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2021/05/07

P-Navi編集部

茨城県守谷市ランチライド

茨城県守谷市ランチライド

茨城県の守谷に、気になるデリカテッセンがあった。日本では唯一、ソーセージの本場ドイツのエアライン「ルフトハンザ」のファーストクラスの機内食にも使用されている、いわば、世界のトップからその質を認められており、店舗では食事も可能で、ランチに立ち寄るサイクリストも多いという。このソーセージに惹かれた仲間たちと、地元ライダーにコースを作っていただき、ランチライドを行うことになった。
到着したのは、つくばエクスプレスの守谷駅。秋葉原からは快速で32分。本数も多く、料金もリーズナブルで、このつくばエキスプレス沿いの駅は、県外からはアクセスしやすい。
ちなみに終点のつくば駅までいけば、筑波山へのヒルクライムや、ナショナルサイクルルートに認定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」にもアクセスできる。筆者は守谷駅から、地元メンバーが集まる「もりや学びの家」に向かい合流。この日は晴天に恵まれ、美しい景観が望めそうだ。
このエリアには利根川と鬼怒川が流れているのだが、双方の流れがYの字型になり、合流しているポイントがあるという。今まで、利根川と鬼怒川がひとつになっているなど、考えたこともなかった。さっそく、この合流ポイントを目指す。まずは鬼怒川を越える。赤い鉄橋が冬の景色に映えてより美しく見える。


鬼怒川を越える

ここから、路地に入り、川へ向かい進んで行くようだ。ひっそりとした佇まいの鳥居の横を抜け、川沿いの道へと入る。まさに探検気分!


木々や建物の間から光が漏れてくるひっそりとした道を探検のように抜けていく

鬼怒川沿いには、葉を落としてしまった木々はあれど、鮮やかな緑色の草に覆われており、春のような華やいだ景観が広がっていた。広がる眺めは雄大で、空が広い。車も来ず、まるで貸し切りのような開放感! 都心からこの距離で、これだけの環境を走れるのは魅力だ。ぼんやりと、前方に太陽の陽に輝く水が見えてきた。あれが合流地点か? ワクワクしていると、舗装道路が終わり、オフロードへ突入。今回は全員ロードバイクで来ており、自分のライディングテクニックにまったく自信のない筆者は、ガタガタする砂利道の上を走るのは、ヒヤヒヤだった。今にも転んでしまいそう。タイヤの太いクロスバイクだったら安心なのだが……。まごまごしていると「草の上の方が走りやすいですよ!」とアドバイスが飛んできた。なるほど! 砂利の少ないエリアを選びながら、バイクを進めていく。


見えた!前方に広がるのが鬼怒川と利根川の合流地点か

ふと顔を上げると、前方の川岸が「へ」の字型になり、その先に水辺が広がっている。港に着いたかのようなふしぎな景観! ここが合流地点だ。ちょうど、Yの字の股のところに突き当たったわけだが、この有名な川が、ここで一つになっているとは、非常に感慨深い。ちなみにこの一つになった川は、ここから利根川として流れていき、霞ヶ浦から流れ出る常陸利根川とも合流し、千葉県の銚子で海に流れ出ていく。バイクを押して、丘の上に登るなどして、それぞれの川を眺め、しばし、この秘密基地のようなスポットの時間を楽しんだのだった。


路面には農耕車の通行を知らせるオリジナルのピクトグラムも

帰路の砂利道は、復路で左側となる草の上を選んだら、しっかりと固まっており、難なく走ることができた。オフロードで走行位置を選ぶことを「ラインを選ぶ」と言うのをよく聞くが、この「ラインを選ぶ」重要性を体感できる一コマだった。


海までの距離を知らせる看板を発見

ふと「海まで97km」という看板に気が付いた。利根川はここから97kmも流れていくのか__。
川の壮大な旅に思いを馳せる。


川沿いの道をゆく


守谷のマンホールには市の鳥「小綬鶏(コジュケイ)」と市の花「ヤマユリ」が描かれていた

ここから市街地に復帰し、住宅街や緑豊かなエリアを抜けていく。道幅がさほど広くない道路でも、ドライバーが配慮してくれるので、ストレスなく走ることができた。さすが茨城県!

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