ツアー・オブ・ジャパン(第5ステージ)
グリーンジャージを着るヒルが所属するリュブリャナ・グスト・サンティック。ここがリーダーチームとしてコントロールするメイン集団は、この4名を容認。タイムギャップは3分ほどにキープされ、山岳賞が設定された3周目に突入。
山岳ジャージを着るザッカンティがそつなく先頭通過し、1級山岳1位通過の7ポイントを獲得。早くも山岳賞ジャージキープを手中に収めた。ここで飛びだしていたディマが3名に追いつき、集団は4名に。
5周目に差し掛かるとチーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKSジャーマニーが、グストに代わり先頭に立ち、ペースアップを開始。タイムギャップを縮めていく。2回目の山岳賞もザッカンティが先頭通過し、さらに7ポイントを獲得、最後まで赤いジャージを守りきる可能性が濃厚になってきた。
7周目、ついにタイムギャップが1分になる。ここでディフェンディングチャンピオンのガルシアと、昨年このステージを制したトマ・ルバを擁するキナンサイクリングチームが牽引を担い始め、強力にペースアップ。山岳ポイント後の下り区間で、一気に先頭4名を視界に捉えるところまで追い詰めた。
捕まりたくない逃げ集団からは、岡篤志が単独でアタック。メイン集団から、オールイス・アウラール(マトリックス・パワータグ)がアタックをかけたのを契機に、アタック合戦が始まった。岡に、アドリアン・ギロネット(インタープロサイクリングアカデミー)、ドリュー・モレ(トレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム)が合流、3名の集団となり、メイン集団から40秒のタイムギャップを得て、逃げ切りを図る。
これで決まりかと思いきや、岡が9周目にドロップし、最終周回にギロネットが脱落、最後までモレは粘ったが、とうとうTOJコーナーでメイン集団に捉えられ、レースは30名程度の集団によるスプリント勝負へ持ち込まれる展開となった。
ラスト1km、長い直線のストレートにトレインを組んだチーム・ブリッジレーンが突入、しかし先行はできず、複数のチームのトレインもなだれ込んだ。
前日優勝を飾ったスプリンターレイモンド・クレダーをかわし、この日トップでフィニッシュラインを越えたのはフェデリコ・ズルロ(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)。強力なスプリントで差し切った。ニコラス・ホワイト(チーム・ブリッジレーン)が3位となった。
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