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2023/07/11

P-Navi編集部

温泉ライダーin加賀温泉郷(1日目)立杉ヒルクライム

温泉ライダーin加賀温泉郷(1日目)立杉ヒルクライム

参加者は、ゴール後にふるまい会場に移動し、加賀の代表銘菓「娘娘万頭」やバナナなどを受け取り、しばし休憩。話に花を咲かせていた。

計測区間終了後は、ふるまい会場へ移動


ふるまいを受けて笑顔

ここからは、新緑の絶景の中を気持ちよくサイクリング。通常のヒルクライムでは「下山」として、来た道を戻る消化区間のような位置づけであるが、この大会では、景観にすぐれた別の道が割り当てられており、ライドとして楽しむことができる。発想の転換だ。レースを終えた解放感もあり、皆が笑顔で走行を楽しんでいた。


下山後、ふるまいや参加賞を受け取る


参加賞はエコバッグ。ヒルクライム、エンデューロでロゴの色が異なる。コンプリートしたくなる!?

「山中温泉総湯菊の湯」に戻った参加者は、また新たなふるまいを受ける。「栢野(かやの)大杉茶屋」の「草だんご」。地元の山で採れたよもぎを使い、加賀産の米粉で作られているそうだが、驚くほどやわらかい。ほおばると、よもぎの香りがふわりと口の中に強く漂う。聞けば、これも「作り立て」の醍醐味なのだそうだ。


「栢野大杉茶屋」の「草だんご」。取り寄せやお土産では味わえない作りたてのフレッシュな香りとやわらかさが楽しめる


山中温泉名物「いづみや」のコロッケ

もう一つのふるまいは、山中温泉の「いづみや」のコロッケ。サクサクした衣の中には、ほくほくのイモがつまっており、優しい甘さで、ぺろっと食べられてしまう。皆が一つずつ受け取り、まだ温かいコロッケを笑顔でほおばっていた。
レースイベントでは、しばらく回避されていた表彰式も完全復活し、開催された。各カテゴリーの優勝者に贈られるのは、ツール・ド・フランスの山岳賞ジャージにちなんだ、白地に赤ドットのハンテンである「ハンテン・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」だ。青空に、赤ドットのハンテンがよく映えていた。


各カテゴリー優勝者が「ハンテン・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」姿で記念撮影

終了後は解散となるが、希望者は自転車を預け、そのまま山中温泉を楽しむことも可能。付近は「アイスストリート」と名付けられ、菓子店や喫茶店に限らず、料亭や肉屋、酒屋に蒲鉾店など、ジャンルの多様な38店舗が、店舗の特性を生かしたアイスを販売しており、アイスめぐりを楽しむこともできる。


ゴール後はサイクルクロークに荷物を預け、お湯を楽しむことも可能。先着60名にタオル、アメニティの無料提供も


アイスストリートでアイスめぐりも楽しい。画像は温泉玉子ソフトクリーム

4年ぶりの「立杉ヒルクライム」は、過去の開催より、なおいっそう和やかな空気に包まれていたように思う。のどやかではあるが、タイムを競うレースならではのピリッとした要素と、サイクリングにはない独特の達成感や「挑戦」の感覚がありつつも、実際は乗っている時間の大半がファンライドであり、グルメライドレベルのふるまいも味わえる。
体重を削ぎ落としてタイムを狙うヒルクライマーが集うヒルクライムレースとは、一味も二味も違うヒルクライムレースであるが、一味も二味も楽しめるオンリーワンのイベントなのだ。

翌日は、大会のメインレースとも言えるエンデューロレースが開催される。Wエントリーをしている参加者も、翌日に向け加賀温泉入りした参加者も、それぞれのスタイルで、この土地を満喫しながら、レースに備えたことだろう。
レポートは、翌日のエンデューロに続く!

画像提供:ⓒツール・ド・ニッポン、編集部

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