに合わせ、音楽隊の人形が踊りと演奏を披露したのち、大きな鳥が出てきて「パッポー」と鳴く。この鳥が、人間の幼児程度は乗せられるレベルの大きさで、羽ばたくと、かわいいというより、迫力がある。一連の仕掛けがショーのように見応えがあり、人気があるのだ。


北見名物たまコロ!あまりのおいしさに購入したカップは一瞬で空になった

ここに、北見名物の玉ねぎをふんだんに使ったコロッケ「たまコロ」を提供する店舗がある。「たまコロ」は、じゃがいもを一切使わず、玉ねぎオンリーという産地ならではの贅沢な一品。
まずはプレーンを注文。おやつ菓子のように小ぶりなコロッケを頬張ると、サクサクの衣の中身は、ねっとりとした食感で、玉ねぎの甘味と旨味が口中に広がる。美味しい!!! 人気のカレー味にも挑戦したが、こちらはカレーの風味が加わることで、味が引き立てられ、また違う美味しさ。土産やお取り寄せで人気の「たまコロ」だが、北見に来たら、食べる価値は十分にあるだろう。

この道の駅には、コンパクトながら、見せ方を工夫し、人気のある「北の大地の水族館」が入り、キタキツネを間近に見られる「北きつね牧場」も隣接している。少し足を伸ばせば、隣の広場には無料の足湯も設置されている。白花豆のソフトクリームなどグルメも充実しており、時間を確保して楽しんでもよいだろう。


滞在組は「北の大地の水族館」へ。魚たちの見せ方に工夫が凝らされており、ファンも多い

この日は、この道の駅のバス停から北見駅行きのバスに乗って戻る予定。ここでゆったり過ごして待機する選択肢もあるが、まだ行きたいメンバーはもう少しだけバイクを走らせ、この先の丘に広がる絶景を楽しみ、日帰り温泉に立ち寄ることになった。


夕陽に照らされ、美しく輝く景観の中を走る


上り基調だけど、最後まで頑張ろう!

ここからは少しヒルクライム。道の駅の裏手を上っていく。田園風景を抜け、しばらく行くと視界が開けてくる。思わず歓声があがった。山々と田園風景と集落と__。傾き、色を変えたやわらかい陽の光に照らされた景観は、えも言われぬ美しさ。思わず見とれてしまう。


遠くから見ると、チーズハンバーグにしか見えなかった干し草ロール。近くで見ると……!?


日が暮れてきた。ゴールまであと少し(photo:Naoki YASUOKA)

気温は落ちてきてはいるが、チーズハンバーグに見えると道中話題になった干し草ロールに遭遇したり、広がる景観があまりに美しかったりと、時々バイクを止め、記念撮影を楽しみながら進む。頑張ってここまで来て良かった! 進行方向が変わったことで風の影響もなくなっており、美しい景色の中を走るのは、とても爽快だった。


ゴール!取材や調査のために帯同された皆さんと一緒にパチリ

「塩別つるつる温泉」に到着。ここでは「肌がつるつるになる」と、美肌の湯として人気のある温泉を、日帰りでも、宿泊でも楽しむことができる。ランチ利用も可能とあって、地元でも頻繁に足を運ぶ方も多いそうだ。ここでゴール後に汗を流し、さっぱりしてから戻るのも良いし、宿泊して、ゆったりお湯を楽しむのも良いだろう。日暮れになり、急激に気温が落ちてしまったこともあり、安全を優先させ、道の駅まで自転車で戻らず、ライドはここで終了させることになった(春〜秋であれば、まだ屋外は明るく暖かいため、バス停まで乗って戻り輪行は可能)。
塩別つるつる温泉で、休憩を取り、この日を振り返る。向かい風は厳しかったが、その分だけ食べものは美味しく感じられたし、結果オーライ! 道中は変更や再検索はあったが、ガイドなしに、つるつる温泉まで走りきれることができた。この土地ならではの味覚も味わえ、気持ち良く、楽しいライドとなった。

この地は、凍結や積雪で11月中旬以降のオンロードは中止となり、雪上ライドのシーズンへと移行する。このつるつる温泉付近でも、2月には雪上ライドや厳寒焼肉などの冬イベントが企画されていると聞く。

オンロードの楽しみが始まるのは、4月頃から。また、散策してみよう!

(※昨年冬のレポートです)

 

画像:サイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会、Naoki Yasuoka(Cyclowoired.jp)、編集部

123

ページの先頭へ

メニューを開く