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競輪

2023/10/21

P-Navi編集部

寛仁親王牌G1(準決勝)レポート

寛仁親王牌G1(準決勝)レポート

2023年10月21日 弥彦競輪
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントG1(3日目)

【ここまでの開催レポート】
前検日 初日 2日目

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【寛仁親王牌(3日目)10R=S級準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/山口拳矢(S1・岐阜117期)
4/小倉竜二(S1・徳島77期)
5/新山響平(SS・青森107期)
6/成田和也(S1・福島88期)
7/松本貴治(S1・愛媛111期)
8/岩本俊介(S1・千葉94期)
9/南修二(S1・大阪88期)

弥彦競輪第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント10RS級準決勝
新山が赤板で突っ張り、松本も仕掛けていくが、新山が主導権を譲らず先行態勢に入っていく。松本も粘るが最終2コーナーで後退。逃げる北日本ラインを、4番手キープの古性が最終3コーナーから捲り追い込んで1着。古性マークの南が2着で大阪ワンツー。新山マークの佐藤が3着に入線した。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:日1・ロ1・準1
G1優勝:5回(23年6月高松宮記念)
寛仁親王牌決勝:2年連続3回目
2023年賞金ランク:1位

初手で、理想通りの位置を取れたと思います。打鐘では、松本(貴治)が1車で来たので、引いてから巻き返すか、引いてる間に単騎勢に行かれるのも嫌だったので、難しい判断で、力を出し切ったとは言えないです。気温の変化によって、身体の気になる部分はなかったです。

決勝は、自力自在。

南修二
2着/南修二(S1・大阪88期)
今回成績:特5・二2・準2
G1優勝:0回
G1決勝:5回目(16年10月寛仁親王牌以来)
寛仁親王牌決勝:7年ぶり2回目
2023年賞金ランク:50位圏外

僕は、(古性優作の)追走に集中していました。外並走の時も、(古性)優作が絶対に仕掛けると思っていたので、連携を外さないようにと。最終2センターからは、しっかり踏み込んで、どこまで行けるかでした。3走した感じはいいと思います。一頃より戦える感じがしています。

決勝は、(古性)優作の番手。

佐藤慎太郎
3着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:日4・ロ3・準3
G1優勝:1回(03年11月全日本選抜)
寛仁親王牌決勝:5年ぶり5回目
2023年賞金ランク:4位

(新山響平は)いいペースでいっていたし、3コーナーで後ろを確認した時は、古性(優作)の仕掛けも見えなかったので、響平と決勝に乗れるかなと思ったのですが、古性と南(修二)が強かったですね。古性の判断の良さを感じました。調子は、いつも通り悪くない感じですね。

決勝は、(小松崎)大地の後ろ。番手。

10Rレース結果

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【寛仁親王牌(3日目)11R=S級準決勝】
1/眞杉匠(S1・栃木113期)
2/和田健太郎(S1・千葉87期)
3/守澤太志(SS・秋田96期)
4/諸橋愛(S1・新潟79期)
5/三谷竜生(S1・奈良101期)
6/渡邉一成(S1・福島88期)
7/山田久徳(S1・京都93期)
8/河端朋之(S1・岡山95期)
9/郡司浩平(SS・神奈川99期)

弥彦競輪第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント11RS級準決勝
赤板で郡司が渡邉をかわすと、眞杉が郡司を抑えて先頭に立ち、そのまま先行態勢に入っていく。打鐘で三谷が踏み上げ、郡司から3番手を奪取する。眞杉の先行で、最終HSから渡邉が捲りを打つと、最終BSで眞杉をとらえる。眞杉マークの諸橋は切り替えて、渡邉マークの守澤をさばき、抜け出しを図るも、直線で郡司マークの和田が鋭い差し脚で突き抜け1着。2着に諸橋。最終BS最後方から大外を捲り追い込んだ河端が3着に入線した。

和田健太郎
1着/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績:一1・二1・準1
G1優勝:0回
G1決勝:9回目(21年2月全日本選抜以来)
寛仁親王牌決勝:4年ぶり2回目
2023年賞金ランク:28位

僕の判断ミスで、一番後ろからの組み立てになったのですが、(郡司)浩平はいつもミスをカバーしてくれるので、流れの中でサポートできることをしようと思っていました。最終HSが勝負どころだったのかなと。いつも郡司には本当にお世話になっている。その浩平が行かない方へコースをとった結果が、今日のコースでした。出来は、悪くないと思うのですが、実感が湧かないですね。

決勝は、位置を決めずに戦います。ひとつでもいい着を目指して頑張ります。

諸橋愛
2着/諸橋愛(S1・新潟79期)
今回成績:一1・二2・準2
G1優勝:0回
G1決勝:16回目(22年6月高松宮記念杯以来)
寛仁親王牌決勝:2年ぶり3回目
2023年賞金ランク:50位圏外

最終BS、気が付いたら横に来ていたので、(渡邉一成を)止められなかったですね。踏み込んだ感じはよかったです。力が出せるの一つの要因は、地元の声援のおかげかなと思います。今年ここに照準を合わせてきたし、出場108人の中で、自分が一番準備してきたくらいの気持ちで挑んでいるので、結果がいい方に出るといいなと思います。

決勝は、犬伏(湧也)君の番手。

河端朋之
3着/河端朋之(S1・岡山95期)
今回成績:特5・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:初
2023年賞金ランク:50位圏外

細切れ戦で単騎だったので、決勝に上がれるイメージがなかったのですが、なんとか3着に届いてよかったです。今日は、どのラインより余裕を持ってのびのびと走れたし、足を溜められていたと思います。脚力不足で、昨日、今日と、もう1回走っても勝ち上がれないのではと思うところがありますが、勝ち上がれたからには頑張りたいと思います。踏んだ距離が短かったのですが、しっかりスピードは出せたと思います。

決勝は、単騎で自力。

11Rレース結果

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【寛仁親王牌(3日目)12R=S級準決勝】
1/犬伏湧也(S1・徳島119期)
2/平原康多(SS・埼玉87期)
3/寺崎浩平(S1・福井117期)
4/佐々木雄一(S1・福島83期)
5/松浦悠士(SS・広島98期)
6/雨谷一樹(S1・栃木96期)
7/渡部幸訓(S1・福島89期)
8/小松崎大地(S1・福島99期)
9/浅井康太(S1・三重90期)
弥彦競輪第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント12RS級準決勝
赤板で小松崎が寺崎を抑えてると、雨谷が打鐘でかわして先頭。打鐘後に犬伏がスパートし、最終HSで雨谷を叩いて中四国ラインが主導権を握る。中四国ラインを追った寺崎は最終2コーナーから仕掛けるが、犬伏も快ペースで逆転を許さない。犬伏と寺崎の勝負が続く中、7番手から捲り追い込んだ小松崎がゴール前に前団を飲み込んで1着。2着にマークの渡部で福島ワンツー。3着は犬伏が逃げ粘った。

小松崎大地
1着/小松崎大地(S1・福島99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・ロ9・準1
G1優勝:0回
G1決勝:7回目(22年10月寛仁親王牌以来)
寛仁親王牌決勝:2年連続4回目
2023年賞金ランク:50位圏外

予想通りの展開になったので、あとは持ち味を発揮するだけだと思っていました。全員が消耗戦だったので、気持ちの勝負だと思いました。最終BSでは、前の動きや表情も全て見えていたので「いける」と、思いました。この大会は相性がとても良いので、気持ち良く走れています。

決勝は、自力で戦います。

渡部幸訓
2着/渡部幸訓(S1・福島89期)
今回成績:一1・二3・準2
G1優勝:0回
G1決勝:初
※寛仁親王牌は初出場
2023年賞金ランク:50位圏外

自分は、赤板過ぎから前団がどうなっているか分からなかったので、(小松崎)大地さんの動き出しに離れないことに集中していました。大地さんのかかりは良かったのですが、前団がかなり遠くに見えたので、届くかどうか半信半疑で付いていました。最後は思い切ってハンドルを投げてみました。初のG1に決勝乗れたのは、ようやくここまで来られたと思うのと同時に、かなり嬉しいです。調子は、初日から引き続き良いと思います。

決勝は、福島の3番手。しっかり3番手の仕事をして、先輩方を盛り立てていきたいです。

犬伏湧也
3着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特6・二2・準3
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(23年8月オールスター以来)
寛仁親王牌決勝:初
※寛仁親王牌は初出場
2023年賞金ランク:11位

今日は、スタートけん制があっても前を取らないつもりでいました。打鐘で激しい動きになったので、そこで体力を消耗したところがあります。先頭に出切ってからは、後ろから来られないスピードど維持しながらゴールまで粘れる競走ができたらと思っていました。気温差が激しいと疲労の要因にもなるので、暖かくなって欲しいですね。最低限の着で決勝に上がれているので、プラスに捉えています。

決勝は、自力。

12Rレース結果

※G1優勝の( )は前回のG1優勝開催
※日=日本競輪選手会理事長杯、ロ=ローズカップを示す

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【寛仁親王牌G1(最終日)12R=S級決勝】
1/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
2/犬伏湧也(S1・徳島119期)
3/古性優作(SS・大阪100期)
4/諸橋愛(S1・新潟79期)
5/渡部幸訓(S1・福島89期)
6/河端朋之(S1・岡山95期)
7/南修二(S1・大阪88期)
8/小松崎大地(S1・福島99期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)

注目の並び想定は
8小松崎-1佐藤-5渡部
2犬伏-4諸橋
3古性-7南
6河端(単騎)
9和田(単騎)

決勝は、小松崎大地の後ろに佐藤慎太郎、渡部幸訓が付く福島3車ライン。
犬伏湧也には、諸橋愛が付く2車ライン。
古性優作の番手は準決勝同様に南修二が続く大阪の2車。
河端朋之と和田健太郎は単騎の競走となった。

レース展開を好判断で抜け出し、3連勝の古性が優位にレースを運びそう。そうなると今年3つ目のG1タイトル奪取が視野に入るか。今年のG1で3回目の優出を決めた犬伏も連日、力強いレースを見せており、賞金ランク11位につけていることもあり、大事な一戦となろう。その犬伏の仕掛けに託す地元の諸橋も意地を見せてくるか。
準決勝の捲りが冴えていたのは小松崎、その流れに乗る北日本勢の存在も要警戒だろう。また、もう1人、3連勝で決勝進出を果たした和田やG1初優出の河端も一発逆転を狙い、その動向から目が離せない。
G1優勝経験があるのは古性と佐藤の2人だけ。KEIRINグランプリ2023出場権争いも見逃せない、大一番にご注目ください。

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【過去の寛仁親王牌プレイバック】
2022年10月前橋
優勝:新田祐大
2021年10月弥彦
優勝:平原康多
2020年10月前橋
優勝:脇本雄太
2019年10月前橋
優勝:村上博幸
2018年10月前橋
優勝:脇本雄太
2017年10月前橋
優勝:渡邉一成

※優出チャリレンジャーインタビューは次ページへ

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