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自転車競技

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2022/05/31

P-Navi編集部

1300名が走った!富士チャレンジ200

1300名が走った!富士チャレンジ200

【それぞれのチャレンジ】
参加者たちがサーキットを走り抜けていく。各カテゴリーの表彰台を目指すレーサーたちの集団は高速で周回を回っていくが、多くの参加者は完走や自分が設定した目標に向け、それぞれのペースで走る。チーム参加者はメンバー交代のタイミングでピットに戻ってく
るが、ソロの参加者も休憩や再スタートは自由。規定されているのは、エントリーした距離のみであり、各自のスタイルでチャレンジを楽しむことができる。


サーキットを走る参加者たち

最初にフィニッシュするのは、今年新設の50kmのカテゴリー。短距離決戦でスピードを上げて走り抜ける参加者もいれば、「まず50kmから」集団走行に挑戦する初心者もおり、意義のあるカテゴリーになった。優勝者は1時間10分04秒(平均時速42.62km/h)で走破した末岡正充さん(ぼっちれーしんぐ)となった。激戦となった100kmの部は、2時間21分51秒(平均時速 42.11km/h)で走破し、2位以下に大きな差をつけ、独走でゴールに飛び込んだ小林政徳さん(チーム光)が最速だった。


100kmの部を制した小林政徳さん(チーム光)

最長の200kmは雨と低温の影響もあり、大波乱の展開に。このカテゴリーを制したのは濱地勇樹さん(チームNCFD)。4時間54分24秒で200kmを走破した。激闘となったレースをどう決着するのかと見守る観客の前で、ラスト2周で飛び出し、独走を保ち、初優勝を飾った。


最後は独走でフィニッシュに飛び込んだ200kmソロの勝者濱地勇樹さん(チームNCFD)

【パラチノースタイム!】
大会の冠スポンサーとなったのは甘味料「パラチノース」。昔、「虫歯になりにくい甘味料」として知られていた記憶があるのだが、この糖は甘味も一般的な砂糖(精白糖)の半分で、小腸全体を使って、ゆっくりと吸収されるため、身体がエネルギーとして長く使うことができ、持久系のスポーツの補給に向いているそうだ。


バイクからこんなアピールも

この日は「パラチノースタイム」が設定され、パラチノースを使った糖質補給食品がふるまわれた。特設スポットにはスポーツ羊羹、エナジーバー、カステラ、パラチノースを水で溶いたドリンクなどが並ぶ。


パラチノース入り補給食を試せる「パラチノースタイム」が設定された

スポーツ用の糖質補給商品は速やかに吸収できる糖質を大量に含んでおり、非常に甘いことが特徴。「甘いものが苦手なひとは持久系の競技は難しい」と言われるほどだ。だが、筆者も味見してみたが、パラチノースの糖質補給食品は甘くなく、さっぱりとおいしくいただける。だが、エネルギー源となる糖質はしっかりと含まれているという。甘さ控えめのお菓子のようにパクパク食べられてしまうので、むしろ危険を感じる(笑)くらい食べやすい。


パラチノース入りカステラ、羊羹、エナジーバーなどが並ぶ。どれも控えめな甘さで食べやすい

参加者は次々レースを小休止し、このスポットを訪れて、ふるまいを味わっていった。「甘くなくておいしい!」「食べやすい」という声が聞こえてくる。この甘さでこの糖質量を摂れるのは、長時間の運動をする場合には、非常にありがたい。
パラチノースが徐々に血糖に入るため、事前に食べておいても、運動中のエネルギー切れを回避できるという。トップアスリートだけでなく、運動中に飲食しにくいビギナーの方などにも、救世主となるかもしれない。


パラチノースの活用法について高岡亮寛さん(RX)tom’s cyclingのTOMIさん・YOPIさんらが語るトークショーも

血糖値の急激な上昇を起こしにくい性質を生かし、糖尿病などの予防やヘルスケアに配慮したパラチノーススイーツも全国に増えているという。普段何気なく摂っている「糖」について考える貴重な機会になった。

※レース以外も楽しみが満載!次ページへ続く→

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