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2021/05/07

P-Navi編集部

茨城県守谷市ランチライド

茨城県守谷市ランチライド

さぁ、ランチスポットへ向かおう。田園風景や市街地を抜け、ここから数キロバイクを走らせると、ついにこの日の目的地「ハンス・ホールベック」が見えてきた。


地元でも大人気の「ハンス・ホールベック」。惣菜を買いに来る方々の行列が絶えない

店舗周辺には、何とも言えない良い香りが漂っており、ランチを待ちわびた皆の食欲をさらにそそる。奥の駐車場脇に自転車を並べて停め、いよいよ店内へ。
入り口のショーケースにはたくさんのハム、ソーセージ類やオードブルなどの惣菜が並んでいる。どれもおいしそうで、ワクワクは最高潮に。奥のレストランスペースへ誘導され、皆でメニューとにらめっこ。ランチは3種。王道のソーセージか、店舗名物のローストポークか、スペシャルメニューのドイツ風ハムステーキ「カスラー」か。それぞれがあまりに魅力的で、なかなか決められない一同。結局、メンバーそれぞれが別メニューを選び、オーダーした。筆者はやはりルフトハンザのファーストクラスで出されるというソーセージが気になり、ソーセージセットをセレクト。


まずは前菜から。一品一品が絶品で、時間をかけて食べたくなる

ほどなく、スープと前菜が運ばれてきた。ザワークラウトとともに盛られた一品一品の上質なこと! レバーペーストも、まったく臭みがなく、旨味がたっぷりだ。これはメインも相当期待できるに違いない。はやる心を抑えきれない一同。良い香りとともに、メインデッシュが運ばれてきた。歓声が沸き上がる。


メインディッシュが登場! ボイル、焼きソーセージと、輪切りにし、焼きつけた太ソーセージが盛り合わせされている

ソーセージセットには、調理された4種のソーセージが盛り合わされていた。口に入れ、噛み締めると、どれもジューシーで、濃厚な旨味とともに、さまざまな味がじんわりと広がってくる。味が、深い。まったく脂っこくなく、いくらでも食べられてしまいそうだ。色も、太さも、こんがりと焼き付けたり、ボイルしたりと調理法もさまざま。それぞれ味や風味、噛みごたえも違う。ひとことで「ソーセージ」と言っても、これだけ多様な種類があり得るのかと感動した。一つ一つを大切に味わいたくなる逸品だった。


3時間じっくり焼き込んだ国産豚「ローストポーク」は店舗の名物料理


この日のスペシャル「カスラー」はキノコソース添え。筑波もち豚の肩ロースをハムに仕上げたもの

会計に席を立つと、ショーケース前には購入のためにたくさんの人々が列を作っていた。地元の方々が夕飯のために、惣菜やソーセージを買いに来る、地元でも愛されている店舗らしい。よく見たら、惣菜の値段はかなりリーズナブル。あの前菜もテイクアウトで食べられる! たしかに、この店舗が近所にあったなら、この日のメンバーは全員、足しげく通うだろう。
おいしいランチにありつけた満足感に満たされながら、駐車場に向かう。ランチが行程の最後に組み込まれていた意味が、この時わかった。すっかり満たされてしまい、戦意(?)喪失。「もう帰ろう」モードになってしまう。この後、長距離を走るのは厳しそうだ。
一同、ゆったりとペダルを回し、車を停めていた「もりや学びの家」に向かう。満足感はあれど、やはりゴールが近づくと、どこかさみしい気持ちになるのはなぜだろう。


「もりや学びの里」に帰着。小学校の旧校舎を生かした社会教育施設で、世界から招いたアーティストの活動拠点にもなっている

5kmほど走って、「もりや学びの里」に到着。ここで解散だ。この施設はバーベキューなどの使用も可能(現在は新型コロナウィルス感染拡大の影響で利用は制限されている)ということもあり、あのソーセージを買ってきて、ここで焼いて食べる守谷ならではの「贅沢バーベキュー」も良いかもしれない。
この日の走行距離は35kmほど。ほぼ上りもなく、平坦コースであり、非常に走りやすかった。目標はランチだったわけだが、ただ目当てのレストランに向かうだけでなく、少し周遊すれば、こんなにも楽しめるのだ!
自転車は「密」を作らず行うことができ、有名観光地のような混み合う場所でなくても環境を十分楽しめるし、心身の健康にもプラスの効果が高い。新型コロナウィルスの感染拡大が続く厳しい状況であるが、健康維持や免疫力アップのためには身体運動は欠かせない。その時々の状況を見て、行政の指示に従いながら、サイクリングを楽しんでいかれたらと思う。

(このレポートは2020年初冬に走行した時のものです。自治体のガイドラインに従い、感染予防への最大限の配慮をして走行しております)
画像:編集部

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