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2021/08/20

P-Navi編集部

JCLロードレースツアー2021第5戦レポート

JCLロードレースツアー2021第5戦レポート

キナンの波状攻撃に対応してきた他チームのメンバーには、なおも残るキナンメンバー4名を振り切り、畑中を追う余力はない。


落ち着いた様子で独走を続ける畑中勇介(キナンサイクリングチーム)

畑中は安定したペースを刻み、独走を続けていく。


独走を続け、笑顔でフィニッシュラインを越えた畑中


2位の座は石原悠希(チーム右京 相模原)が勝ち取った

畑中は残り2周半を独走し、後続に1分半ものタイム差をつけてフィニッシュ。今季キナンに加入して以来、初めての優勝であり、2017年の全日本選手権の独走優勝を彷彿(ほうふつ)させる走りだった。
2位には石原が、3位に山本大喜が入り、キナンは表彰台の1~3位を占める結果になった。


キナンが表彰台を独占した


イエロー、ブルージャージは畑中の手に移った

このレースを経て、イエロージャージとブルージャージは、ともに畑中が獲得した。新人賞のホワイトジャージは宇賀隆貴(チーム右京 相模原)に移った。山岳賞のレッドジャージは山本元喜(キナンサイクリングチーム)が守っている。


今回も強さを見せたキナンサイクリングチーム。イエロージャージはチーム内で畑中に移動した

スランプが続き、久しぶりの優勝となった畑中は表彰台で喜びを語った。前戦で調子の良さを感じ、そのあとさらに調子が上がっていることを感じていたと言う。もともと勝利を託されていたわけではないが、コースに向いていることがわかり、自分で勝負するという理解で走っていたそうだ。最後は「後ろはチームメイトに任せ、フィニッシュまで自信を持って走った」と振り返る。勝利に際し「応援してもらい、いつも完璧な状態でスタートラインに立たせてもらっている」と、チームへの感謝を強く語った。

次節は9月に山口県で開催される山口ながとクリテリウム。広島、大分と好調を見せたキナンが首位を走り続けるのか、増田が復帰したブリッツェンが首位を取り返すのか、注目したい。

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【結果】JCLプロロードレースツアー2021
第5戦コーユーレンティアオートポリスロードレース 116.85km
1位/畑中勇介(キナンサイクリングチーム)2時間52分13秒 0
2位/石原悠希(チーム右京 相模原)+1分35秒140
3位/山本大喜(キナンサイクリングチーム )+1分36秒80
4位/谷順成(那須ブラーゼン)+1分37秒50
5位/山本元喜(キナンサイクリングチーム)+1分40″秒40
6位/増田成幸(宇都宮ブリッツェン )+1分41秒30

【イエロージャージ(個人ランキングトップ)】
畑中勇介(キナンサイクリングチーム)

【ブルージャージ(スプリント賞)】
畑中勇介(キナンサイクリングチーム)

【レッドジャージ(山岳賞)】
山本元喜(キナンサイクリングチーム)

【ホワイトジャージ(新人賞)】
宇賀隆貴 (チーム右京 相模原)

【コーユーレンティア敢闘賞】
宮崎泰史(スパークルおおいたレーシングチーム)

【地元賞】
やまとや弁当(10周目の周回賞)小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
河野電気(15周目の周回賞)増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
コスモレンタル(20周目の周回賞)畑中勇介(キナンサイクリングチーム)

画像提供:JCL ロードレースツアー(株式会社ジャパンサイクルリーグ)
三菱地所 JCL ロードレースツアー2021公式サイト

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【過去のレポートはこちらから】
JCLロードレースツアー2021第4戦
JCLロードレースツアー2021第3戦
JCLロードレースツアー2021第2戦
JCLロードレースツアー2021開幕戦

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