TOP > 自転車競技 > Jプロツアー第14戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

自転車競技

一覧へ戻る

自転車競技

2023/10/13

P-Navi編集部

Jプロツアー第14戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

Jプロツアー第14戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

群馬県の群馬サイクルスポーツセンター(CSC)を舞台にJBCFロードシリーズの最高峰リーグであるJプロツアーの第14戦「群馬CSCロードレース9月大会DAY1」が9月23日、開催された。
翌日の「DAY2」と連戦が予定されている。このサーキットを用いるのは、今年3回目。今回は、終盤に差し掛かり、個人総合成績の行方を左右するレースとして、非常に重要な位置付けのレースとなった。

今回はCSCの6kmサーキットを正周りで用い、20周する120kmの設定となった。正周りで使用する場合には、心臓破りの坂などの難所もあり、メリハリのあるプロフィールになる。


サーキットを正周りで用いると勾配がシャープになる。コース後半に上りが集中するのも特徴だ

個人総合上位勢としては、Jプロツアーの首位である中井唯晶(シマノレーシング)、次点の石原悠希(シマノレーシング)、3位の孫崎大樹(キナンレーシングチーム)、U23リーダー津田悠義(キナンレーシングチーム)、全員がエントリーしている。大会の優勝ポイントは400ポイント。中井から孫崎までの差は217ポイントであり、逆転の可能性は十分にある。

中井唯晶と津田悠義
赤のリーダージャージ姿の中井唯晶(シマノレーシング)と白のU23のリーダージャージ姿の津田悠義(キナンレーシングチーム)を先頭にスタート

最前列に中井とU23首位の津田悠義(キナンレーシングチーム)が並び、レースがスタートした。前戦の経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップで優勝したマトリックスパワータグは、欠場している。

群馬CSCロードレース9月大会DAY1の1周目
1周目は大集団のまま推移した

74名でスタートしたレースが動いたのは、2周目だった。河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が飛び出し、これをきっかけに3名が先行する。

織田聖と河野翔輝
織田聖(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)ら3名が先行

その後、後方集団から次々と選手が3名に合流、4周目までに13名の先頭集団が形成される形となった。その後、2名が遅れて11名となるものの、有力選手を多く含むこの集団は、後続集団との差を広げていった。

群馬CSCロードレース9月大会DAY1
集団は合流と脱落を経て11名に

この集団には、リーダージャージを着る中井とチームメイトの風間翔眞、寺田吉騎(以上、シマノレーシング)が含まれており、圧倒的にシマノレーシングにとっては有利な展開となった。3位で中井を追うスプリンターの孫崎もキナンから唯一食い込んでいる。さらには、タイムトライアルの昨年度のチャンピオンである地元の金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)、オープン参加で門田祐輔、織田聖(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)が含まれている。十分逃げきりの可能性がある、力のあるメンバーが揃った集団となった。

中井唯晶
先頭集団にはリーダーの中井も含まれていた

留目夕陽
メイン集団は、留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)らが牽引するが、なかなかペースアップが図れない

後続のメイン集団との差は、8周目には2分10秒まで広がったが、残されたチームが協力して1分50秒前後まで縮める。

牽引するシマノレーシングチーム
シマノレーシングが牽引し、差を詰めにかかった

だが、残されたチームの連携も深まらず、先頭集団とメイン集団との差はさらに縮まらない。終盤に入ると、その差はじわじわと開き、15周目で3分近くまで一気に拡大した。メイン集団には、この時点で牽引がペースを上げる余力もなく、逃げ切りが濃厚になった。

12

ページの先頭へ

メニューを開く