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2021/04/15

P-Navi編集部

ハーフセンチュリーいばらき

ハーフセンチュリーいばらき

いばらきサイクリング協会主催の「ハーフセンチュリーいばらき2020」が11月1日に開催された。何かを競うのではなく、茨城県の那珂市、常陸大宮市に設定された特設コースを皆で楽しくサイクリングしようという大会だ。ハーフセンチュリーは100の半分ということで「50」を意味し、50マイルに当たる80kmがメインのコース長となる。今回は周遊サイクリングと題した30kmのショートコースも設定された。

晴天の下、気持ちよくコースを走る参加者

スタート・ゴールになったのは、那珂市の那珂総合公園。朝7時55分までに参加者は車検を済ませ、注意事項および安全を確認した上で8時半にスタートする。

先崎市長はウェア姿で挨拶に登場。このためにトレーニングを積んできたという

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那珂市の先崎(まっさき)光市長は、マイバイクとともに登場。開会式では参加者に挨拶すべく、サイクルウェア姿でマイクの前に立った。トークセッションでの中で、大会のためにロードバイクを用意し、毎週練習を積んできたという事実が判明。集まったサイクリストから、どよめきと拍手が沸き起こった。聞けば、今日まで「鬼コーチ」に特訓されてきたという。「目標は完走」と笑顔で控えめな意気込みを語ったが、この日設定されたのは「アップダウンしかない」というやや難度の高いコース。市長の趣味はスポーツと公表されており、自信があるようにも思えるが、どのような走りを見せてくれるのかと、図らずも参加者の注目を集めることになった。

那珂市、常陸大宮市をめぐる80kmのコース(いばらきサイクリング協会サイトより)

元気にスタート!

この日の80kmコースは全て一般道を使用しており、交通規制は行わない。コース中には、9カ所ほど登坂があり、斜度10%にも達する上りもあるそうだ。特に中盤から後半に厳しい上りが集中しているとのこと。序盤に飛ばしてしまうと、あとでそのツケが回ってくるという一番しんどいパターンのコースである。

開会式を終え、まずはスタートに80kmコースの参加者が集まった。参加者を数名ずつのグループに分け、数分おきに各グループが出発していく。地域で暮らす人々の生活や、同じ道路を使うドライバーにストレスをかけないよう、できるかぎり参加者が分散してコースを走る形になるようにという配慮から生まれたスタート方式だ。

先崎市長は先頭グループでスタート。筆者もこのグループで走らせていただくことになった。このグループには、ビギナーの誘導に慣れた方が付くのだろうと思っていたら、スタートと同時にトップスピードの走行が始まるではないか! ウォーミングアップもないまま、市長は無言で先導に付いていく。想像よりはるかに速い。

淡々とグループに付いていく市長

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