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2021/06/22

P-Navi編集部

花が彩る春の山梨ライド

花が彩る春の山梨ライド

春は新緑が芽吹き、花々が咲き誇る美しい時期。気温もほどよく、自転車で走るにはぴったりの季節だ。だが、今年も新型コロナウィルスの感染拡大状況が思わしくなく、密を作りにくい活動とはいえ、多くの自転車関連のイベントが中止や延期を決めている。山梨県にも「桜と桃のサイクリング」と名付けられた桜と桃の花の絶景を楽しめる人気のロングライドイベントがあるのだが、こちらもコロナ禍で2年連続の開催中止となった。とはいえ、花の開花時期は限られ「待ったなし」の状況。3月末に企画された桜の美しさを堪能しようという有志のグループライドに帯同させてもらうことになった。

今年の桜は開花が早く、まさに満開を迎えていた。イベントは「中央市農村公園」をスタート/ゴールとし、中央市と笛吹市に渡り「∞(無限大)」マークを描くルートを走るが、今回は富士山の眺めも堪能したいというメンバーもいたため、イベント走行ルートの笛吹市側の東半分を生かし、希望者は北のフルーツライン側にも足を伸ばし、走る予定だという。
参加メンバーの集合地点は「山梨県森林公園金川の森」。この公園にはサイクルステーションが設置され、幅広いラインナップのレンタサイクルで園内の自転車散策も楽しめる。今回の参加メンバーはそれぞれの自転車に乗ってここに集合。イベントとは逆回り、時計回りで、笛吹市側のルートを走る。


いよいよライドスタート!木々を抜けて行く

川沿いに木々を抜けて行くと、桜が満開ではないか。全員が自転車を降り、思い思いの角度から桜を撮ったり、記念撮影したり。スタート早々にライドはストップ。ここで、この日のライドはこんなペースで進むのだろうというイメージを全員が持ったように思う。春の景色が美しすぎて、止まって写真を撮らずにはいられないし、この景色を楽しむために来たのだから!


さっそく美しい桜の前で記念撮影。大輪の花が咲いていた


桜のトンネルを抜けて行く

ゆったり時間を過ごした後にライドスタート。桜のトンネルを抜けていく。今回の主役は桜。ここから、絶景が楽しめるスポットを目指すという。フルーツの生産が盛んなエリアなのだろう、随所に桃の果樹園が広がっている。桃の花は三分咲き程度だろうか。
花が咲き始め、ほんのりピンク色に染まり始めた桃畑と、その向こうにそびえ立つ残雪を被った南アルプスがなんともいえない気高い景観を醸し出すスポットを発見。先頭は一度通り過ぎたものの、Uターンし、このエリアへ。ガイドブックなどには載っていない魅力あるスポットを見つけ出し、楽しむのは、あたりをしっかり見回せて、小回りが利く自転車ならではの特権だ。


まもなく見頃を迎える控えめな桃の花と、美しい南アルプスの眺め


一同、各々が探し出した「ベストスポット」で記念撮影

それにしても、なんと美しい!  晴天に恵まれ、奇跡のような美しいコンビネーションに感動。あくまで収穫第一の桃畑であり、うまく画角に収めることはできなかったけれど、美しい空間を満喫したのだった。ここからは、地元のメンバーに案内してもらいつつ、桃畑の間を抜け、集落の中を走り、繰り返すアップダウンを越えていった。

桃畑の間を行く


集落の中を抜ける。細い道に冒険のようなわくわく感が高まる

最後は少しがんばる上り坂。見渡せば、道の左右には春の絶景が広がっているのだが、少々(いや、かなり)運動不足の身には、登坂がキツく、あまり楽しむ余裕が持てない。


なかなかの上り坂。ここを越えたら、きっと絶景が待っている!

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