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2023/10/16

P-Navi編集部

Jプロツアー第15戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY2

Jプロツアー第15戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY2


木立の中を進む集団


アタックと、そのチェックが繰り返され、集団のままレースは推移した

7周目、金子の飛び出しに寺田吉騎(シマノレーシング)が反応し、合流。2名はメイン集団に20秒前後の差をつけて先行した。


金子と寺田吉騎(シマノレーシング)が先行


キナンレーシングチームが先頭に立ち、飛び出した2名を追う

しかし、残り2周となる9周目に入ったところで金子が遅れ、寺田1人が先行を続けたものの、キナンレーシングチームが中心となって引き上げ、ハイペースで前を追っていたメイン集団が吸収し、大集団の状態で最終周回に入った。


一人になった寺田に集団が迫る


スプリント勝負に持ち込み勝利を狙うチームブリヂストンサイクリングが集団をペースアップ

ゴール勝負に向け、駆け引きが始まった集団から風間翔眞(シマノレーシング)が飛び出し、残り2kmからの上りに集団に先行して突入した。風間を追い、リーダーの中井がキレよく飛び出し、風間を抜いて上りを駆け上がると、単独でトップに躍り出た。


先行し、心臓破りの坂を走る風間翔眞(シマノレーシング)


風間をかわし、中井が単独でフィニッシュに飛び込んだ

この中井のスピードに食らいつけるものはおらず、後続との差は一気に広がり、中井は独走のままホームストレートへ現れ、前日のDAY1に続きリーダージャージ姿で悠々と連勝を決めた。
アップダウンのあるコースながら、平均時速は43km超えのハイスピードレースとなり、同時に出走71名中、完走は約半数の37名のみというサバイバルレースとなった。
2連勝について、中井は笑顔で「まさかですよね」と喜びを語った。調子が良く、「参加選手の中では一番脚力があるのかなと感じていたので、キツい展開に持ち込めれば、ありなのかな」と考えていたと言う。思い通り、チームメイトが展開し、最後の上りで「一発、バコンと」仕掛けられたと語った。終始喜びがこぼれおちるような笑顔で語り「ウィニングランを楽しんだ」と締めくくった。


表彰台に立つ中井、2位の阿部源(アヴニールサイクリング山梨)、3位のトマ・ルバ(キナンレーシングチーム)


リーダーを守った中井と岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)。今季残すは2戦のみだ

自らの今シーズンの個人総合首位はこの日の勝利で300ポイントを積み増し、さらに強固なものとなった。2位の孫崎との差は637ポイント。残すは2戦のみとなり、この時点で、中井の今季の総合優勝の可能性が極めて高くなった。U23リーダーは岡本が守っている。

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【結果】
群馬CSCロードレース9月大会DAY2(60km)

1位/中井唯晶(シマノレーシング)1時間22分21秒
2位/阿部源(アヴニールサイクリング山梨)+10秒
3位/トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)+10秒
4位/加藤辰之介(イナーメ信濃山形)+11秒
5位/石原悠希(シマノレーシング)+11秒

【Jプロツアーリーダー】
中井唯晶(シマノレーシング)

【U23リーダー】
岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)

画像: JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)

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